こんにちは!
在宅勤務の関係で、顔が見えないこともあり、会社でもプロフィール写真の登録が求められつつある。例えば、マイクロソフトのアウトルック(Outlook)のアイコンに写真を登録すると、顔も分かるので、人と触れ合う機会が減る中、多少、殺伐とした雰囲気が和らぐ効果があるようだ。
オンライン会議はマイクロソフトのTeamsを使うことが多い。出席メンバーの半分くらいは動画オフか、自分が発言する時だけ、音声と動画のミュートを解除したりする。ただ、聞いているだけの時は、ミュートにしているとアイコンにはイニシャルだけが表示される。
イニシャルでは瞬時に誰か分からない。そこで写真を登録すると、動画をミュート中でも、本人の顔写真は全員に見せることが出来るのだ。会議に出てますよとアピールにもなる。
他にも、外国の企業との顔合わせなどで、自身の組織図に顔写真も追加するのが一般的だ。会社には社員証があり、その社員証に顔写真がある。この写真、社内の名簿のデータベースで誰でもアクセスできる。気がつくと、15年か20年くらい前の私の社員証の写真が組織図に使われていたりする。あまりに若すぎて、もはや笑えないレベルだ。
と言うことで、社内システムのアイコン用や、組織図用の顔写真、さらには、グローバルのお仕事用SNSであるリンクドイン(LinkedIn)や、本名で顔も出ししているFacebookなど、いろいろなところに使われるプロフィール写真を更新する必要が出てきた。
先日、たまたま、社員証の写真の更新時期が来る。不思議なシステムで、駅とかにある証明写真機からデータが繋がるのだが、どう見ても、前科多数の極悪犯罪人の写真が撮れた。
数ヶ月前、パスポートとビザを更新する必要あり、わざわざ、カメラ屋さんに赴き写真を撮ってもらう。ちょうど、重要なプロジェクトのピークで、超お疲れモードだったからか、誰が見ても、疲れが顔に滲み出ている悲惨な結果となる。
10年くらい前、アメリカの会社で働いていた時、ホームページに幹部のプロフィール写真を掲載することになった。私も幹部の末端だったので、出張でやってきたカメラマンにいろいろポーズを取らされた。シミや皺などの加工もやってくれると言う凝りようだった(気持ち悪いので加工はしてもらわなかった)。
髪型までいじられ、良い歳して、まるで七五三のような仕上がりとなり、大赤面する。その写真、結局は会社のホームページで使われることはなかった。
さて、今回、どうしよう!?
ネットで「プロフィール写真撮ります」と検索すると出るわ出るわ。出張カメラマンなど、数万円の料金だ。私の写真程度で、もったいない。念入りに探し、近所の写真スタジオを見つける。料金は4千円くらい。たくさん撮ってくれるそうだ。早速、予約して、今日行ってみた。
昨日夜、いろいろ、やってられなくて少し飲んでしまった。朝は5時半起きでお昼まで気の抜けない会議が続く。すごく眠くてバタバタしているが、スタジオのアポはお昼だ。在宅勤務なので、スーツに着替えて向かう。しかも、お堅い紺のスーツの上着に、カジュアルなブレーザーまで持っていく。
写真用のスタジオに、狭い作業スペースだけの店舗だが、上半身の紺のスーツと上だけジャケットの2種類。右向き、正面、左向き、合計77枚もの写真を撮ってもらう。
カメラマンさんから、何度も口角を上げましょうとか言われるが、そもそも、写真を撮られるのが嫌いな上に、毎回、殺人犯みたいになるので自信がない。
さらには、仕事でバタバタしている中、そのスタジオに着いて早々、落ち着く間もなく、撮影開始。撮影時間はたった10分程度だったが、全力を出し切る前に、死ぬほど疲れて終了。
こんなに沢山撮ったのだから、一枚くらいは使えるだろうと、写真のデータをダウンロードする。嫌な予感はしていたが、スタジオの照明が立派過ぎて、明るすぎる。まるでテレビのアナウンサー並みにリアルに瑞々しく撮られている。
幸い、犯罪者には見えない。見ようによっては善人にさえ見える。人が良さそうにも見えるが冴えない。
ここ最近の猛暑で日焼けしつつある上に、長年、お肌の手入れなどまったくしてないおじさんだ、顔にはシミや皺だらけ。加えて、口角も緩まず硬い表情のオンパレード。どの写真も使えそうにない。
あのスタジオに、再訪しても、立派な撮影設備に圧倒されるのは間違いない。別の写真屋に行くか、再び悩み始める。
もしかすると、このダメダメな写真でも画像を暗くしたり加工すれば使えるものもあるかもしれない。ココナラで、この写真の加工をしてもらえないか検索を始めるが、とりあえず、次の手は、一晩寝てから考える。
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