ビートルズ vs. ビーチボーイズ

こんにちは!

6月より、粘り強く開催を続けてきた「【オンライン懐かしの洋楽談義】ロック好き集まれ!(オフ会もあり)」が、今週末、初の満員御礼になりました。

当初から、他の体験とは異なり、サークル活動的な体験をめざしています。趣味が同じ仲間ということで、かしこまる必要も、着飾る必要もない、気心が知れたメンバー同士による、和気あいあいな会に育てていきたい。

第1回から付き合ってくれている、ありさんには感謝しかないです。

心配は、当日、せっかく集まっても、洋楽談義が盛り上がらなくて残念な結果に終わること。それを回避するため、話のネタとして用意したのが、このノートの目的。

この会に参加しなくても、あまり洋楽に興味がなくても、この1960年代に勃発した英国と米国を代表するロック・バンドの戦いには、興味を持って頂けるような読み物と自負?しています!

———-

1963年のビートルズの米国進出以降、アニマルズ、キンクス、ホリーズ、ローリング・ストーンズ、フー、ヤードバーズなどなど数多くのイギリスのロックやポップ・ミュージックが、米国のミュージック・シーンを席巻したのが「ブリティッシュ・インヴェイジョン(イギリスの侵略)」と呼ばれている。まさに、ロック音楽による戦争だ。

その時、たった一人でこの戦いに挑んだ米国のミュージシャンがいた。ブライアン・ウィルソンだ。ビーチボーイズの中心人物にして、作詞作曲からプロデュースまで一人で行う天才。

ちなみに、ビーチ・ボーイズの音楽は、サーフィン・ホットロッド(改造車)と呼ばれるカリフォルニアのビーチをイメージした比較的、脳天気な印象を受けるポップ・バンドだ。ファルセットのコーラスがユニークで美しいことでも知られる。

ブライアンは、ビートルズに勝つことに執念を燃やす。ライブ活動などをやる時間ももったいないため、1964年末より、ツアーは残りのメンバーに任せ、スタジオにこもると宣言。

1965年、ビートルスが発表したアルバム「ラバーソウル(Rubber Soul)」の完成度に触発され、たった一人で制作したのがアルバム「ペット・サウンズ(Pet Sounds)」1966年発表だ。

当時の音楽シーンは、アルバムよりシングルが重視され、ある程度、シングルが貯まると寄せ集め的にアルバムが発売されているような傾向があった。

そのような時代に「ラーバー・ソウル」は、アコースティックで渋い曲調の曲で統一された感のあるアルバムになっていた。

「ラバー・ソウル」に対し、ブライアンが作った「ペット・サウンズ」は、多重録音を多用しながら、アルバム全体でひとつの物語のような仕上がりになっている。

バンドメンバーは、コーラス・パートだけレコーディングに参加させられた。今までのサーフィン・ホットロッド的な脳天気な大ヒット曲路線とは一線を画す内容に、メンバーからは、犬にでも聞かせるのか!と罵倒されるような扱いだった。

結果、米国では今ひとつ売れず、すでに、精神に異常を見せていたブライアンは、より良いものを作るべく、スタジオに、さらに、こもり続けることになる。

彼は、より前衛的な作品「スマイル(Smile)」の製作に没頭するが、精神状態の悪化やブリティッシュ・インヴェイジョンのプレッシャーからか難航を極める。そんな彼の奮闘も、1967年、ビートルズが、彼らのトータルアルバムにして最高傑作のひとつ「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」を聞くまでだった。

あまりの完成度に、ショックを受けたブライアンは、さらなる精神状態の悪化から、アルバムの製作を断念することを余儀なくされる。

なお、当時、英国や専門家からは、彼の「ペット・サウンズ」の芸術性が高く評価されていた。

後日談。

長い活動休止やリハビリ期間を経て、37年後の2003年、ブライアン・ウィルソン名義で「スマイル」を、当時目指していたものと、ほぼ同等の内容で発表する。

  • ビートルズ「ラバー・ソウル」The Beatle “Rubber Soul” 1965:個人的には、サージェント・ペパーズより好きなアルバム

  • ビーチ・ボーイズ「ペット・サウンズ」 The Beach Boys “Pet Sounds” 1966:当時の酷評も理解できる。おそらく、5回か10回繰り返し聞いて、このアルバムが伝えようとしている何らかの物語が見えたら、病みつきになるかもしれない。私は、するめいかアルバムと読んでいる。

私は、このアルバムから「ある夏の海での少年の躍動や絶望、哀愁」の物語を感じる。

  • ビートルズ「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」The Beatles “Sgt. Peppers Lonely Hearts Club Band” 1967:プロデューサーのジョージ・マーティンとポール・マッカートニーによる傑作

  • ブライアン・ウィルソン「スマイル」Brian Wilson “Smile” 2003:「ペット・サウンズ」同様に、するめいかを期待し、5回くらい聞いたが、まだ、つらい。とても峠を超えられそうにない。代表曲の「グッド・ヴァイブレーション」だけは必聴!

長文、失礼しました。以上です。オタク全開です。

——————

可能なら、この会は、固定メンバーで、たまには、オフ会も開催することが目標です。いちげんさんお断りみたいな、敷居が高い会ではありませんので、興味あれば、お気軽にお問い合わせ頂ければ嬉しいです。

 

0

2 件のコメント

  • こんにちは。
    つるや食堂を辿ってきたら、ビーチボーイズの記事があり嬉しくなり書き込みさせていただきました。麦苗混んでますね、近所なのに行ったことありません。

    0
  • fumio_takaさん
    コメントありがとうございます。
    麦苗さん、なんと店内改装で、ここ最近、ずっと休業中なんですよ〜。

    0
  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

    このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください