こんにちは!
7/1(木)、アメリカに向かう飛行機で見た映画の記事をいまごろ書く。
アメリカに赴任して、今までオンライン会議でしか会ったことがなかったロシア系のアメリカ人同僚に会った。オンラインでは、いつもムスッとしていて、とっつきにくかった。
実際に対面してみると真逆。ニコニコして明るいし、人懐こい。すっかり好きになってしまった。彼はロシアからの移民だ。今はアメリカの東海岸に住んでいる。ロシア系の同僚で知り合いになったのは彼が初めてかもしれない。
また、大谷選手ネタだが、先日、解説者が大谷選手を評価する際に、アジア人(おそらく日本人)の訛りを真似した英語で揶揄した。彼は、Very, very careful(要注意)しないといけないみたいな表現を、Bery, bery carefulrと「v」の発音が十分出来ないアジア人を多少、小馬鹿にしたようだ。
この後、この解説者は降板となり、人種差別関係の教育も受けることになる。
映画とあんまり関係ないかもしれないし、関係あるかもしれない。それでは映画の話に入ることにする。
痛快アクションの「Mr. ノーバディ」でも疑問だらけ
概要
2021年3月公開のアメリカのアクション・スリラー映画。上映時間92分!
あらすじ
ハッチ(ボブ・オデンカーク)は、家族からも尊敬されず、工場勤務で、似たような毎日を繰り返す、冴えない中年のおじさんだ。ある日、二人組の強盗が家を襲撃する。反撃のチャンスはあったものの見逃してやるハッチ。息子からは腰抜け呼ばわりされる。
その後、娘の大事にしていたブレスレットを強盗に持って行かれたことに気づく。ブレスレットを探して調査を始めるハッチ。
久々のバイオレントな環境に、暴れたい欲求が爆発するハッチ。簡単に犯人を発見するが、その後も街のチンピラ・マフィアもやっつけてしまう。不幸にも彼らはロシアのマフィアに通じていた。
ロシアン・マフィアの襲撃を受けるハッチ家。家族をシェルター!に避難させ、マフィアとの全面対決となる。その対決には、元バリバリの捜査官のハッチのおじいさん(あのBTTFでDr. ドク役のクリストファー・ロイド)も老人ホームから参戦する。
果たして、ハッチのその後はいかに?!
感想
とにかく、音楽が格好良く、ストーリーのテンポも良い。敵・味方がはっきりしているので、見ていて分かりやすい。暴力シーンも、バタバタと人が撃たれるが、映画と思って見れば面白い。
映画の制作陣もハッチのような境遇なのか、鬱屈する生活を送る中年が、実は俺すごかったんだぜみたいな感じで、大暴れする願望を、そのまま映画にしたような作品だ。
疑問はと言うと、どうして、この手の映画でコテンパンにやられるのは、いつもロシア系マフィアなのだろう。確かに、冷戦は終わったものの、依然、ロシアとアメリカの間には緊張感がある。それでも、政治的なコンフリクトがあるなら、中国だって同じだと思う。それでも、あまり、敵役にはならない。アジア系には配慮か遠慮をしているのだろうか。素朴な疑問を持つ。
主人公のハッチは、かつてFBIでAuditorという秘密裏の危険な役割をこなしていた。その仕事柄か、いつバイオレンスに巻き込まれるか分からないのでシェルター付きの家に住んでいる。奥さんも家族にも彼の素性は教えていない。長年のハードな仕事に嫌気がさし、普通の家庭を持ちたくて、危険な仕事から退いていて築いた家族だった。
事件後、引っ越すことになるが、また、シェルター付きの家を、奥さんも同意する。死にそうになったのに。。
主人公のお父さんは、あの名作「Back to the Future(BTTF)」の博士ドク。ヨボヨボおじいさんで、ほとんど動けないのに、マフィア相手に活躍する。このシーンは、見ていて、とてもハラハラすると同時に、現実感がなく、このおじいさんを使いたかった感がした。
銃撃戦以外、あまり見せ場のない映画だが、あまり頭を使わなくて良いので、飛行機の中で見るには最適の映画かもしれない。
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