追悼:ロックンロールの創始者の一人「リトル・リチャード」

little richard

こんにちは!ひろさんかくです。

米国時間2020年5月9日、チャック・ベリーやファッツ・ドミノなどと並ぶ、ロックンロールの創始者の一人、リトル・リチャード(Little Richard)が亡くなった。ご冥福をお祈りします。

ポール・マッカートニーの歌唱スタイルにも大きな影響を与えた。実際、ポールが、リトル・リチャードの物真似「ルシール」を聞いたことがあるが、笑ってしまうくらいにそっくりだ。

リトル・リチャード:

1932〜2020年(87歳没)、活動期間1951〜1957、1962〜2013年。1957年に一度引退し神学の道へ(牧師になる)、再デビュー時の1962年は、バックバンドにジミ・ヘンドリックスも在籍。この年デビューのビートルズがコンサートで前座を務めたことがあるそうだ。

リトル・リチャードが引退した1957年から1960年頃、チャック・ベリーは犯罪で逮捕、エルビス・プレスリーは徴兵、バディ・ホリーは飛行機墜落、エディ・コクランは交通事故で死去など、白人、黒人のロックンローラー達が、こぞって音楽業界から、一時的にいなくなる。

代わりに台頭したのが、ニール・セダカ、ポール・アンカなどの白人アイドル歌手達。

若者からは、より激しい音楽への欲望が高まりつつある中、1962年、当時としては、見たことがないような長髪の4人組の白人の若者が、イギリスからデビュー。デビュー前後のビートルズは、リトル・リチャードの複数曲をカバーしている。

リトル・リチャードは、黒人差別の激しく、かつ、ゲイにも理解のない当時から、ゲイであることを公言し、化粧して活動。

1950年代の黒人差別廃止を求めた公民権運動には、射殺されることになる黒人R&B歌手サム・クックも支援。

リトル・リチャードは、スペシャルティ・レコーズより「Here’s Little Richard」でデビュー。

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Side one

  1. “Tutti Frutti” (Richard Penniman, Dorothy LaBostrie, Joe Lubin) – 2:25
  2. “True, Fine Mama” (Penniman) – 2:43
  3. “Can’t Believe You Wanna Leave” (Leo Price) – 2:28
  4. “Ready Teddy” (Robert Blackwell, John Marascalco) – 2:09
  5. “Baby” (Penniman) – 2:06
  6. “Slippin’ and Slidin'” (Penniman, Eddie Bocage, Al Collins, James Smith) – 2:42

Side two

  1. “Long Tall Sally” (Enotris Johnson, Blackwell, Penniman) – 2:10
  2. “Miss Ann” (Penniman, Johnson) – 2:17
  3. “Oh Why?” (Winfield Scott) – 2:09
  4. “Rip It Up” (Blackwell, Marascalco) – 2:23
  5. “Jenny, Jenny” (Johnson, Penniman) – 2:04
  6. “She’s Got It” (Marascalco, Penniman) – 2:26

*Richard PennimanはLittle Richardのペンネームにして本名

人気曲

  • 「トゥッティ・フルッティ (Tutti Frutti)」
  • 「のっぽのサリー (Long Tall Sally)」
  • 「ルシール (Lucille)」
  • 「リップ・イット・アップ (Rip It Up)」
  • 「ジェニ・ジェニ (Jenny, Jenny)」
  • 「グッド・ゴリー・ミス・モリー (Good Golly, Miss Molly)」

「のっぽのサリー」はビートルズのカバー曲も有名。代表作は「トゥッティ・フルッティ」。

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