こんにちは!ひろさんかくです。
カルフォルニアに出張する往復の便での飛行時間合計は19時間。その間、何本の映画を見れるか、限界に挑戦することにした。幸い、今回は、出発前に現地での仕事の準備は片付けてあるから、フライト中に仕事は不要だ。睡眠時間を必要最小限に抑えられれば、前回記録の5本を更新できるチャンスもある!
往路では、1本目「翔んで埼玉」2本目「マスカレード・ホテル」3本目「The Kid(邦題未定)」と無事、映画3本立て鑑賞に成功した。
復路で注意したいのは、旅の疲れによる爆睡だが、今回は、滞在中、時差ボケに全くならず、体調も万全だ。残る問題は、飽きさせない、良い映画にどれだけ、たくさん出会えるかと言うことだけ。
前半戦の戦績は、正直、もう一つな状況だから、挽回したくて、他に面白い映画はないか同行した仲間から情報収集した。
同僚から「君膵」を上回る号泣必至の映画があるから見るように勧められる。その名も「君は月夜に光り輝く」だそうだ。行きの便では、不治の病ものと言うことで避けたが、復路で1本目として見ることにした。
「君は月夜に光り輝く」君膵の二匹目のドジョウ
「君膵」を見た時の衝撃(2017年10月某日記より)
「君の膵臓をたべたい」と言う小説が人気なのは知っていたが、「ハンニバル」みたいな内容だと気持ち悪いのでずっと避けていたが、研修で大学教授や仲間が、まずは映画をと言うので、NYに行く途中、機内で見た。
普段、映画では、わりと無感動の人間が、あまりに切ない話に、途中から涙が止まらず、鼻水まで吹き出してしまい、これはとてもみっともないことになってしまったぞと困っていた矢先、あろうことか、CAさんが食事のトレーを下げに来てしまった。
察してくれたのか、コーヒーのお代わりなど、何も聞かず黙って去って行ってくれたことに心から感謝する。
あらすじ
上記にて引用したような「君膵」以上の衝撃を得られるのか?!わくわくしながら見始める。
あらすじはシンプルだ。高校生の少年が、長く入院している女生徒に、クラスを代表してお見舞いに行く。気が合ったのか、お見舞いを繰り返すうちに、この余命少ないクラスメートの生きている間にやりたいことリストをひとつひとつ代行することになる。
段々、気持ちが抑えられなくなる2人。病状は悪化するばかり。好きな人を失う辛さを分かっている少女は、もう会わないようにするが、もう止まらない。以上。
下記は、もう少し詳しい背景。
実際には、少年の姉が、恋人を病で失ったショックで自殺した疑いがある。母親は、いつか、少年も同じことをするのではと心配している。
少年の親友の兄が姉の亡くなった恋人であり、この少女と同じ難病だった。
親友は、この少女の元カレだが、この少女が兄と同じ病になり、気持ち的に会えなくなった。
病気の少女の両親は、医療費を得るため、偽装離婚までして、彼女の不治の病の治療方法が見つかることを祈っている。
感想
この作品が始まると混乱が始まる。どうやら、高校生役の主人公の少年は「君膵」の少年と同じ俳優のようだ。少女と病院で出会うとこも同じ。その少女のやりたいリストを一緒に片付けることも。もちろん、悲しいお別れも。
映画が終わり、確認すると監督も同じ!
確かに「君膵」は名作だ。不治の病、余命わずかと言う不幸のどん底にいるのに、主演の女子高校生の明るくて、元気な姿に心が打たれる。相手役の少し冷めた少年の切ない気持ちも伝わってくる。
この映画も同じ設定なのだが、もう一つ感情移入できない。主演の女優さんが悪いわけではない。むしろ、良いくらいだ。映画に集中できない理由は、単なる二匹目のどじょうを狙っている映画だからかなと思う。
それでは「君膵」の前にこの映画を見たら、感動したか?それ程、しないかもしれない。なぜなら、病気があまりに奇妙だからではないか?
発光病
死期が近づくと身体が発光する病。若者にしか罹らず、成人にはなれない。実在はしない。
実在したら、恐怖でしかないが、映画的に少し都合が良すぎやしないか。
評価
映画の評価を出来るような人間ではないのは十分、理解しているが、忘れっぽいので、後々、どのような印象を持ったか目安として記載
[3/5] (5段階中の3)。ABCDEのC。「普通」の評価
今後の予定
初っ端から、やってしまった。100分程度の短い映画だから、まだ、ショックは少ないが、どうする?起死回生の大作を見るべきか?!
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