こんにちは!ひろさんかくです。
今さらですが、書評ブロブの良いところを発見しました!「ブログ記事にすることで、内容を記憶できる」「忘れても、本を読み返さずブログを見れば確認できる」、すごくもしかすると「その本を読もうか迷っている人の背中を押せる、または、その逆」と言うことで、最近、再読した西多昌規著の『休む技術』について投稿します。
『休む技術』by 西多昌規氏
2018年9月中旬に読みました。病気で自宅療養中(休んでいる最中)、しかも、いつ、社会復帰できるか分からない状況だったので、真剣に「休む技術」を学ぼうと言う意欲が持てなかった。ただ、「旧約聖書の世界では、「仕事は神から与えられた罰である」と考えられている。キリスト教圏の人々は休むことを罰から開放されることと捉えていて、仕事も休むためにしているという考え方」の部分が非常に印象に残った。今回、職場復帰し「休む技術」の必要性を感じたので再読。
『休む技術』読んで学んだこと
この数ヶ月間、この手の本を読み漁っているので、初めて知ったという部分は多くないが、下記3つは意識して行動したい。
- 「カレンダーを見て、この週末3連休だ、どうしよう」と思うことが多いので、年間を通じた楽しい休みの計画を常に考える。正直、何もやることがなくて年末年始が怖くてしょうがない
- 「休み上手の頑張り屋さん」が結果を残す努力家。私は、これを「サラリーマンっぽく働く」と定義しているが、会社(に縛られた)人間・仕事(だけの)人間を卒業する
- 職場では、必要なもの(重要・緊急)だけやる。判断できないものは「しばらく様子見」もあり
『休む技術』のポイント
1章 暮らしを ゆるめてこまめに休む技術
- 週末うつにならないように、週末、自分にとって楽しい時間枠をつくる
- 平日にも好きなことをする時間を入れる(5分でも)
- 休みに活動を起こせない人は、複数のステップに分け、とりあえず取り掛かる(作業興奮)→やる気スイッチ・オン
- 楽しいことを用意・企画→先への「期待感」が「喜びの物質 ドーパミン」を刺激。1年を通して休みに対する「期待感」を継続的に用意
- 計画には、非日常、いつもと違う新鮮な刺激を加えてみる
2章 からだをゆるめて休ませる技術
- 眠りの質確保
- 疲労回復には適度な運動
- 有酸素運動はセロトニン(神経伝達物質)活性化→不安やうつに効果。道具を使うスポーツやヨガ・体操も脳の運動系を刺激し神経細胞活性化
- 呼吸法で副交感神経活発化(すきま時間の5分でも)
- 興味あることに没頭している時→ハイテンション(神経伝達物質・ドーパミン作用)。脳が疲労に気づきにくいので注意
3章 上手に休んでパフォーマンスを上げる技術
- 仕事モードとリラックスモードの切り替え重要。無理やり切り替える必要あり
- 仕事モード:仕事の納期など意識し「やる気スイッチ」入れる(アドレナリン、ノルアドレナリン活発化)→交感神経の働きを高める
- 「忙しい」→心を亡うと書く→脳を失うと同じ「脳のワーキングメモリ機能の低下」→判断力、記憶力、感情コントロール力まで影響。だから、休憩、息抜きによるリラックスが大切。15分の仮眠や適度な休憩を入れる
- 十分な睡眠・休息(こころの余裕)がひらめき、直感を生む。記憶力にも影響
4章 人間関係を休む技術
- 知らない相手、公共の場では、対人不安や緊張で「気を使って疲れる」→平日に休んだり、一人の時間を確保し「こころの休暇」を取る
- メールなどの即レス症候群にも注意。相手に即レス期待しない、自分でも縛らない。重要なものは返信の期限は伝える
- どうしても苦手な人とは、理由を作り、接する機会を減らす
- 営業スマイル(緊張感の高い笑顔)→精神的な疲労→多少、笑顔の量を減らしても良い
この章で理解できてない箇所:フランス哲学者アンリ・ベルクソンの部分で、「共感する部分と笑いは反比例する。笑いが減っていると思ったなら、いろいろなことに感じやすいあまり、ものごとを冷静に見ることができなくなっていて、共感しすぎている可能性あり。いつも笑ってばかりいる人、周囲とタイミングが違うところで笑ったりしている人の場合は、共感性が低くなっている可能性がある」
私自身、人前では笑顔を見せていることが多いが、心から笑うと言うことはまったくない。でも、「共感しすぎている」という部分が理解できてないので、もう少し勉強してみます。
5章 「やらなきゃだめ」を休む技術
- スケジュールにも余裕を入れる
- 「休み上手の頑張り屋さん」が結果を残す努力家=休むテクニックを持っているひと。「休む勇気」必要
- 完璧主義ではなく、「少しだけ失敗してもいいんだ」という「失敗上手」が「休み上手」になれる
- 冷静に「重要」「緊急」であるか考え、必要なものだけをやる。やらなくてよいことはやらない。「しばらく様子を見る」もあり
- 欧米人は「休むために働く」が、日本人は急には変われないので「休むことも仕事」と考えてしまった方が、割り切れるかもしれない
最後の部分については、すでに、大企業などで「働き方改革」の名のもとに休むことが仕事になっている。よいことではある。仕事を効率化するために、残業して検討している場合もあるけれどね。。

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