こんにちは!ひろさんかくです。
今年は映画を100本見る!と目標にしたものの、ここまで8本(2/6/2020)と超スローペース。少し焦って、見たい映画を探すも、つまらない映画を見て時間を無駄にもしたくない。そんな中、9本目に見た映画がこれ「her 世界でひとつの彼女」。たぶん、今年見た中では一番のマスターピース。
ちょうど、今頃、日本でもロードショー中ののLGBT関係の映画「his」の類似品か?と早とちりしたが、なかなか、どうして、考えさせられる面白い映画。公開された2013年頃より、近未来の世界。つまり、2020年頃(なのかな)を指しているかもしれないロマンス映画なのだ!

近未来?現在?「her 世界でひとつの彼女」面白い!
概要
2013年の米国映画。日本公開は2014年。
- 監督・脚本のスパイク・ジョーンズは、この作品でアカデミー脚本賞
- セオドア・トゥオンブリー (ホアキン・フェニックス)は、手紙作成代行の会社(Heartful Letter社)の腕利きライター
- エイミー(エイミー・アダムス)は、主人公のセオドアの良き友人、理解者。学生時代、一時、交際
- キャサリン(ルーニー・マーラ)は、セオドアの幼馴染みであり元妻
- サマンサ(スカーレット・ヨハンソン)は、OS(Operating System)上の人工知能
あらすじ(ネタバレ)
古い映画であり、ストーリーはネットでも確認できる。ネタバレしてもこの作品の面白さには、たぶん影響しないので、毎度、楽しみなあらすじをトライ!
幼馴染みであり最愛の妻との離婚調停中のセオドアは、深く落ち込んでいる。彼女を作ろうと思うが、もうひとつ踏み込めない。そんな中、OSの人工知能サマンサと知り合う。意気投合し愛し合い始める二人。友人のエイミーも旦那と別れ、今の心の友はOSの人工知能。
サマンサを愛したので、ずっと避けていたキャサリンとの離婚問題に向き合い、離婚書類にサインする。キャサリンは売れっ子の作家。最後に会った時、サマンサのことを伝えるが、キャサリンから、リアルな人と付き合えない人間と指摘され、不機嫌になり喧嘩してしまう。
無くてはならない関係になるセオドアとサマンサだが、OSの人工知能は進化を続ける。OSの世界の人格ながら、外の世界ともメールや電話で繋がることができる。進化した結果、同時に多数の人間と会話ができるようになる。OS内で再生された著名な哲学者(故人)と非言語で超高速に意思疎通もできるようになる。
OSの人工知能と楽しく会話している人が街中に溢れていることに気が付くセオドア。サマンサに問い質すと、進化によって、同時に8千人以上もの人と会話ができるようになっている。その内、600人を超える人間と交際していると告げる。
サマンサを深く愛していたセオドアはショックを受ける。サマンサは必死にセオドアは特別と伝えようとするが理解してもらえない。
(理由は不明だが)OS上の人工知能が、とうとう去る時期が来て、いっせいにいなくなってしまう。エイミーに会うが、彼女のOS 上の友人も去った。一人になり、冷静になり、元妻に、先日の謝罪と、ずっと友達でいることと愛情を伝える。
感想
この映画を見た人といろいろ語り会いたいことが多すぎる!
つまらない矛盾点は、ほとんど見当たらない完璧な映画。最後にOS 上の人工知能がいっせいに消えた理由は知りたかったけれど。
2020年の現時点は、人工知能はここまで進化していないが、近い将来、間違いなく、SNS上のリアルの友人に代わり、ネット上でのバーチャル友人や恋人が一般的になるのは避けられないと思う。その時、人工知能の人格の差別を排除し、社会として許容すべきことなのかどうか分からない。私も溺れてしまう可能性は高いと思う。痴情のもつれとか浮気とかリアルな世界のようないざこざはあまり心配する必要がないだろうし。
スカーレット・ヨハンソン
最初、サマンサ役の声のハスキーさが人工知能っぽくなくて鼻についた。途中で、私の好きな女優もスカーレットと分かると、がぜん、声にリアル感が出てくる。ハスキーさも可愛らしかったり、色っぽく感じてしまう。
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