映画「スパイナル・タップ」を見て

こんにちは!ひろさんかくです。

1960年代にデビューしたイギリス出身の人気ロックバンドが、1982年にニューアルバムと共に、全米ーツアーを敢行。そのツアーを密着取材するドキュメンタリー「風」映画「スパイナル・タップ」(スパイナル・タップはバンド名)を見た。いつもの通り、あまり事前に下調べせず見る。

「モキュメンタリー」であることだけは知っていたが、そもそもモキュメンタリーとは何なのか?

さらに、この映画冒頭で、ロブ・ライナー扮するこのドキュメンタリーの監督(役)が、このフィルムは「ロキュメンタリー」であると奇妙な言葉を言い出す。非常に痛快なロック(パロディ)映画、コメディ映画。

映画「スパイナル・タップ」について

  • 1984年公開。アメリカ映画・ロブ・ライナー監督(「スタンド・バイ・ミー」等)。82分。インタビューなど劇中の会話の大部分は3人の主要俳優(バンドメンバー)とドキュメンタリー監督役ロブ・ライナーのアドリブ
  • モキュメンタリーとは、架空の人物や団体、事件や出来事に基いて作られるドキュメンタリー風の表現手法、ジャンル
  • ロキュメンタリーは、ロック+ドキュメンタリーの混成語。この映画で初めて使われ、その後、多くの有名バンドのライブ密着映画などや、MTVでもシリーズ化
  • ギタリストのマーティン・フリードマンのコメント(要約):この映画はアメリカのロック界のバイブル的存在。ロッカーでこの映画を知らない人はいない。ロックミュージシャンの「あるある」がつまっている
  • デビュー当時はビートルズ風サウンド、60年代後半はフラワームーブメントに乗っかり、サイケデリックでヒッピー風な出で立ち。この映画の現代(1982年)では、ロックン・ロールバンドと言うよりヘヴィ・メタルバンドに進化
  • ドラマーの連続怪死などメンバー交代多数、デイビッドとナイジェルと言う親友2人がこのバンドの中心的存在。徐々に、ロックバンドにありがちなメンバー間のいざこざ等トラブルやハプニングが続く

映画「スパイナル・タップ」の感想

以下、ネタバレ?含みます。

アルバムジャケットが過激だったりしてレコード会社ともめたり、手違いで冴えない場所で演奏させられたり、演奏する曲も実在の曲のパロディぽかったりいろいろ面白い。

バンドメンバーの曲やライブステージに関するロックンローラーとしての妙なこだわりも誇張されており、痛々しい感じがじわじわ笑える。

一番すごいと思ったのは、見ながら来るぞ来るぞと思っていた通り、ビートルズ解散の遠因同様、バンドメンバーのガールフレンドがバンド活動に参加し始めて、もめるあたり。この映画に聖域はないなと感じた。

晩年、バンドがいざこざでガタガタになる中、日本で曲が売れているからと再集結して、日本ツアーに行くシーン。これだから、日本に有名ベテランバンドがたくさんやってくるのかと妙に納得。日本でならまだ大スター気分を味わえるから。

とても短い映画だけど、ロック史におけるトラブル、ハプニングのパロディがたっぷりつまっていて飽きさせない映画。

もう一度見るか?

パロディと言いながら、このバンド、その後、実際に音楽活動もしていたらしく、パロディーのモキュメンタリーなのか、ガチなドキュメンタリーなのか、いまや訳がわからない。

ボブ・ディランのバックバンドだったカナダ出身のザ・バンドの解散コンサートのまじめなロキュメンタリー「ラスト・ワルツ」(マーチン・スコセッシ監督)が大好きなので、もっと、いろいろなバンドのロキュメンタリーを見てみたい。

この映画は、いろいろなパロディがつまっているので、繰り返し見れば、もっと発見があると思う。マジメなロキュメンタリーに飽きたら、またぜひ見てみたい。

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