横浜野毛「リトル・ヴィレッジ」で音楽談義に楽しくて悶え苦しむ

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こんにちは!

横浜の野毛はしご酒ツアーの準備もあり、取材という名の飲んだくれを繰り返している。はしご酒の途中、お目当てのお店に行く前に、偶然、このお店を見つける。その名も「ミュージック・カフェ・リトル・ヴィレッジ」だ。

「70年代とオールド・ロックを楽しめる洋楽バー」「お酒を呑みながらの音楽談義は最高です」とある。あれ!?どこかで聞いたことがあるようなフレーズ。そう、私のたびかでの体験【オンライン懐かしの洋楽談義】クラシック・ロック好き集まれ!のコンセプトに酷似しているのだ。

とにかく、お店に入ってみる。カウンターと小さなステージもある。壁一面に、古いロック関係の今や、入手困難なポスターでいっぱいだ。店主に聞くと、お客さんからのリクエストを、Youtubeで、店内の大画面に大音量で流してくれるそうだ。

まだ、お客さんがいないので、ロックとの馴れ初めを語り合う。年代が近いこともあり、ふたり共、ビリー・ジョエルの「ナイロン・カーテン」という1980年代初期のアルバムからの最初のシングル「プレッシャー」で、音楽にのめり込んだことが分かる。

その後は、ずぶずぶと洋楽にハマり、たまたま、ふたり共、ギターをやっていたことから、あの当時の必然として、ハードロックの世界にのめり込んで行ったのも共通点だった。その後、80年代後半、ユーロビート調の曲が流行りだすと、ますます、古い音楽に興味を持ったのも同じ。実に興味深い。

しばらくして、常連さん2人が別々にやってくる。店主、初顔の私も加え、4人でカウンターを挟み音楽談義が始まる(どれほどの強者か分からないので、ど緊張・・)。

一人目、やや、ぽっちゃり、普通のサラリーマン風の見た目からは想像できないが、ライブではロン毛のカツラで、ハードロック・バンドのギタリスト。「影響受けたギタリストは誰ですか?」とかつてバンド野郎だった私へのこの店の入学テスト?が始まる。

下手な回答はできない。ありふれた回答をした瞬間に、その程度かと見下されるに違いない。「憧れたのはエリック・クラプトンだけど、ニール・ヤングのギター・ソロは普通ではないと思う」と答える。

私の回答を固唾をのんで待っていた店主や常連達の顔色が変わる。このおじさん、只者ではないのか?すかさず「ニール・ヤングのどのライブがオススメですか?」と聞かれる。しまった!答えられない。

もう一人のロック・バーで静かに烏龍茶を飲む冷静沈着そうな常連さんが「それなら、Cortezでしょう」と有名なライブ映像を推薦する。「負けた!」

私が見たかったライブとは違うが、ニール・ヤングの風貌、使っているギターから見て同じ年代かもしれない。私が「彼のギターには、テクニックはないが、心に伝わる、所謂、ヘタウマのような感じだ」と試しに感想を言ってみる。

烏龍茶は「結局は、音楽は伝わるかどうかと言うこと。心に響く音楽を演奏できている時点で、下手ではなく、上手いと言うことになる。もはやヘタウマではないと思う」とのご意見。哲学的だが、正しい。激しく同感だ。

私も現役時代、テクニックで凌駕することは不可能だったので、勢いや迫力とか、別の領域に力を入れていたことを思い出す。それでもヘタウマにもまったく届かなかった。

ちなみに、これが、私が見たかったニール・ヤングのライブ映像。ギター・ソロが、2回。なんと、エリック・クラプトン vs. ニール・ヤングだ。エリックのアドリブも素晴らしいが、あまり指は動かさず、ビブラートやアームで、会場の隅々にまで伝われ〜!と祈りながら弾いているニールに軍配が上がると思う。

今、見ても、彼のギターの音色に涙が浮かんでくる。この素晴らしいライブの瞬間というのは、二度と再現されることはない。

音楽談義が、これでは劣勢だ、汚名挽回せねばと、とっておきのシカゴの「長い夜」の1970年のライブ映像をお願いする。店主からは「Tanglewoodでのライブ映像ですね、よくリクエストあるんですよ」と聞き、がっかりする。これがヘビロテの店なんて、さすが70年代に注力しているお店だけのことはある。

幸いにも、何度聞いても、彼らの演奏の素晴らしさで、4人とも、しばらく、うっとり聞き惚れることになる。ありがとう、テリー・キャス。ちなみに、この曲を紹介した私の過去記事はこちら

それにしても、この人達、只者ではないな。

冷静沈着な烏龍茶の常連さんが、オリビア・ニュートン・ジョンの「フィジカル」を聞きたいと言う。美人アイドル(元アイドルが正しい)がレオタード姿でエアロビしながら歌った1980年代初頭のヒット・ソングだ。

「何だ、私と同じ趣味じゃないか」と安心したのもつかの間、「当時のバージョンは嫌いだが、10年くらい前のフル・オーケストラを従え、有名なギタリスト◯◯(忘れた)がリードした時のライブ・パフォーマンスが素晴らしい」とのこと。

10年くらい前って、アイドルから、相当、ベテランになられているはずだが、そう言うご趣味なのか?と半分、疑いの眼差しで映像を見る。度肝を抜かれる。エアロビ・ソングがボサノバにアレンジされ、アコースティック・ギターとバックコーラスのサポートを得ながら、当時とは比べものにならないくらいの圧倒的な歌唱力だ。

何じゃ、これは!?の世界。最近、当時の「フィジカル」をYoutubeで繰り返し見ていたが、なぜ、これに気づかない。。この人、いったい、何者なのだろう?

オリビア・ニュートン・ジョンの2008年オーストラリア・シドニーでのライブ映像より。ボサノバ。

なお、私が好きなオリジナル版の楽しいミュージック・ビデオ。これはこれで良い。なんと言っても、1980年代通算して、全米で最も売れた曲なのだ!

ロン毛カツラのギタリストが、シンディー・ローパーの懐かしのヒット曲「ハイスクールはダンステリア」(今は、別の邦題らしい)をリクエスト。ミュージックビデオが楽しい。

「他、リクエストないですか?」と店主。1980年代前半のミュージック・ビデオなら、これはどうだ!とスティーブ・ミラー・バンドの「アブラカダブラ」をお願いする。1982年のヒット曲だ。

さあ、どうだ!と思うが、店主から、この曲、売れ線狙いで、彼らとしては異色の曲ですよね。これが、本来の彼ららしい曲ですよと1976年の渋い曲の紹介を受ける。さすがに、スティーブ・ミラー・バンドの初期の頃まではチェックしてない。。

それにしても、音楽に詳しい人ばかりで楽しい。みんな只者ではなく、私の平凡さ加減が恥ずかしくなる。その後、店主とロン毛・ギタリストの趣味で、当時のハードロックの世界へ。私の好きな西ドイツ(当時)やオランダのバンドの古いライブ映像も楽しすぎる。皆、身長2メートル近く、上半身裸、長ロン毛、同じ人類には見えない。

様子見で入っただけなのに、想定以上に長居してしまい、もう一軒、市場調査で寄る予定だったお店は諦めて帰途につく。ぜひ、次回はグループでも、来てくださいとマスターから名刺を頂いた。

私が、たびかの【オンライン懐かしの洋楽談義】クラシック・ロック好き集まれ!や、いづれ、リアルでやりたいことは、今日のような、音楽バーでの音楽談義に加え、時には、映画など、いろいろ脱線して、気のおけない仲間とグループ活動をしてみたい。それまで、地道に、コツコツ続けていこうと思う。

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