こんにちは!ひろさんかくです。
12月のJAL国際線の機内エンターテイメントは、プログラムガイドを見る限り、これは見たいと思うような映画がなかった。なんとなく、写真の顔が、私が好きな俳優ジム・キャリーに似ていたから、気になったのがこれ。映画のタイトルは「ジ・アート・オブ・レーシング・イン・ザ・レイン(The Art of Racing in the Rain)」。
普段、笑える邦題にうんざりしているのに、こう言う長くて意味不明な原題のために邦題があるのかとつくづくその有り難みを感じる。日本未公開らしいから、勝手に放題をつけてみる。「レーサーになった犬」。完璧かもしれない。この一言でネタバレしまくりだから、きっとこの邦題はないな。ネタバレせず、映画の内容が簡潔に分かり、人の興味を惹くには、どんなタイトルが良いのだろう。「夢見るエンゾの物語」とかなら良いか。良いかもしれない。とまあ、そんな映画。
追記(2020/4/2)、正式な邦題は「エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語」と言うことが判明
プログラムガイドの説明には、愛犬エンゾの声がケビン・コスナー!となっている。しかも「エンゾの視点で描かれた」ともある。これは、きっと、おそらく、間違いなく「犬がペラペラとしゃべる映画かもしれない」。それなら見たくない。でも原題を訳すと「雨の中の芸術のレース」と意味深だ。レーサーである主人公マイロ・ヴィンティミリアの人生を、強い絆で結ばれた犬のエンゾの視点で描くなら、多少泣けるかもしれないなと見ることにした。
「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」「エンド・オブ・ステイツ」「大脱出3」「アベンジャーズ/エンドゲーム」「ジョン・ウイック:パラベラム」と「X-MEN: ダーク・フェニックス」とシリーズ物のアクションムービーがずらり。正直、どれも見る気が起きない。かろじて、キアヌ・リーブスの「ジョン・ウイック」を見始めるが、寝不足で寝そうだから3分でやめた。
ありえないくらい前置きが長いけれど、結論を今頃言うと、この犬の物語のエンディングで、大粒の涙が溢れ出た。
泣ける!「The Art of Racing in the Rain(原題)」愛犬との友情物語
あらすじ(少しネタバレ気味)
才能があるが、まだ、F1レーサーにはなれていない主人公が衝動買いで子犬を買い始める。子犬は主人公の相棒のように懐き成長していく。主人公に恋人ができて、結婚する時は、花嫁に嫉妬するくらいだが、徐々に奥さんのことを受け入れ、奥さんからも愛されるようになる。娘ができて娘からもお兄さんのように慕われる。その後、いくつかの悲劇と困難を経て、犬は旅立っていく。その後、F1レーサーとして大成した主人公のもとにやってきたファンの少年との出会い。
感想
賢く、冷静沈着で、家族の中で一番年長者のような振る舞いをする愛犬のエンゾ。実際に犬の成長のスピードから見たら老犬だから、ある意味、おじいさんのような声が正しいのかもしれない。
この映画では、とにかく、レーサーが境地に陥る。そのいくつかを友人でもある愛犬が救う。そして、人間を理解し、心からレースを楽しむエンゾ。なんとなく、淡々と終わってしまいそうな映画だが、まさか最後にこんなに、ほっこりするシーンが用意されているとはね。後半、場面が代わり、時が過ぎて、その場面は急にやってくるので見逃さないようにした方が良いと思う。
普段、感動映画でも、ドキュメンタリー番組で、鹿が子鹿を生むシーンでも、泣くことがない、無感動な私だけど、この映画では、大粒の涙が吹き出てしまった。
おまけ
映画のタイトルは2つの意味をかけていると思う。「雨の中の運転が天才的にうまいレーサー」と「困難の中でも、くじけず生きていく人間」

シカゴ行きのANAの飛行機の中で見ました。自分もゴールデンリトリバー飼ってたし 車好きだし、ちょっと古いBMW乗ってるし。
ハマりまくり。泣いたし感動したし。主人公が古いBMWに乗ってるのもよかったなー。犬エンゾの声はケビンコスナーだし
伊藤さん、
コメントありがとうございます。なんとなく、飛行機の中で映画を見る方が、映画館より感動するような気がしてます。
私もゴールデンレトリバーを飼っていました。家族の一員でした。BMWは、一度は乗ってみたい車です!
ホノルルマラソン大会の帰りにANAの中で見ました。もう一度見たくてレンタルビデオ店に行きましたが見つかりませんでした、
田口さん、
コメントありがとうございます。まだ、レンタルなさそうですね。
飛行機と言う空間では、時々、映画の世界にのめり込める時がありますよね。