こんにちは!
楽しめなかった映画の感想をブログに書くのはつらい。映画の専門家でもないので、あまり映画について批評はしたくない。批評できるほど知識も経験もないから。
一方で、素人目線で、いち観客としての感想を書くとしても、つまらないとか、見る価値なしとか、暗い気分の内容は避けたい。
正直、世の中で絶賛されている作品なのに楽しめてないと、かなり痛い人になるので、こっそりネットでの評判は確認する。気が弱い?ので、ブログ記事を書く前に。
実際、泣けると評判の作品で、全く泣けなかったことがあった。その後、この映画を見て何も感じないような人とは付き合いたくないと言うコメントをSNSで見つけた。
そんな心が狭い人とはこちらからも願い下げだと思いながらも、自分の鈍感さには心配が増すばかりだ。
もし、私が感激する作品を見たら絶賛するし、見ることをお勧めする。それでも、その映画を楽しめるか楽しめないかは、個人次第だと思っている。自分の映画へのセンスにも自信がないからだ。
長い前置きはこの後の伏線だ。
ほぼ毎日、映画を見ているような映画評論家が絶賛していたので、迷わず見てみたのが発端だ。
キネマの神様
原作は原田マハ。コロナ拡大の初期、志村けんさんが亡くなり、主役がジュリーこと沢田研二に変わったり、自粛で撮影も中断を余儀なくされていた映画が、この夏、公開された。
監督は89歳のあの山田洋次監督。松竹映画100周年記念作品だそうだ。
あらすじ
原作からは、かなり変わっているそうだ。原作は読んでいないので、いつもの通り、記憶に残っているストーリーラインを書く。
おじいさんのゴンはお酒大好きのギャンブル中毒で闇金からも借金して、家族に迷惑を掛けている。
妻も娘も今度こそはと厳しい態度に出るが、ゴンは隠していた持病の悪化で倒れてしまう。
かつて、ゴンは映画制作に携わっていたが、性格の弱さから成功できなかった。その頃、知り合い結婚したのが、今の奥さん。
若い頃は、当時の人気女優とも仲が良かった。
当時、映画化できなかった脚本を、ゴンの孫の支援もあり、手直しして応募したところ大きな賞を頂く。授賞式で、長年の家族への負担や迷惑を代読してもらい詫びるゴン。いよいよ、具合が悪くなるゴンが向かうのは映画館だ。
感想
感想を書くのが難しい。フェアではないけど、コロナがなくて、当初の予定通りのキャストや脚本だったらどうだったんだろう?
原作は分からないが、映画を見る限り、こんなおじいさんが家にいたらどうなんだろう?
ギャンブル中毒には、厳しい対応をと劇中でも専門家は言う。実際には、そんなことができない家族。
ゴンが幸せだったら、長年、苦労した奥さんも幸せと言う結論にはモヤモヤしながら家に帰る。それでも、授賞式のシーンではウルっとしてしまう。
この映画の見せ場は、ゴンが若い頃の回想シーン。当時の人気女優役の北川景子が当時の人気女優にしか見えない。
原田マハさんの原作を読んでみたい
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