こんにちは!ひろさんかくです。
ビジネス雑誌の後ろの方には、絶対に読まなそうな、もしくは、確実につまらなそうな本の紹介が満載なのはあるあるだと思う。面白い本はないか、常にアンテナを張り巡らしている私は、そんなビジネス雑誌の書評からも、ひょっとして掘り出し物があるかもしれないと、毎回、チェックしている。冴えない中年ブロガーの悲しい性だ。
今回、その本のタイトルの印象深さと、事故物件に興味あり、思わず手に取ってしまった(正確には、アマゾンでポチッとしてしまった)のが『時が止まった部屋』。遺品整理人である小島美羽さんが著者だ。
『時が止まった部屋』遺品整理人 小島美羽著
概要
遺品整理人である小島美羽氏が、孤独死の実態を広めるべく、悲惨な現場のミニチュアの製作を開始。その精密な、かつ、衝撃的ではあるが、直視できない実物からは、冷静に見ることができる再現性で評判となり、今回、出版となったそうだ。孤独死の現実を、誰にでも起こるのだと言うことを伝えるため。
感想
- 音信不通の父
- ゴミ屋敷
- 家の中の密室:トイレ、お風呂場
- 遺品の多い部屋
- 壁に残された「ごめん」
- 残されたペットたち
- 終の棲家
どれもこれも印象的な話を、ミニチュアと共に冷静に淡々と伝える。著者は、まだ、20代。この仕事を始めたきっかけは父の突然死。両親との離婚等で亡くなった父に対し、後悔の念等がある中、遺族のためにできることはないかと、この遺品整理や特殊清掃の世界に入ったそうだ。
その仕事のタフさから、同僚が100人いれば99人が辞める世界。
本人は辞めたいとか、つらいと思ったことはないのだろうか?今回の著作では、彼女のこれまでのミニチュア作品9品のうち、8品を掲載しており、孤独死にまつわるエピソードを伝えることを中心にしている。次回作というものがあるのか分からないが、彼女がこの業界で学んだことなど、もう一弾界、個人的なことなどにも関心を持った。
今後の予定
手当たり次第に読んでるので、ジャンルにばらつきが出るが、今、読んでいるのは『The Third Door』というドキュメントものの英文原作と『HARD THING』というヘビーなビジネスもの。どちらも、いつ、読み終わるか分からない。と言うより、読み終わらないかもしれない。

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