『神様がくれた指』佐藤多佳子著は長いけど一気読み

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こんにちは!ひろさんかくです。

今年、28冊目の読了記事。本を読むペースが想像以上に遅い気がする。ただ、ブログをやってなかったら、記事を書くプレッシャーもなく、もっと読んでなかったかもしれない。

ちなみに、映画は、今年、これまで33本。読書も映画も、ざっくり月5冊か5本のペースだから、月平均で見ると、わりと忙しいサラリーマンのおじさんとしては健闘している方かもしれない。

ひそかに、月1枚新しいアルバムを聴くと言う目標も掲げているが、いまだ、音楽カテゴリーにまともな記事がないのは残念無念。

なぜ、このような振り返りをしたかと言うと、今回読んだ『神様がくれた指』佐藤多佳子著が、今年一番、夢中になって読ん小説だからだ。

『神様がくれた指』佐藤多佳子著は長いけど一気読み

概要・あらすじ

スリによる懲役刑から出所した主人公が、若者のスリグループの犯罪に巻き込まれ、怪我をしたことから、彼らの行方を探す。性別不詳の占い師が、ひょんなことから、このスリの主人公と同居するようになる。

別の事件もあり、主人公は古くからのスリ仲間とも協力し、このスリグループの中心人物を特定する。この占い師が、気になる女子高校生に出会う。徐々に心を開いていく女子高校生。偶然ながら、彼女はその若者のスリグループの一員だったことから、主人公のスリ師が少女と出くわし、話が大きく動き始める。

感想

641ページもの長編だが、途中から、本を閉じることができなくなり、一気に読み切ることになる。そうさせるのは何か?

主人公のスリ師と、実質、もうひとりの主人公である占い師の視点で、ストーリーの切り替え早く、物語が展開していく前半。大きく変わるのは、主人公が高校生に出会ってから。ここからは、ストーリーの切り替えはなく、最後まで、ひとつの事件が臨場感タップリで続いていくことから、この事件の結末を知りたくて、読むのを止められなくなる。

読者目線として、1)主人公のスリ師が更生するのか、2)スリの幼馴染とはどうなるのか、3)この占い師はギャンブル依存症から抜けられるのか、4)この裏の有りそうで可哀想な女子高校生は救われるのか、5)若者スリグループの中心人物はどうなるのか、6)主人公の知り合いのスリ仲間はどうなるのか。これら6つの結末が気になる。

不思議と、これらの疑問6つの多くは、エピローグでもはっきりしない。この小説の世界にハマっているので、なんとなく、続編を期待してしまうような終わり方でもある。

読者としては、この後、どうなったのか、思いを巡らせることができるのも楽しみではある。

こんなに面白ければ、当然、映画化かドラマ化はされていないのか、ざっと、調べるが映像化はされてないようだ。なぜだ?スリという職業が駄目なのか?ルパン3世などは、盗人だが、映画も実写もあるが。。長いからか。

わからないが、勝手に配役まで考え始めてしまう。瑛太がスリ役、占い師は武田真治はどうだろうか。最近、筋トレマニアだから、華奢な占い師役は無理か。幼馴染役は、門脇麦。敵のスリグループのリーダーは小栗旬、うっ!ルパン繋がりか。

年齢設定が無茶苦茶なので、一旦、このキャスティングは忘れることにする。

感想の続編

私の疑問を勝手に私が答えることにする。

1)主人公のスリ師が更生するのか?手を怪我でもしない限り、足は洗わない

2)スリの幼馴染とはどうなるのか?スリ師である限り、主人公は結婚しない

3)この占い師はギャンブル依存症から抜けられるのか?弁護士試験に合格するが、占い師はやめられない。不思議とギャンブルはやめる。

4)この裏の有りそうで可哀想な女子高校生は救われるのか?今回、事件で怖い目にあったので、スリグループから離れ、普通の目立たない学生に戻る

5)若者スリグループの中心人物(ハル)はどうなるのか?行方をくらましたが、戻ってきて、主人公とスリのコンビを組む。

6)主人公の知り合いのスリ仲間はどうなるのか?全員、堅気の生活を継続

今後の予定

令和10連休時のブックオフ・セールの積読あり、その小説を読み進める。

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