こんにちは!ひろさんかくです。
2020年は、映画を100本見ることを目標にしている。2月末までで14本。月8本ペースでも年96本なので、すでに計画に遅れが生じている。3月の米国出張での機内鑑賞で6本くらい見て、挽回を計画していたが、コロナウイスルの関係で出張が消滅。一方で、不要不急にお出かけしないようになったので、こう言う時こそオンラインで映画を見るしかない。
コロナの関係で世界経済の不安等あり、軒並み、企業の業績が悪化しつつある中、ネットフリックス(Netflix)などのオンラインでの映画配信会社や、ウーバー・イーツ(Uber Eats)のような出前サービスは、今が商機とばかり、注目されていると聞いた。
前置きが長くなったが、オンラインで見た映画のアップデート。映画というよりはドキュメンタリーだが「ローリング・サンダー・レヴュー(Rolling Thunder Revue)」という1970年代に、ボブ・ディラン(Bob Dylan)が仲間を連れて行ったツアーのドキュメントだ。
監督は、この手の60年、70年代に活躍したミュージシャンのドキュメンタリーでも数々の実績を残しているマーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)なので、迷わず飛びついた。最近では、同じくネットフリックスの巨額の予算を投入した「アイリッシュマン(The Irishman)」でアカデミーにノミネートされている。
70歳後半だが、いつまでも精力的に活躍してほしいと願っている。
ボブ・ディランのライブツアードキュメンタリー映画「ローリング・サンダー・レビュー」
概要
1975年、しばらく、ライブ活動を休止していたボブ・ディランが、米国建国200年の祝賀ムード漂う中、大勢のメンバーを引き連れて敢行したライブツアー。小規模会場を中心に開催。映像化を目的に撮影がされていたが、時を経て、2019年に監督マーティン・スコセッシにより製作
マーティン・スコセッシの主な音楽系ドキュメンタリー
- 1978 年ザ・バンドの解散ライブの模様を収めた「ラスト・ワルツ」
- 2005 年ボブ・ディラン「ノー・ディレクション・ホーム」
- 2008年ザ・ローリング・ストーンズ「シャイン・ア・ライト」
- 2011年ジョージ・ハリソン「リビング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」
- 2019年ボブ・ディラン「ローリング・サンダー・レビュー」 マーティン・スコセッシが描くボブ・ディラン伝説、Netflix オリジナル ドキュメンタリー映画
「ラスト・ワルツ」は今でも、レーザーディスクを持っている。レーザーディスク、どうにかして、パソコンで見れるようにしたい。ボブ・ディランのバックバンドとして有名になり、売れたのがザ・バンドというカナダのバンド。
このドキュメントを収録するころは、メンバー間の確執もあったそうだが、非常に興味深いドキュメンタリーに仕上がっている。また、この手のドキュメンタリーにありがちな退屈なインタビュー・シーンもそれほど多くない。実際のライブシーンで、数々のゲストが出てきて飽きさせない。
もちろん、ボブ・ディランやエリック・クラプトン、ラリっているニール・ヤングまで出てくる。
感想
「ラスト・ワルツ」が好きなので、二匹目のドジョウを期待したが、そうは行かなかった。そもそも、このツアーの目的がよくわからない。
ジョニ・ミッチェルやジョーン・バエズなどゲストも出てくるが、あまり、華々しいツアーには見えない。原点回帰?と言うことで小さいホールで開催し、興行的には成功しなかったそうだが、会場のキャパシティだけが問題だったのだろうか。
なぜか、当時人気のロック・バンド「キッス(KISS)」を真似した訳ではないだろうけど、白塗りのボブがずっと演奏し続ける。
知らない関係者のインタビューも多い。もちろん、珍しい演奏シーンも数多く含まれるが、60年代にフォーク・シンガーとして売れて、ザ・ビートルズのジョンやジョージにも影響を与えた最盛期のボブではないように思う。
今後の予定
マーティン・スコセッシの音楽モノとしては、ジョージ・ハリソンのドキュメンタリーを見てみたい。
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