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「ロスガトス散策:街歩きからロック・クライミング?その1」に続く。森林浴がしたくて、緑豊かな街ロスガトスに来たが、そこのダウンタウンのカフェ巡りをしていた。取り合えず「ロスガトス観光」で検索すると現地で有名な観光サイトに引っ掛かる。トリップアドバイザー(Tripadvisor)だ。
人気1位は「Vasona Lake Country Park」。第2位は「Castle Rock State Park」。第2位がお目当ての山の中にトレイルがあって森林浴ができそうだ。1位の湖はどう見てもしょぼそうだが、街中から近いので、先に寄ることにした。
ロスガトス観光:トリップアドバイザー人気1位「Vasona Lake Country Park」
駐車場で6ドル取られた。Googleマップで見る限り、かなり大きい湖だが、駐車場も広くて、なかなか、湖が見えない。全く期待していなかったが想像通りだった。吉祥寺の井の頭公園をでかくしたような感じだ。
もちろん、アメリカだけに数十倍のデカさだが、なぜ、ここが人気なのか分からない。とりあえず、湖近くまで車で進み、湖面に近づくがつまらない。観光地あるあるのボートもある。きっと、人を惹きつける何かがあるのかもしれないが、申し訳程度に写真をパシャパシャ撮り、お目当ての森林浴に向かうことにした。
家族連れが多く、なぜか、全力でジョギングしている人も見かけた。2度と来ることはないだろう。

ロスガトス観光:トリップアドバイザー人気2位「Castle Rock State Park」
Castle Rock(キャッスル・ロック)と言う名前が良い。ホラー小説のスティーヴン・キングの物語によく出てくるメイン州にある架空の都市がキャッスル・ロックだ。初期の作品『デッド・ゾーン』、狂った犬の話『クージョ』、あの有名な『スタンド・バイ・ミー』などなどに出てくる。まさか、ホラー的な目には合わないだろうが、慎重に行くことにした。
ロスガトスのダウンタウンからは25分くらい掛かる。かなりの山道を登り続ける。イメージとしては、正月の箱根駅伝の山登りや下りのような狭い道路をどんどん登って行く。道路の片側は山、反対側は崖だ。ほとんどガードレールがなく、崖側は、道路の端を示す白線を越えるとすぐ奈落の底だ。うっかりよそ見やハンドル操作ミスをしたら大変なことになりそうなので、ノロノロと進むことにした。幸い、後ろから煽られることもない。
ものすごい森林の中を進む。途中で気圧の変化で耳がおかしくなるくらい登った。後々、調べると標高はせいぜい1,000メートル(3,214フィート)弱だった。実際にキャッスル・ロックに着いてみると、ここでも駐車場で10ドル取られる。先ほどの湖ほどではないが、結構、2つある駐車場は埋まっている。楽しそうなので、地図も買おうとするが、普通の地図とロック・クライミング用の地図どちらが良いか聞かれた。
ロック・クライミングは、高いところが苦手だし、岩を登るなんて疲れそうなのであまり興味がない。そもそも身体も重い。
とりあえず、トレイルコースに入ってみると。歩いてすぐ、山の中に入り、結構、険しい山登りが続く。シリコンバレーのムーミン谷は夏の間は草が枯れてハゲ山のようになるが、この地域は、普通に深い森林だ。乾季で乾燥しているので地面の落ち葉や土はパサパサだ。この地域で頻発する山火事が心配だ。
それでも、このプチ・トレイルは、たった1キロ弱で、キャッスル・ロックの頂上に到達する。大きな岩がゴロゴロしており、多数の観光客が、なんちゃってロック・クライミングを楽しんでいる。登れないが、この程度の低い岩だったらチャレンジしてみたい。
この山には、アライグマやボブキャットも生息しているようだ。今日のようなプチ・トレイルではなく、もっと歩くと山の中に滝とかもあるようだ。靴底がツルツルのスニーカーで来たのは、山を舐めているかもしれない。
もし、機会があれば、おにぎりと水筒を持って、森林浴を楽しみたい。そう言えば森林浴を楽しめたかと言うと、楽しめなかった。いまいち森の浅い部分までしか入ってなかったことと、気温も高く、空気が乾燥していたからかもしれない。森林の濃い山の中に入って、肺から身体全体が浄化されるようなヒンヤリとした新鮮で美味しい空気を吸ってみたい。






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