リアル・メキシカン・ナイト!?

こんにちは!

カリフォルニアと言えばメキシカン料理(もともとメキシコの領土)。現地のアメリカ人同僚にも私のメキシカン好きは知れ渡っている。そんな中、私が管轄する現地の日本人チーム初の全員集合での会食があった。

幹事の青年から、会社近くの多国籍料理店と言う名のアメリカナイズされたレストラン・チェーンを予約したと、なかばドヤ顔風で連絡ある。なぜなら、事前に試食して雰囲気とかもチェックしてくれたそうだ。

もちろん、私はすでに2回も訪問し、冴えないお店のレッテル貼り付け済みだ(このブログでも記事にしないレベル)。やんわり、私の得意領域であるメキシカンに誘導することにした。

これが私がお勧めするメキシカン・ビール・カクテルだと教える。ありがたく忖度してもらい、ぜひ、そこに行きたいの声が多数上がる。しょうがないので店名を教えるが、なんと、そこには大変な変化が生じていた!

チャベラ」と言う私の大好物なメキシカン・ビール・カクテルを提供するお店だが、様子がおかしい!ビールにエビとか妙なトッピングが乗っかっている。それでも、このお店のビールは奇跡のように美味いので、お店のホームページを連絡する。店名はいまだに発音できないくらい難しいスペイン語だ。

幹事は私の無言のプレッシャーで、すかさず予約を取り直してくれた。ただ、どう言う訳か店名が違う。長くて読めないスペイン語が店名と認識できず、チャベラ・レストランと言う聞いたことないお店を予約してくれていた。面白い!もっと美味しいチャベラのお店があると言う私への挑戦状だと理解した。

当日、現地の幹部との打ち合わせが長引いたり、日本の入国審査を満たすPCR検査テストの予約が取れずバタバタして、遅れてお店に行くことになる。ウーバーで向かう道中、明らかに、この地域の中では危険な地帯の一歩手前に向かっていることが分かる。

お店からは、すでに到着している幹事達から、今頃だが、店を間違えたと大騒ぎの連絡が来る。知るか!現地の口コミのサイトでは高評価ではないか、俺が着くまで待てと伝える。

実際、現地のお店はジモティーしか来ないような渋い店だった。今まで、アメリカ人の同僚にメキシコ人が行くようなお店に連れて行って欲しいとリクエストしてきたが、これこそガチのお店だ。今、流行りなのか、このお店でも「チャベラ」にエビが乗っている。

地元のお店として、こじんまりして居心地は良いが、何といってもビールも料理もイマイチな感じだ。金曜の早い時間だからか、店内に客はゼロ。テイクアウトを取りに来るお客さんがいる程度。深く反省しきりの部下から、急遽、提案が出る。私がほのめかしたお店を、私が来るまでの間に、慌てて予約してくれたらしい。ならばと、そのお店に向かうことにする。

私が伝えたお店は、薄々感づいてはいたが、店名は同じだが中身はまったく違うシロモノだった。ここもガチガチのメキシコ人のためにあるようなお店だった!もちろん、チャベラにエビどころか巨大胡瓜まで刺さっている!

サンノゼのダウンタウンより、更に南下した何もない通りにある雰囲気あるメキシカンのお店(ここは通り過ぎただけ)

実際に行ったのが、この「チャベラのレストラン(Chaveras Restaurant)」私が好きなチャベラが店名になっている。お店を間違えたのは2日前に知っていたが、あえて泳がせておいた。あえてね。掘っ立て小屋風のお店でもある。

店内はこんな感じ

その後、はしごで移動したのが、私が伝えたお店。到着して、すぐ分かるが、行きたかったのは、このお店ではないことが分かる。しかも、地元のメキシコ人御用達の雰囲気がプンプンする。帰るか?!

次号へ続く

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください