ただの娯楽映画「理想の男になる方法」

こんにちは!

無理して映画を見ようとするとろくなことがない。最近、アマゾンプライム・ビデオで映画を見ていたので、Netflixで探してみる。97分と短い。軽いラブコメ。私の好きなタイムトラベルものと言う理由で見ることにしたのが「理想の男になる方法」(When We First Met)だ。

面白いかと言うと、微妙。暇つぶしになるかと言うと、Yes。感動するかと言うと、しない。楽しいかと言うと、人による。また見るかと言うと、見ない。飛行機の中で、どうしても見る映画がない時に見るような映画と言う感想だ。

ただの娯楽映画「理想の男になる方法」

概要

原題「When We First Met」、2018年配信開始のNetflix映画。主演はアダム・ディヴァン。

あらすじ

タイムトラベルものなので、あらすじを詳しく書かない方がよさそうだ。初めて見る人が、万が一、この記事を読んでしまうと、退屈気味な映画が、より退屈になるからだ。

ざっくり何が起こるかを書いてみる。主人公のノアはジャズバーでピアノを弾いている。自由を求め、ビジネススクールをドロップアウトしている。3年前に出会ったが進展しなかった女性の婚約発表パーティーに参加する。

彼女(エイヴリー)が忘れられなくて、泥酔し迷惑をかけるノア。エイヴリーの友人キャリーに送ってもらう。その途中で、自分が働くジャズバーに立ち寄る。3年前に彼女とレトロなプリクラマシンで写真を撮ったことを思い出し、一人、写真を撮るノア。

次の日、起きてみると、3年前、彼女と出会う日に戻っていた。そこで、ノアが取る行動は!?そう、前回の失敗を踏まえ、彼女と付き合うことにチャレンジする。

感想

プリクラマシンで写真を撮ると過去に戻れるのが安易に感じる。感動タイムトラベル映画の「タイム・アバウト」みたいに、長年、タイムトラベルが出来る血筋なのだとか、切ないタイムループものの「明日への地図を探して」のように、心の底からその時点に留まりたいと願うとか、嘘くさくても良いから、何故、過去に戻れるか、説明があるとよいのに。

主人公のノアがちゃらんぽらんな感じで、とにかく彼女の心を射止められれば良いと行動する。そこには努力というよりは、くり返し過去に戻ることで、思い通りにするだけ。おそらく、現実の世界でもタイムマシンがあったら、私も同じような行動をするだろうから、彼を責めているのではない。

この映画のメッセージは、コメディながら、最愛の2人は最愛の2人。どんなにタイムマシンなどで妨害を受けても惹かれ合うことは避けられない。途中、ノアの友人マックスの発言にもある「過去は過去。失敗の経験も踏まえて、新しい出会い、一瞬一瞬を大切にしていくべき」なのだろう。

最後に主人公の彼も、自分が彼女の最愛の人ではないことに気がつく、そして、別の女性が最愛の人の可能性があり、再びタイムマシンで戻る。

一度、タイムマシンに頼ってしまえば、たとえ、うまく最愛の人に出会えても、何か失敗したら、また、タイムマシンに頼るだろう。一度、カンニングの味を覚えたら、止められなくなるのと似ているのかもしれない。

アダム・ディヴァンはコメディを演じられる俳優だ。私が好きなジャック・ブラックの後継者になるかと思いながら見たが、今ひとつ、違う。この映画の役柄の影響もあるのかもしれないが、憎たらしい顔つきが、時々出るのが気になってしまう。

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