こんにちは!
一昨日の記事「病的な「思い込み」は防ぎようがあるのか?」で、「思い込み」って英語で何と言う?と疑問に思った。自分では見つからないので、早速、英語の先生に聞いてみた。
少し長い話になるけれどと前置きし、一昨日の記事で書いた私の冴えない思い込みの出来事を紹介する。この「思い込み」を英語で表現する適切な動詞が見つからない。ある?と聞いてみる。「無いかも」とのこと。もう少し、分かりやすい事例を、念の為、紹介した。
「今日は休日と”思い込み”、何もしないで一日を過ごす。途中、会社から連絡があり、休みを一日間違えていたことに気がつく。その連絡が来るまでは、自分が誤解していたことに対し、完全に信じ込み、疑ってすらいなかった」このような状態、言い換えると「間違っているのに、自分で信じたことを、疑うことなく、硬く信じてしまうこと」を表す動詞とは?
やはり「ない」らしい。英語では、この手の状況を説明する時は、一連の出来事を語ることが多いからかもしれないとのこと。先生から、でも、これって私のパートナーでも頻発するからよく分かるとのこと。
例えば、その彼のクレジットカードが見当たらなくなる。「このテーブルに置いたはずだ!どこかに仕舞ってくれたのか!?」と問いただされる。「そもそも、ここに置いてないと思う。いつ、置いた?」と聞いても、短期記憶力が弱いのか、彼は覚えていない。
「本当に、ここに置いた記憶あるの?」と追い打ちをかける。「ここに置いたんだ!」と主張するが、明らかに自信はない様子。なぜなら、そこに置いたことを示す動作や行為を何も覚えていないから。
「このように、正しくないのに、信じて疑わず、騒ぎ立てる行為を示す英語の動詞よね?」と聞かれる。正しい。ただ、その彼の事例を聞いていて、まるで自分のことを言われているかのように恥ずかしくなる。その彼、私と、まったく同じ人種のようだ。これって、男性だから?なんて思う。
その先生は「短期記憶」の能力が高く、結構、ひとつひとつの行為を覚えていることが多いそうだ。さすが元弁護士。それでも、こうしたはず!と思い込んだ時は、その行為の断片でも良いから記憶の片隅にあるかを探るそうだ。そこで、ひとつも関係する記憶が見つからなければ、それは事実ではないと思うことにしているそうだ。
そう聞いて、つくづく思う。私は、ゴルフで「1番ホールの第3打、あれは痛かったです」みたいな会話が出来ない。ミスを引きずらないと言うメリットはあるが、回ったばかりの直前のホールですら、見事に覚えていないことが多い。
将棋などでも、対局後、振り返りみたいな形で、一手目から、それぞれ、その手の意図とかを対戦相手と語り合うらしい。そもそも、そのようなことが普通の人間でも可能なのか想像不能だが、私にそのような能力はない。
そんな話を先生に言ってみると、一つ一つのプレーを記憶するトレーニングをしたことがないから、出来ないのでは?とのこと。
たしかにそうかもしれない。ただ、訓練しても出来るような気はあまりしない。「短期記憶力が弱い」と言うのは、ネットでも大量に情報が出てくる。主に寝不足なども大きく影響するそうだ。この「短期記憶力」の件は、後日、触れる。
その先生、普段は、スペイン語と英語の間でも、該当しない言葉があり、友達の精神科医(だったかな)とも議論することがあるそうだ。その友人に「思い込み」を表す英語がないか聞いてみるとのこと。やけに燃えていた。
私としては、もはや、「思い込み」より「短期記憶力」の方が喫緊の課題のような気がしてきている。
こう書いている今日も、実家に行き、帰りの電車で「定期入れ」を実家に忘れたと思い込む。実家に「テレビの前に置いてあるはず、ない?」と電話でわーわー騒ぐ。もちろん、ない。なぜか、その定期入れは、カバンの普段使わない内ポケの下の方に沈殿していた。
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