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こんにちは!
「座右の銘」ってありますか?が今日のテーマです。そもそも「座右の銘」とは?
実用日本語表現辞典
座右の銘:読み方:ざゆうのめい
いつも自分の身近に書き記して、自分の戒めとする言葉のことである。
私の場合「Out of sight, out of mind」が座右の銘かもしれない。日本語では「去る者は日々に疎し」
大学を卒業する時、サークルの追い出しコンパ(死語?!)で、4年間一緒に過ごした友人がひどく号泣していた。冷めてる私は、何もそこまで泣くことあるのかなと思っていた。でも、あの時、正しかったのは彼の方だった。
日々、会わなくなれば、だんだん、気持ちが離れていく。新たな世界で、会う人達と密になっていく。卒業したら、あの親密だった関係には、2度と元には戻れないと言うことを友人は分かっていた。
肉親でもない限り、日常的に、顔を見なくなれば、想う気持ちは薄れていく。
デジタル大辞泉
去(さ)る者は日日に疎(うと)し:死んだ者は、月日がたつにつれて忘れられていく。転じて、親しかった者も、遠く離れてしまうと、しだいに親しみが薄くなる。
If you say ‘out of sight, out of mind’, you mean that people quickly forget someone if he or she goes away.
COBUILD Advanced English Dictionary
私の理解は、去ってしまえばおしまい。逆に言うと、一緒にいる限り、忘れることはない。だからこそ、大切と思う人からは離れてはいけない。歴史が短い人(人間関係の)なら、会わなくなれば、瞬時に忘れられてしまう。
その一方で、英語には便利な言葉がある「Keep in touch」(連絡取り合おう!)。諺ではなく、ただの熟語だが、これを聞くと嬉しい。
オンラインやSNSがある現代、例え、物理的に遠くに離れても「keep in touch」 することは可能だ。でも、そんなに簡単なことではない。
同じく、大学の別の同級生、卒業後、何年か過ぎて、同窓会の席、別れ際に「たまには連絡くれよ。いつでも電話してこいよ」と言われた。その後、こちらから、電話することは一度もなかった。
「Keep in touch」だったら、連絡を取り合えたかもしれない。一方的に、連絡して来いよは、若かった私には、プライドが邪魔して受け入れられなかった。
なので「Call me when you need to talk.」(何かあったら電話してよ)みたいな友人関係は、なかなか成立しないような気がしている。それでも、人間関係、どちらかが動かないと切れてしまう。大切な仲間、人と思える相手には、もう、くだらないプライドなど忘れて、こちらから、積極的に「keep in touch」していこうと、だんだん、思うようになった。
それでも、物理的な距離は、どうにも埋めようがないことも、野毛の行きつけのバーをはしごしながら、深く実感している。金曜の深夜。
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