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こんにちは!
横浜の野毛には、お気に入り店がたくさんある。中でも、ゆったりとした快適な空間と、こだわりの美味しいチーズとワインで満足度100%のお店が「ミルピグ都橋店」だ。
私が提供している「3人で行く!ほっこり野毛はしご酒ツアー」でもトリを務めることが多い。
そんな「ピルピグ」が、お店から近く、しかも、野毛激戦区のど真ん中に新店舗を出した言うのだから、視察に行かないとならない。
新店舗の名前は「ミルピグJapan」。Japanと付けた意図は詳しく聞いていないが、マスターから、食材に徹底的にこだわり抜いたTKG(卵かけご飯)を1,500円という強気のプライスで提供していると聞いていた。
TKG大好きな私にとって、1,500円TKGが頭から離れなくなってしまったのは言うまでもない。
11月上旬にオープンしているが、なかなか、訪問するチャンスがない。11/14(土)の第6回はしご酒ツアーでゲリラ的に寄る手もあったが、さすがに冒険は止めた。
先週末、お届けしていた会社の缶詰研修(缶詰の製法を学ぶ研修ではない)が終わり、コロナで懇親会もないので、まっすぐ野毛に向かう。
新店舗は、少し分かりにくいが、古い洋楽に詳しい店長の「リトルビレッジ」の目の前。恐ろしげな料理を出す「珍獣屋」を目指し、その前の雑居ビルにある。8席くらいのカウンターだけのお店。少し、店内が暗めの照明なので入りにくい。
入り口においてある小さな黒板にTKGの文字が踊る。店内を見ると若者と女性が多い様子。一人客は見えない。いよいよ入りにくい。お店の前を2往復する。帰ろうかと思うが、奥の席がお一人様で、その隣は席が空いているように見える。
トイレでたまたま席が空いているだけかも知れない。冴えないおっさんが「ひとりで〜す」なんて指で一番!を示しながら、「スマミセン満席です」なんて言われて、スゴスゴ帰るのは避けたい。どうする?
いよいよ空腹なので、目をつぶって飛び込むことにする。これまでも、こうやって、数々の良い店を発掘してきたではないか!
お店に入ると、女性店員ひとり、忙しくて気付いてもらえない。常連らしいお客さんが、店員さんに声をかけてもくれて、席に着く。ありがたい。
まずは、手始めに、味が強烈で濃厚なウォッシュチーズをリクエストし、赤ワイン(カベルネソーヴィニヨン)をお願いする。相変わらずのチーズのクオリティ。重いワインに良く合う。スプーンの上に乗っているのは麹(だったはず)で、味変を楽しめる。
TKGのボリュームを聞く。ご飯が1合で卵も2個。二人分相当かもしれない。コロナ太りでダイエット中の上に、コレステ・ロックンロール注意報で大好きな卵も日常的には食べてない。どうしよう。
お隣のお一人様の若いイタリア人女性は日本語も堪能なようで、大きなパニーニ風サンドを食べている。TKGを食べようか迷っていると話しかける。
しばらくして、あれだけのサンドを食べたのに、彼女もTKGに興味を持ち注文。唖然とするが、ここで帰っては視察の意味がない。店員さんの二度手間になるのも申し訳ないので、私も注文。私の注文で売り切れとなった。
ご飯は北海道のコメ農家さん一軒でしか生産していないお米。硬さもあってTKGに最適。卵も神奈川の有機系農家さんのもので、色が違うが栄養等が異なるそうだ。
3つのスポイトは有機醤油、透明醤油、スモーク醤油。それから海苔とバターと小さ破片は魚の佃煮風。
御飯の量が多く、残してもおにぎりにして持ち帰れる。と言うことで、少しずつ、ご飯を食べていたので、非常にアンバランスな写真でかたじけない。その後も、小出し小出しに食べ続け、気が付いたら完食していた。
お酒は日本酒で、TKGに合いそうなものをお願いした。銘柄は忘れたが、フルーティーで女性向けの飲みやすい味。
感想は?TKGは、それぞれの食材は素晴らしい。全体では何かが物足りない。しばらくして、醤油の量が少なかったことに気づく。
コロナ影響で醤油サシが使えず、小さいスポイトを使う。顕微鏡のパレットに化学薬品を数滴、垂らす程度の醤油では足りない。次回は、醤油の増量をお願いしよう!
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