こんにちは!ひろさんかくです。
雑談力が弱いです。お笑い芸人ではないのに、こちらが一方的にしゃべって相手を楽しませることが、雑談を盛り上げることと、長年、大きな勘違いをしてました。欠点は、しゃべりすぎること+話が無駄に長いこと+人の話を真剣に聞いてないこと+相手の気持ちを理解しようとしてないこと。
自分がこのような人と雑談したら、二度と近寄らないと思う。
欠点に気付くと、即、アクションを起こすのが悪い癖で、阿川さんの『聞く力』などいろいろ学びました。「相手の話に、共感を示しながらしっかり聞く」具体的な方法をもっと詳しく知りたいと思った時、雑誌「THE 21」の特集で「非言語コミュニケーション」(ペーシング)に関心を持ちました。
「非言語コミュニケーション」(ペーシング)
- ボディランゲージを合わせる
- 呼吸を合わせる
- 声の調子を合わせる
- 言葉を合わせる(オウム返し)(松橋良紀氏)
その松橋良紀著の『話さなくても相手がどんどんしゃべりだす「聞くだけ」会話術』より、学んだ「聞く技術」についてです。
『話さなくても相手がどんどんしゃべりだす「聞くだけ」会話術』松橋良紀著
1. アゴ(首)の動きを合わせること
- しっかり相手のアゴの動きを観察し、動きを合わせることで、心の波長が合ってくる(共感している感覚が相手に伝わる)
こちらがペースをあわせるだけで「無理にしゃべらなくても、自然と相手が話し始めてくる」
最初は、難しい技術
2. オウム返し(言葉のバックトラック)
- オウム返しは「相手を知る」ための手段として効果的
「〜ですね」「〜ですね!」「〜ですね?」または、語尾も付けず「単語」だけ返す → 相手への関心が自然と高まり、相手に興味が湧いてくる。相手もどんどん乗ってきて、次々話してくれる。
3. 相手の姿勢や動きに自分を合わせる
- 姿勢(背筋を伸ばすとか猫背とか)や動き合わせることで共感ゾーンが広がる
露骨に合わせるのではなく「小さく合わせるのがコツ」:重心だけ合わせる、同じタイミングでお茶を飲むなど
- 視線の方向も大切(相手が見ているのと同じ方向を何気なく見る)
相手もリラックスできて、話しやすい空気が生まれる。
沈黙も相手の目線と同じ方向を見ながら待てば波長が合う。
「相手に関心を持ち、しっかり観察すること」がコミュニケーションへの近道
4. 「沈黙」を味方につける
- 相手が話し終えた時、自分が話したい気持ちや、沈黙を恐れず「間(3秒くらい)」を置く
特に、相手が考え始めて沈黙した時
- 声の使い方を合わせる
話すスピード(ゆっくりや早口や)と声の高さを合わせる。
5. 「呼吸」を合わせる
- 相手が話している時→息を吐く
- 相手が黙っている時(句読点が入る瞬間など)→息を吸う
相手の呼吸に合わせてうなずきながら、自分の呼吸をシンクロさせる。
相手の呼吸の観察とペーシングは難しいが効果大
6. しっかり伝わるのは偶然。伝わらないのが必然
- 同じ物事を見たり聞いたり感じたりしても、受け取り方はそれぞれ異なるので、「相手の解釈」を尊重
そのためには「心から相手の話を聞くこと」
感想と今後の予定
この本を読んでいる途中、雑談する機会あり試してみました。アゴも呼吸も合わせるのは難しい。そもそも、相手のことをそれほど観察する習慣もなく、あんまりじっくり観察していると気持ち悪がられそうで心配になる。慣れが必要。
一方、複雑な案件の報告を受けた時、少し考えたいと思い沈黙したら、報告者が沈黙できないタイプだった。黙って考えたい時の雑音はつらい。相手を観察してない現象を自分でも体験できたので、自分はやらないように気をつけよう。
熱しやすく冷めやすいので、今の勢いで「アゴ、オウム返し、姿勢・重心、視線、沈黙、話し方と声の高さ、呼吸」を意識して、コミュニケーションの練習をしばらく続けようと思います。

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