こんにちは!ひろさんかくです。
この有名なクラシック映画、今さらだけど、初めてじっくり通しで見た。完璧なチームワークが学べる素晴らしい映画であると、競争戦略専門の楠木建教授(一橋大学)の記事を読み、興味を持っていた。
NetflixやAmazon Primeでは見つからず、ひさびさにDVDレンタル屋へ行くが、年末年始はレンタル中で借りられず。やっと借りられたと喜んで再生したら、3時間近い大作と分かり、集中力が持つのかビビりながら見る。
いつも長い映画は、時間の無駄になるのが怖くて、余程のことがない限り見ないが、この映画は、長編であることすら気付かせなかった。
映画「大脱走」について
- 1963年の米国映画、ジョン・スタージェス監督、主演スティーブ・マックウィーン他豪華キャスト、172分
- 大戦中の1943年ドイツ占領下のポーランドにある捕虜収容所からの大脱走劇、実話
- 実話では、イギリス軍中心にオーストラリア等の捕虜兵。映画ではアメリカ兵が目立つ
- 脱走を繰り返す問題児ばかりを難攻不落の収容所に押し込んだが、むしろ一致団結して脱走計画が練られる
- 250人の脱走の目標に対し、実際は76人、うち50人が捕まり 、ヒットラーの命令でゲシュタポに処刑、たった3名が帰国に成功、残りは収容所に連れ戻された。この3名は実話も同じ
- 明るく軽快な「大脱走のテーマ」
映画「大脱走」感想
この映画を絶賛する話は、あちこちに溢れているから、同じことを繰り返しても、つまらないので、なんだろう?と違和感を感じたことを書く。
- 大脱走のテーマ:なぜ、こんなに脳天気なのか!?戦争映画だよね?と思うが、戦争の悲惨さ伝えるのではなく、大いなるチャレンジ、ナイス・トライを伝えるのが目的だから、コミカルでよいのだね
- ドイツ兵:アメリカ製作の映画では、どうしてドイツ兵は間抜けに見えることが多いのか?!なんとなくスター・ウォーズの敵の白い兵隊(ストームルーパー)にも見える。敵対国だったからしょうがないのかな。知り合いのドイツ人に聞いた話では、彼らはアメリカ人を軽蔑しているから、ドイツ映画のアメリカ兵を見てみたい。ひょっとすると、戦場で半ズボンにポロシャツで、ハンバーガーを食べているかも
- そもそも脱走:収容された捕虜たちは、なぜ、最初から脱走する気満々なのか?殺されるから危険ではないか!?捕虜は脱走して、ドイツ軍を内側から撹乱することも、兵隊としてのミッションと分かり、妙に納得
- 仲間、思いやり:なぜ、皆、優しい?死ぬか生きるかの世界で、怖気づいた仲間や目が見えなくなった仲間を、一緒に連れて脱走するとか、実話なのかな?でも、長い間、苦しい捕虜生活を共にした仲間を置いてはいけないと思う。たとえ失敗するリスクが高くなっても。ここが泣かせるポイントなのだと思う。心から逃げ切れと思ってしまう
- チームワーク:実際、脱走できるとなったら、我先にと統制が効かなくなって、もっと混乱しないのか?兵隊だから、この映画の通り、強いリーダー(隊長)がいて、ゴール(脱走)と、そのための作戦も役割も明確な1個中隊みたいなものだから、当たり前なのかな。仕事ではどうかな
以上のように、非常に冷めた目で見ながらも、面白くて、あっという間の3時間だった(本当です)。
フジテレビ系列のゴールデン洋画劇場(1971/4/2〜1981/3/27)の常連映画。長編故に、前篇・後編を2週に分けて放送されていたらしい(日本語吹き替え)。その年代に、テレビ版を見て、強烈な印象が残っているファンが多いようだ。私は見た記憶がない。残念。
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