こんにちは!ひろさんかくです。
天ぷらと言えば、お座敷天ぷらが好きだ。天ぷら職人をカウンターで囲むように座り、職人が目の前で揚げる天ぷらをひとつひとつ頂く形式のことのようだ(先ほど知った)。
この形式での場数は数えるくらいしか無いが、いまだに、断トツなのは、このお店「天幸」だ。場所は、小田原駅からタクシー。歩くなら、箱根登山鉄道線の箱根板橋駅が最寄りになる。
私のグルメ活動では、食べログやRettyの評価を重視しているが、このお店に関しては、グルメサイトの評価などでは、簡単にはたどり着けないお店。9年くらい前に、グルメで有名な知人に連れて行って頂いたのがきっかけだ。
普段、私のグルメ記事は、直近での訪問店のレビューや、最近の流行りの品を追いかけている。このお店に限っては、私のブログ・ポリシーに反し、思い出話をお伝えしたい。なぜなら、あれだけ、素晴らしかった夜のお座敷天ぷらが、もう楽しめないかもしれないからだ。
最高のお座敷天ぷら「天幸」箱根板橋
概要
神楽坂の老舗、お座敷天ぷらのお店「天孝」は、複数のハリウッド俳優も贔屓にしている名店。そこで10年修行を積み、親方の了解も得て、この箱根の入口のような地域に開店したのが、このお店「天幸」だ。
コンセプトは、神楽坂に負けない品質とサービスのお座敷天ぷらを、リーズナブルなお値段で、この地域にて提供する。
ランチタイムはテープル席で天ぷら丼などの定食を楽しめる。夜は予約対応で、カウンターのあるお部屋にて、お座敷天ぷらを提供される。
そのようなお店だった。天ぷら職人であり、店主の小気味良い甲高い声でのうんちくを聞きながら、揚げたての天ぷらをひとつひとつ、じっくり頂くのが、このお店のスタイルだ。
「店主のうんちく」あるある:
- 「天ぷらは最高の蒸し料理のひとつ」
- 「具材によって、衣の量と油の温度も変える」
- 「丸くて太い箸は、天ぷらを返す時に、表面の衣を傷つけないため」
過去(2014年秋)の日記から
アメリカ駐在中に本当にお世話になり、私が帰任する際にはプライベートのゴルフコースにまで連れて行ってもらった同僚が、今回、プチ・リタイヤ?と言うことで奥さんと日本に来た。
いつか、日本に来る時は、心から最大限のおもてなしをしてあげたいとずっと思っていて、それがやっと今日、実現できた。
最高の天ぷら料理に感激してくれたし、こんな素晴らしいディナーとその他もろもろの暖かいもてなしに、何とお礼を言うべきか分からないと何度も何度も言ってもらえた。
箱根のホテルで拾って、小田原で食事して、深夜便に乗って帰るため、羽田空港近くまで送り、見送った後は、正直、口も聞けないくらい疲れ切ってしまったけど、充実感で一杯。明日の早朝ゴルフは無理かな。
それにしても、親密に付き合える同僚は、海外駐在中に知り合ったり、一緒に働いたり、遊んだりした人の中に多いと言うのは何故なんだろう。不思議。
小田原の天ぷら職人様、本当にありがとうございます、また、必ず、伺いますと言う感じです。
少し解説と言い訳
6年前も今も、文章力のひどさには恥ずかしくなるが、本題ではないので、置いておこう。同僚とは、南アフリカ出身で英国で学び、英国と米国の弁護士資格を持っているアメリカ国籍の白人男性とその奥さんだ。
記憶が確かなら、奥さんも、カリフォルニアのベイエリアで企業経営をしていたはず。「また、必ず、伺います」と言っておきながら、その後、6年間一度も行ってないが、一度も忘れたことがないのは嘘ではない。
それくらい、料理とサービスが最高なのだ。たしか、この日も、お店が休みの日なのに、予約が入ったということで、わざわざ、我々のために、お店を開いてもらった。
何を頼んだ?
当時のオーダーは、記憶が正しければ、5千円か7千円のコースに、単品の天ぷらを追加注文したはず。接待するつもりが、全部、出してもらったという情けない結末も覚えている。
私が、3年間の任務を終え、米国を去る際、彼のプライベートのゴルフコースに招待してくれた。プレー後、2人でベロベロになるまでビールを飲み続けた記憶がある。Uberもない当時、その後、どうやって帰ったのだろう。
今後の予定
最近、「博多天ぷら たかお」に行き、無性にこのお店に行きたくなった。食べログの情報が正しければ、もう、ランチしか営業してないようだ。
きっと、電話したら、夜のお座敷を開いて頂けるかもしれない。ただ、年齢的な理由で営業時間を短縮している可能性も高い。ここは、ランチタイムの後半にでも、こっそり、訪問して、スキあれば、夜の営業状況を伺うしかないだろう。
写真
6年前に撮ったもの。
- エビの下半身と上半身
- 鮎
- ホクホクのお芋
コメントを残す