ドンデン返しの定番「ユージュアル・サスペクツ(The Usual Suspects」1995年映画

こんにちは!ひろさんかくです。

基本は、1回目ですごく楽しめたり、泣けたり、感動できる映画が好み。難解すぎて、何回も何回も見返さないといけない映画は、得意ではない。それでも、ストーリー展開のテンポも求められているから、多くの映画では、一度だけより、複数回見た方が新たな発見もあり、面白いのも事実。

最近、その手の噛めば噛むほど味が出るスルメイカ映画を見る回数が増えている。「ユージュアル・サスペクツ」もまさにスルメイカ。2回、もしくは、3回くらい見ても、新たな疑問や謎が出てくる推理サスペンスものだ。

普段は、奇妙な邦題を好まないが、この作品に関しては「ユージュアル・サスペクツ」に加えて、副題のようなものがあった方が良いような気がする。例えば「ユージュアル・サスペクツ〜伝説のギャングを追え」とか。思い切って、「カイザー・ソゼ」にしてしまった方がインパクトがあるような気がする。

ドンデン返しの定番「ユージュアル・サスペクツ(The Usual Suspects」1995年映画

概要

1995年アメリカ。106分。監督は「X-Men」シリーズのブライアン・シンガー。少し前、話題になった「ボヘミアン・ラプソディ」でも監督だったが、途中、降板騒ぎなどのトラブルがあった様子。

アカデミー賞で脚本賞とケビン・スペイシーが助演男優賞を受賞。ケビンは助演なのかな。

あらすじ

古い映画とは言え、ネタバレすると台無しなので、大雑把に記す。

舞台はニューヨークとロスアンジェルス。車のハイジャック事件の容疑者の面通しで、異例のユージュアル・サスペクツ(常連容疑者)5名が集められる。

その中でも一目置かれる元警官の犯罪者キートンは、今は足を洗っている。憧れのキートン(ガブリエル・バーン)と一緒にひとヤマ当てたい、強盗コンビが、次の案件にしつこく誘う。断っていたが、その5人で強盗事件を引き起こしたことから、とんでもない大事件に巻き込まれていく。

次の事件へ進む中、伝説のギャングの代理人による脅迫で、逃げられなくなる5人。絶体絶命のような危険な麻薬売買現場での大金強奪を余儀なくされる。

唯一、無傷で生き残ったヴァーバル・キーン(ケビン・スペイシー)が、警察での取り調べで語ったのが、今までの一連の事件。

この事件には伝説のギャングであるカイザー・ソゼが絡んでいると見た警察は、誰がカイザーかを推理する。

感想

感想なので、ネタバレ寸前も含む

映画全体が、キーンによる回想シーンになる。所々、現在進行形の警察の捜査シーンも入るが、この回想と捜査の中から、この物語は伝説の怪人が誰かを推理する映画と分かる。冒頭や途中でもカイザーらしき人物の姿が出てくる。冒頭はリアルなカイザーで、回想は回想上のカイザー。

キートン役のガブリエル・バーンが、渋くて格好良く、一連の事件に何か重大な役割を持っているように期待してしまう。ケビン演じるキーンは小物風の詐欺師を装い続ける。

警察が、最後の事件のもう1人の生き残り、重症で瀕死の生存者から、見事なカイザー・ソゼの似顔絵を入手するが時すでに遅し。

キーンの回想は、どこまでが本当で、どこまでが嘘か疑いだすと、頭が痺れる。いろいろ散りばめられたヒントを探しながら、映画を見たい人にはオススメ。定番の推理ものだ。

鈍い私は、一回目を日本語字幕、2回目を禁断の日本語吹き替えで見る。字幕は直訳、吹替は意訳が多いので、映画の理解には吹替は役に立つ。最初から、英語だけで理解できれば良いのだけど。。。

カイザー・ソゼ

この手の伝説のギャングは、タランティーノものでも出てくるような気がする。ものすごく冷酷で、情け容赦なく、誰も姿を見たことがない。皆、名前を聞いただけで恐れて、びびってしまう。この映画では、そのカイザー・ソゼが、誰かを推理することになるが、本当に、伝説のような人物かどうかは分からない。

今後の予定

途中、書いた通り、噛めば噛むほど味が出るスルメイカ映画としては、もう一度見たいが、しばらく、時間を置いて見るのも良いと思っている。

映画視聴ラッシュの勢いを止めずに突っ走る!

the usual suspect

 

 

 

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