とっておきの自己紹介とは?!

こんにちは!

昔から自己紹介が苦手だ。人前で話すのが苦手だからでもある。どうして、外国人はあんなに幸せそうな自己紹介が出来るのだろう?

今週、あるプロジェクトで、米国の某企業の経営陣との顔合わせに参加した。サンフランシスコの瀟洒な一軒家(高そう!)から参加しているアメリカ人の自己紹介がその典型だ。

時差で現地は夜なので「今、妻と娘は2階でネットフリックスを見ている。私は1階からこのオンライミーティングに参加している。足元には我が家の愛犬◯◯が寝ている。会議の途中で起きて絡んできた時には、ごめんなさいね(笑)」

パーフェクト!と思う。満面の笑みと淀みない自己紹介。聞いているだけで幸せいっぱいな家族団らんのイメージが浮かんでくる。他の参加者も似たような感じの自己紹介が続く。

ふと思う。幸せ感満載の自己紹介は本当にOKなのか?例えば、最近、離婚したり、ずっとシングルだったり、もしくは、あまりプライベートを赤裸々に語れない人もいるはず。

金持ちが住むエリアの綺麗な一軒家から、家族と大きな犬と住んでいることを、成功者として満面の笑みで伝える(自慢する)。もちろん、幸せの絶頂なので、彼に悪気はない。

肩身が狭い思いをする人に配慮はいらないのか? 少なくとも、私は、狭くてみすぼらしい部屋を隠すため、ひそかに背景ぼやし機能をオンにした。

急に思い出した!2年前、マーケッティングのプロであるアメリカ人に会った。冒頭の自己紹介が凄かった。この人は本当に自分大好き人間のようで、仕事のプレゼン資料の前半が彼の自己紹介のためのスライドだった。

スーパー・カーに乗る彼、バイクに跨がる彼、エレキギターを構える彼、まるでグラビアアイドルのような写真集が続く。当時、もちろん、圧倒されながら、ご家族は?などの質問は危険な予感がしたので控えた。

1年前、同じく、高そうな一軒家から自己紹介してもらった女性幹部は独身だった。高台にある家から、サンフランシスコ・ベイが見えると、彼女の家の紹介(自慢)。その後、めいが、学校の関係で下宿していることを満面の笑みで伝える。

ぶっちゃけ、これだけ稼いでいても、独り身だから、寂しそうなところを、めいのエピソードで盛り上げる。

昨日、冒頭の会社と別のテーマで打合わせ。初めましての人もいるので、例の彼の自己紹介がまた始まる。なんと!冒頭の2階でネットフリックスから、犬が足元で寝ているところまで、先日の自己紹介と一字一句同じだった!もちろん、満面の笑みも忘れない。

何か分かったような気がする。彼は、いつも、同じ自己紹介を繰り返しているに違いない。彼にとっての「とっておきの自己紹介」をあの笑顔で毎回、一字一句違わず繰り返しているだけなのだろう。

もしかして、奥さんが実家に帰っていたり、犬は散歩に出ていても、きっと、同じ自己紹介をするに違いない。もしかすると、独り身で、家族や犬は彼の幻想なんてことはないだろうけど。

ポイントは、聞いている参加者が和めるような、温かくて幸せそうな自己紹介をすればよいのだ。内容など、どうでも良いのかもしれない。彼以外の参加者の自己紹介は、まったく記憶がない。そう言うものなのだ。

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