こんにちは!
アメリカに戻る前、横浜関内の伊勢佐木モールをフラッと歩いている時、妙に香ばしい匂いがした。その匂いに引っ張られ、路地裏に進む。するとそこには風情のある(と言うよりは、だいぶ歴史のある)天ぷら屋さんを発見した。
この香ばしい匂いは「ごま油」だ。お腹は一杯なので、無理しても入れない状況だが、この良い匂いに呆然と立ち尽くしていると、次から次へとお客さんが入って行く。
その名も「登良屋(とらや)」食べログの評価も軽くK点越えを記録している。もう、その日から、このお店に行ってみたくてしょうがなくなる。天ぷら屋なのに、刺身も新鮮で美味いらしい。しかも白米が固めの炊き加減で非常に食が進むそうだ。
居てもたってもいられず、渡航前の忙しい中、日曜のランチに駆けつける。食べログでは、休日は不定休のようでお店に確認せよとなっている。もう気分は、天ぷら定食(味見に刺身もつけるかもしれない)。
先日、「串揚げと天ぷらの記事」を上げたが、想像以上に反響があった(実際には2件だけだが)。やはり、日本人的には串揚げや天ぷらは外せないし、外国人を接待する時にも、急に天ぷらが食べたいと、のたまい出した時に、お店のカードはひとつでも多い方が良い。
実際、私の唯一の誇れるお座敷天ぷら(お座敷で目の前で揚げた天ぷらをひとつひとつ頂くスタイル)が楽しめる小田原のお店は、ランチの定食のみの営業になってしまった。
前置きが長くなった。そのお店、日曜日は急遽、休日!になっていた。張り紙に呆然としながら、下の写真のような何とも言えない長屋のような空間をフラフラと、アメリカの輸入ビールが飲めるお店に吸い込まれそうになる。
途中、ハッと思い出したのが、次の検索ワードだ「関内 そば 原由子」。原由子さんは、あの往年の湘南出身の人気グループ、サザンオールスターズの原由子さんだ。ここが実家と横浜ジモティの友人に教えてもらった。なぜ、そばと検索したのかは自分でも分からない。
お店の名前は「天吉(てんきち)」。場所は、伊勢佐木モールとは反対側、関内駅の横浜スタジアムがある方の改札から出てすぐだ。ちなみにこちらも食べログはK点越え。両方のお店ともに、すごく歴史があるお店だ。この至近距離で、長年、どのような戦いが繰り広げられてきたかは想像すらできない。
ひとりなので、もちろん、カウンターに座らさせてもらう。このお店、天ぷらは定食や盛り合わせが主流のようで、いわゆるお座敷天ぷらはなさそうだ。先程の登良屋も同じくなさそう。
まずは、普通の天ぷら定食を頂く。ピーマン、茄子、キスとか白身の魚、イカがふたつ、エビもふたつ。揚げたてなので、美味しいが、私の記憶では、串揚げの揚げたての方が熱いと思っていた。
ここの天ぷらは、まさに揚げたてだからか、どれもこれも気をつけて食べないと、かなりの高温だ。揚げたての天ぷらに満足しつつ、どんぶりご飯の量を減らしてもらうのを忘れたので、頑張って食べてしまった、米国へ出発する日の日本での最後のランチだった。
勝負の行方は、次回、登良屋に行ってみないと分からない。ただ、関内限定で考えると、先日の串揚げのお店「ぎんざ 磯村」のランチの方がコスパも料理も美味しいかもしれない。
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