『こころの処方箋』by 河合隼雄氏を読んで その4

こんにちは!ひろさんかくです。

河合隼雄(日本におけるユング派心理学の第一人者で臨床心理学者)氏の『こころの処方箋』を読んでの「その4」です。ひとつひとつのエッセイが、じっくり考えさせられ、心の処方箋になりうるので、55個あるエッセイを丁寧に再読・精読してます。

『こころの処方箋』by 河合隼雄氏 34.〜43.

34. どっぷりつかったものが本当に離れられる

35. 強い者だけが感謝することができる

「感謝できる人は強い人」感謝するには他人からの援助や恩を受けた事実を認める必要がある。

弱い人は、目の前の不幸や災難の対応に追われ、他人からの助け等の現実を把握できない。

適切な感謝する力を持っているかどうかは、その人物の強さ・信頼の尺度にもなる。

36. 勇気にもハードとソフトがある

37. 一人でも二人、二人でも一人で生きるつもり

「一人で楽しく生きている人は、心のなかに何らかのパートナー(話し相手)を持っているはず」

「二人で生きている人は、一人でも生きられる強さを前提として、二人で生きてゆくことが必要、無意識的よりかかりや、だきこみが強くなりすぎると、お互いの自由をあまりにも奪ってしまい、たまらなくなる」

「お互いに助け合ってゆくところに楽しみが見いだせるもの」

一人でも二人、二人でも一人で生きるつもりができているか、自覚のあるなしによって結果が変わる

38. 心の支えがたましいの重荷になる

仕事など、今まで、その人の心を支えてきたものが、ある時、馬鹿らしくなって、その人のたましいに重み(抑うつ症)になることがある。

こころの下にたましいがあると考えると、心の支えはたましいの上に乗っかっているかたち。

仕事人間だったその人に、仕事をしない人の良いところや、仕事ではなく家庭にも生きがいなど、たましいが発信する。このたましいの発信は人によって異なる。受け止めかたも人によって異なる。

「必要なことは、自分の心ではなく、たましいは何を欲しているのか、問い直してみること」

39. 「昔はよかった」とは進歩についてゆけぬ人の言葉である

40. 道草によってこそ「道」の味がわかる

41. 危機の際には生地が出てくる

危機の際に、その本人の基本的傾向(身を引きがちなど性格面)が出るので、自分の基本的傾向は把握しておくことはよいこと

42. 日本的民主主義は創造の芽をつみやすい

43.  家族関係の仕事が大事業である

社会の変化が激しい時代、子供の知識はすぐに親を上回る。親の生き方に従って生きていると安心という時代ではない。

職業や社会的な仕事よりも家族のことは「大事業」であるという覚悟が必要。

社会においては、人間関係等もあるので、自分を抑えてでも、なんとかうまく動いている。

家庭にておいては、自分の気持ちに対して率直。それぞれが自分の考えや感情をなまのまま出してくる。

家庭のことも、覚悟をきめて「23. 心の新鉱脈を掘り当てる」と職場も家庭も両方楽しくできるようになってくる。

「正面から取り組んで事にあたるとき、人間のエネルギーは不思議に新しく開発される」

44.  物が豊かになると子育てが難しくなる

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「」は本著より引用。「」なしは要約

『こころの処方箋』を読んで その4

35. は、精神的に弱っている時は、他人に対し親切にする余裕すらないことは知っている。

感謝について、最近、やっと意識できるようになってきた。いままで、生き残ることに精一杯で、あまりに傲慢だった時期が長すぎたような気がしている。

37. は、いろいろなケースがあると思う。一人で生きていけると強がっている二人が、互いに無視し合っているのに、離れられず、二人で暮らしているようなこともある。

私は、一人で生きていける勇気も覚悟も自信もない。でも逃げ回ってばかりではいられない。

38. 心の支えとたましいの関係は潜在意識の話のようで、そうでないような。書かれていることは理解できる。突然、心の支えがなくなった時の反動を経験したことがある。私の場合、表には出さず、内面がガタガタになった。

顕在意識と潜在意識については、今度勉強しよう。

43. は本著の総集編のようなエッセイと思う。家庭は大事業、覚悟を決めて取り組む必要あり。そのためには、心のエネルギーを強める必要あり。家庭に心の新鉱脈をみつける。

うんざりするぐらい耳にする「ワーク・ライフ・バランス」にもつながる考え方かもしれない。

少し前に、バランス以前に「ライフ」そのものが、何よりもかけがえがない貴重なものであると気付いて、それからずっと、わなわなしている。

今後の予定

その1」「その2」「その3」、今回の「その4」に加え、あと一回で全55エッセイ精読完了予定。全部読み直したら、何がこころに残るのか、ひとりで楽しみにしてます。

その5」へ

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