こんにちは!ひろさんかくです。
在宅勤務となり通勤時間が減って、その分、映画を見る時間が増えた。さらに言うと、在宅勤務となり、無駄な会議や報告ごとが激減することが分かった。この数年、中途半端な働き方改革をやってきたが、今回のコロナという劇薬で、真の働き方改革に進むかもしれない。
と言うことで、手当たり次第、映画を見ている、そのひとつ「ノクターナル・アニマル」を見た。
サスペンス風のドラマ。
映画の中に映画のサスペンス・ドラマ「ノクターナル・アニマル」
概要
ファッションデザイナーであるトム・フォードという方が監督。オースティン・ライトの小説『ミステリ原稿』が原作
あらすじ
サスペンス・ミステリー風のロマンスと言うかドラマ
映画の中に3つのストーリー。ひとつは現在、もうひとつは過去の思い出、もうひとつは小説の中の話
現在、主人公の中年女性はアートの関係で成功している。ギャラリーのようなところの経営者。夫も忙しそうで飛び回っている。もう、夫婦仲は冷め切っており、旦那は浮気をしている様子。娘は彼氏と同棲中。裕福ではあるけど満ち足りない奥さん
学生の頃、付き合い結婚した最初の夫から彼の新作の小説が届く。彼女に捧げると言う意味深なメッセージ。
その別れた夫は、兄の友人で、偶然、再開し、その後、結婚することに。厳格な家庭の母親から、線が細く、稼げそうにない芸術家志向の男では、すぐ別れるからと結婚を認めてもらえないが、押し切った。
小説のストーリーは陰惨。元夫を想起させる主人公と彼女を想起させる妻、娘が深夜、車で移動中。他の車とトラブルになり、いわゆる煽り運転の世界へようこそ。接触事故となり、チンピラ達に絡まれる。
うつ状態のような彼女は、小説の内容と、彼女が、過去に彼にした仕打ちで、眠れなくなる。それでも、よせばいいのに小説の世界と、彼との過去の世界に浸り続ける。
結婚した後、母親の見立ての通り、うまくいかない。徹夜して完成したばかりの小説を、真っ先に妻に見せるが、ダメ出しされて激怒。だんだん、妻も、成功への野心が見えない、面倒くさい男に嫌気が差す。
結果、イケメンの今の旦那のもとへ行くが、元旦那の子供を身ごもっており中絶する。元旦那に対し、ひどい仕打ちをしたとトラウマになる。
小説のストーリーは、どんどん、ひどいことに。チンピラ達に妻と娘を拉致される。男はその辺に放置。その後、2人は強姦殺害され遺体で発見。
警察の捜査で容疑者1名を逮捕。主犯格も捕まえるが証拠不十分。深刻な病気で先行き短いベテラン警官が命をかけて、罪を償わせようとする。最後、主犯格と対峙した男は、仇を撃つが、犯人からの攻撃を受け、息絶える。
小説の世界にハマる中、元旦那から誘いが。ドキドキわくわくを求めている女は、粧し込んで出かける。レストランで待ち続ける。
この小説のストーリーの意図は何だ?!
この映画の教訓?
- お母さんの言うことは聞こう!
- この女性は、誰と一緒になっても、重いタイプ?
- 芸術家やアーティストを夢見る男と結婚すべきか
- 連絡を取っていない、過去にひどい別れ方をした元彼、元旦那からの誘いには乗るな?
- 仕事で成功しているのだから、もうそれ以上望むな?
感想
映画の中の映画のサスペンスが陰惨な結末だが、このストーリーに目が話せない。映画の中の映画の主人公は、彼女のイメージでは元旦那だが、やはり冴えない。
この奥さんは、とりあえず、面倒くさい。メイクをしているとブルゾンちえみにも見える。
元旦那が、自信作ができたので、記念に送ってきただけかもしれないのに、登場人物を自身に重ね合わせ、のめり込む。満たされない今の生活から、もしかしたら、元旦那が助け出してくれると思い込む。
やはり、ダンディーな旦那は、このような重い奥さんを持つと、だんだん、外に癒しを求めるようになるかもしれない。
とりあえず、冒頭の気持ち悪いシーンには度肝を抜かれる。世の中で、最も見たくないもののひとつかもしれない。
映画としては、2回も見返さなくて済むので良い映画かもしれない。
今後の予定
映画漬けが止まらない

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