こんにちは!ひろさんかくです。
昨年の台風による被災で、仕事関係でも、いまだに影響が残っているが、ここ荒川河川敷にあるゴルフ場も相当の影響を受けたと聞いている。
私が、時々、練習ラウンドに訪れる戸田パブリックも、そのような被害を受けたゴルフ場のひとつだ。ゴルフコースのスタート地点にあるプレハブの事務所や休憩所も根こそぎ、川の氾濫で持っていかれたそうだ。
戸田パブリックでは、被災後、Instagramで近況をアップデートし続けていた。私も遠くから、固唾を飲んでその復活状況を見ていた。
Instagramで確認すると、11月から営業再開、1月から週末の予約受付も再開し、フル稼働に戻ったようだ。
それでは、コース復活の視察もかねてラウンド状況をアップする。
ゴルフ日誌:台風から復活した荒川河川敷の戸田パブリックは春の嵐
2/23(日)8:24開始
良い天気。二人組と一人の組に私も割り当てられる。3名は私より+10歳くらい。気さくで、人当たり良さそう人達でひとまず安心。
逆光だが、思いっ切り、一番ホールで太陽に向かってシャッターを切る。実際、太陽は、写真より3倍くらいの大きさに見えたが、不思議と写真ではこじんまりしている。
先日の広島カンツリー倶楽部西条コースでの手応えと、一流アスリートのサポートもする自律神経の専門家の本で、自律神経のバランスがいかにスポーツのパフォーマンスに影響するか学んだばかりだ。昨日の打ちっ放しの感触も悪くない。
もしかすると、ベストスコア、もしくは、80台で回れたりする可能性が極めて高いだろうと期待は高まるばかりだった。天気予報の風速5メートル/秒と言う不吉な兆候には気付いてはいた。しかし、それをも凌駕するくらいのパフォーマンスが出るだろうと、根拠なさすぎる自信だけで、一番ホールのティーショットに臨んだ。

アドレス時の身体の向きは大丈夫か?
最初のティーショットは、そもそも、ターゲットに対し、右斜め前を向いて立っていた上に、右方向にきれいにプッシュアウトするように打ち出し、隣のコースへ大陸間弾道ミサイルを打ち込んだ形になった。
今まで、悩んだことがなかったが、どうやら、自然と右方向に飛ぶように構えているようだ。この後、本日のプレー終了まで悩み続けることになる。

台風の爪跡
プレー中、一緒に回る二人組は地元らしく、荒川エリアの台風の被災状況を教えてもらう。戸田はまだ回復が早い方で、他のゴルフ場は、下の写真のような木々に大量の枝やゴミが引っかかっている状況だそうだ。
一番ホールのグリーンでも分かったが、芝生は完全に枯れているので、至るところに砂が撒かれている。グリーンはかつてない高速グリーンの完成だ。ラフに打ち込んでも、そこに芝生は少なく、平らなバンカーのような砂漠地帯からのリカバリーショットになる。


天気は良い。ただ、風、
2月とは思えないくらい暖かい。まさにゴルフ日和の天気だった。風が予報通り吹き始めるまでは。
じわじわと風が強まる。前半は、それでも、さほど気にならなかった。25分ほどの前後半の間のインターバルと言う名のお昼休みで、ハンバーグ定食と缶ビールを頂く。
気のせいかもしれないが、休憩室から、砂の嵐のようなものがコースで起こっているのが見える。気のせいだろう。
後半戦のティーショットは追い風だ。追い風のアドバンテージもあるからか、不思議とナイスショットがでる。普段より30ヤードくらい飛ぶ。
その後も風速は増すばかりで、グリーンの上の旗がしなって折れるか、抜けそうになる。気を抜くと、身体もよろよろする。多少、ビールのせいもあるが。
今まで、見たことがない強風時の怪奇現象
- ドライバーのナイスショットのボールが空中で、文字通り止まり、真下に落ちてくる
- パターでも風の影響を読む必要がある。グリーンの上りや下り、スライスやフック以上に、風が、その瞬間、どれだけ強いかがポイントになる
- ショートホールでは、追い風なら、番手を二つか三つ落とす必要がある。ただし、あろうことか、ティーショットの直後、風が止み、まっすぐ飛んだボールが、力なく、グリーン前の花道に砂煙とともに落ちることもあれば、その逆で飛びすぎることもある
- アプローチもエキサイティングだ、うっかり浮かして風に乗れば、グリーンに乗る前に、心がぽっきり折れてしまう
- ドライバーの別の不思議ショットは、右へのスライスに、風がスライス回転を増幅し、まるでボールがブーメランのように戻ってきそうな軌道で右手に旋回する


感想
このようなタフなコンディションでは、自律神経のバランスを整えるため、一生懸命、ゆっくり深呼吸しても、自然の猛威の前では無力だった。
自然に勝つには、自律神経のバランスも大事だが、強靭な肉体と類似の環境での多くの経験、危機に対する臨機応変な対応力が必要だと思う。
コースのコンディションは、ベストとは言えないが、台風の被災から、ここまで快適にプレーできるような状態に戻したのは、間違いなく、血の滲むような努力の賜物なんだろう。地元の二人は、間接的に支援すべく、かなり初期段階から足繁く通っているそうだ。
強風さえなければ、もっとゴルフを楽しめたかもしれない。
ゴルフ練習場にも、平らなところからだけでなく、前足下がりや、前足上がりなど、コース並の厳しいコースコンディション。可能なら、人工的な追い風、向かい風の中で、練習ができたら、最高かもしれない。もちろん、風にはスギ花粉も混ぜてもらって。
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