吉田修一原作「怒り」映画

rage

こんにちは!ひろさんかくです。

滞っていた映画のブログ記事がだいぶ片付いてきた。見た瞬間に、その内容だけでなく、タイトルも忘れてしまうことが多いので、もしかするとブログ化を漏らしているものもあるかもしれない。

やはり、映画を見たら、即、メモを取って、新鮮な記憶と印象が残っているうちに文章にしないと、なかなか、臨場感溢れる記事が書けない。

この映画もそう言った感じの一本。おそらく、今年42本目の映画ブログ記事(2回見て2度記事化したものも含む)。年間100本への道のりはまだまだ長いが、数をこなすのではなく、感動できる映画に一本でも多く出会えたら、それで満足ではある。

「怒り」は吉田修一の小説を原作に、「悪人」「フラガール」などの監督の李相日、2016年に公開され、日本アカデミー賞にて数々の部門で受賞した話題作。「悪人」も吉田修一原作、李相日監督のコンビ。両作品ともに、妻夫木聡が出演。

吉田修一原作「怒り」映画

概要・キャスト

  • 千葉編:渡辺謙、宮崎あおい、松山ケンイチ、池脇千鶴
  • 東京編:妻夫木聡、綾野剛、原日出子、高畑充希
  • 沖縄編:森山未來、広瀬すず、作本宝
  • 捜査員等:ピエール瀧、三浦貴大

あらすじ

実在の殺人事件を一部、参考にしている。警察による殺人事件の容疑者捜査を中心に、3つの地域での正体不明の人物とそれに関わる人々のストーリー。

警察のTV番組を活用した公開捜査で、犯人の整形前後の顔写真や変装後の写真等が公開される。それまで、信じていたが、どうしても素性の知れない本人に対し、疑心暗鬼を持ち、歯車が狂いだす。

これ以上、書くとネタバレになるので、ここで終了

感想

豪華キャストらしい。その割に、世界的に活躍中の俳優は一人しかいないような気がする。言葉の問題はあるが、スポーツや芸術の世界同様に、日本の映画も、本物のアカデミー賞にノミネートされるようになって欲しいと思う。

もちろん、若手の人気俳優がたくさん出ているので、その点では非常に楽しめる映画。

映画のテーマの一つは、信頼。正体不明の見知らぬ人間と親しくなっても、その人間の正体が確実に分からない限り、どれだけ、気持ちはあっても、ちょっとした事で、いとも簡単に、その信頼が揺れ動いてしまうと言うことだと思う。

映画全般的には、何か、もう少し纏まりのようなものが必要だったような気がする。東京編の見知らぬ男はケリがついた。千葉編も同じく。沖縄編がよく分からない。3つの地域で進む物語は直接、絡むことはないが、何らかの接点のようなものがあったら、臨場感がもっと溢れたような気がする。

先日、吉田修一原作の『元職員』を読んだが この映画の原作も読んで見たくなった。

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