正義感に圧倒『殺人はそこにいる』

こんにちは!ひろさんかく です。

小説をたくさん読んでいると、テレビの見過ぎのように罪悪感を感じる時がある。ビジネスや自己啓発本などを読んでいると、勉強している気になるが、次第に、読んで楽しい本が読みたくなる。そこで、時々、読むのがノンフィクションだ。結局は、勉強せず遊んでいるのだが。

ということで、ノンフィクションを読んだ。今回は「読んで楽しい」という期待は、見事に裏切られた。著者による、真犯人がきちんと裁かれるべきという正義感、その実現に向けた努力、熱量、情熱が文章からひしひし伝わってくる。読んでいる途中で、とてもやめられない。ぐいぐい読者を引っ張っていく。

何が彼をここまで突き動かすのか?殺された幼い子供達の無念を晴らしたい想いは分かるが、ジャーナリストとして、どうしてここまでやれるのか?国家権力に対する絶望感、正義はないのか?!

答えは後半に書かれている。文庫本には、充実した後書きがあり、事件のその後も分かる。

『殺人犯はそこにいる』

この事件については、私は記憶がなかった。筆者も出演しテレビ番組として、冤罪や真犯人の報道がされていたと言うが、見た記憶がない。

本当に、このような国家権力による隠蔽があったのか、まるで小説の世界の出来事のように感じるが、現実なので、より恐ろしさを感じる。

権力の前では、ターゲットになったら逃げきれるのか?

不思議なことに、この本の後、検察がストーリーを作り冤罪を引き起こす映画「検察側の罪人」を見た。犯人を仕立て上げるために、推理と言う名の仮説は必要で、それを裏付けるための証拠を探していく。証拠に多少、無理があっても、ストーリーが成り立つなら、その他の邪魔な証拠や仮説は排除する。

この著者は、他のストーカー殺人事件でも真犯人を特定し、事件解決に貢献している。その事件は、後に、警察の対応に批判が出たので、よく覚えている。

この著者は、おそらく、普通の警察官にない能力や、犯人に対する執着心が強いから、事件解決能力が高いのではと思う。

0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください