「新宿末広亭」平成31年正月初席第二部体験記

こんにちは!ひろさんかくです。

にわか落語ファンですが、寄席デビューしましたので、体験記をお伝えします。「新宿末廣亭」(新宿三丁目)平成最後の正月初席第二部(15:00-18:30)に突撃しました。いつもの通り、あまり下調べせず、今日(2019/1/4)は、お役所や金融機関は仕事始めだから空いてるはずと思い込んだのが甘かった。

今回のデビューで学べたこと多く、もっと準備して、次回、再チャレンジしたいと思います。

「新宿末廣亭」体験記:2019/1/4(金)15:00-18:30

昨年末、NHKドラマ10で「元禄落語心中」を見て、古典落語と大政絢のファンになってしまい、今日に至る。落語については、このドラマで、古典落語のいくつかの演目に興味を持った程度の知識。落語家が、一人何役もこなしながら、笑わせるだけではなく、義理、人情の世界を描くことに関心を持っている。「芝浜」など古典落語をぜひ生で見てみたい。

脳科学や精神医学の面でも、笑う効能が立証されている。そもそも、最近、あんまり笑ってないなという危機感もあり、何も考えず出発。

正月休みで混んでる。顔見せの意味もあり、出演者が多く、それぞれの持ち時間が短い朝、昼、夜3部制。寄席デビューで貴重な経験をした。詳細、以下の体験記にて。

体験記

  • 14:30頃、新宿末廣亭到着。人気ラーメン店の5倍くらいの行列に驚愕。しんがりに並ぶ
  • 後から来たお客さんに整理番号何番?と聞かれ、慌てふためき、整理券を取りに受付へ走る。整理券の番号順に並ぶらしい
  • 整理券の配布はとっくに終了。整理券を持たない人達のかたまりに加わる
  • 整理券がない人たちは、座れるのか心配でしょうがない。係員から「全員座れますから大丈夫です」という言葉に胸をなでおろす人もいた。「畳の座敷です」という微かな音声に、私は嫌な予感しかしなかった
  • 高座の正面の椅子席は117席(背もたれもあり快適そう)。今日は混んでいるから2階席も開放。整理券は未確認だが130〜150枚くらい配られていた様子
  • 私は、正面の椅子席の両脇にある長細い畳の座敷へ。椅子席側の内側と、通路側の縦二列に、薄いざぶとんがきれいに並べられている
  • 身体が硬く、座敷が苦手な私にとって「正座」で3時間半は無理なので「体育座り」開始。もちろん、背もたれはない
  • 隣の人とは肩と肩が触れ合うくらいの密度。座り直しすると足とかがぶつかるので動かないことにした。尻と足が1時間もたず、悲鳴を上げ始める。このまま3時間半も耐えられるのか?
  • 前半の終盤辺りは、疲れからか、よく笑っていた周りの人達も静かになってくる。なぜか、中学生の時の全体集会で倒れた記憶が蘇る。このまま、もつのか?
  • 前半と後半の間「お中入り」(休憩)という名のゴングに救われる(実際にはピンピンしてた)
  • 15分くらいの休憩でリフレッシュできたのと、隣のおじさんから座布団を半分に折ると楽だよと教えてもらい、座布団の間にマフラーも挟み込む
  • 座敷エリアは寄席デビューが多いようだが、後半戦は、皆、座り方とか工夫して、少し余裕が出てきたのか、笑い声も復活
  • 私の足はトリの圓楽師匠までもたなかった。最後に禁断の「正座」開始。意外と楽でなんとか3時間半乗り切る!

「新宿末廣亭」平成31年正月初席第二部の感想

寄席が想像以上に敷居の低い世界と分かりよかった。落語だけでなく、講談、紙切り(文字通り、紙をハサミで切って絵に)、曲芸などあり飽きさせない。正月で、通常時期より出演者が多い分、持ち時間が少なく、前半は駆け足な印象あり。期待してたNHKドラマでやったような古典落語はなく、時事ネタのようなお話が多かった印象。

落語は生で見るほうが楽しいというのは理解できた。初寄席と座敷に慣れず、緊張していた前半よりは、後半は慣れたので何回も笑うことができてよかった。とりあえず、達成感。

人によって、キレる沸点が違うのと同様に、笑いの沸点というかハードルも人それぞれで面白い。箸が転がった程度の仕草や話でも、大きな声で笑えるように、私も修行していきたい。

次回の予定

通常時期の夜の部(17:00-20:00)に、弁当を食べながら、出来ればビールも飲みながら、椅子席でのんびり見てみたい。新宿はアルコール禁止なので、浅草、池袋、上野、横浜などの演芸場も候補にしよう。出演者がどのような演目をやるか、事前に確認するのは無理だけど、古典落語を生で聞いてみたい。

聞きたい古典落語:芝浜、死神、野ざらし、品川心中、寿限無などなど

新宿末広亭のTwiterより「2019/14の昼の部の演目(手書き修正が最新)」

入口前の行列にて

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