「格好良い証明写真」を探し求めて

こんにちは!

免許証、パスポート、社員証の写真がひどい。最近はマイナンバーカードも加わり、証明写真を求められることが多いから恐怖だ。

免許証の写真は、何回、更新しても、どう見ても危険極まりない人物にしか見えない。極悪指名手配犯にも見える。もしかすると、本当にそう言う見た目なのかもしれないと諦め始めてもいる。

恐怖なのは、駅とかスーパーの入口脇とかにある証明写真用のマシンだ。何回、取り直しても「恐怖新聞」に出てきそうなくらい怯えた顔になる。社員証もマイナンバーカードも、証明写真マシンからデータ転送されるありがた迷惑な仕掛けだ。

お蔭で、どちらのカードも捕らわれた新種の猿のような顔をしている。マシンに写真を撮ってもらうと緊張してしまうのだ。

今のパスポートは10年前、アメリカ駐在時、在サンフランシスコ日本国総領事館で更新した。ものすごく仕事が忙しい中、ぎりぎりまで引き伸ばして、やっと行けると思った日に証明写真を撮っていないことに気がついだ。

困った私は、古い証明写真を探す。出てきたのは、今のパスポートの証明写真。つまり10年前の写真だが、あんまり見た目が変わってないように感じた(と言うより、そう信じた)。

迷ったが、思い切って、今のパスポートと同じ写真で申請してみた。あっさり更新される。結果的に、20年間、同じ証明写真で2枚の10年更新パスポートを乗り継いだ。

現在、アラフィフが、アラサーの頃の写真をパスポートに使っていることになる。さすがに実物はあちこち劣化していて無理があるが、空港で一度も止められたことはない。

そして、今回、パスポートが更新となる。さすがに、写真を新しく撮ることにした。10年前と比べ、今も忙しいが、日本にいるだけ何かと気が楽だ。

ネットで「格好良い証明写真」で検索してみる。出るわ出るわ、ヒットする写真屋はどれも、就活用のエントリーシートに使う写真に力を入れている。メイクやポーズの指導や写真の加工までしてくれるらしい。

さすがに、加工もメイクもいらないので、もう少し、淡白そうな、カメラも売っているチェーン店で撮ってもらうことにした。

姿勢が悪い自覚はあるが、座った時、右肩が下がっているらしい。指摘されて直す。顎を引くように言われる。その後、シャッターを切るたびに、顎を引けと言われる。顎を引き気味の方が写りが良いのか?

さらには、右側だけ口角をもう少し上げろと難しい指示が来る。右側の口角だけを上げようとするが出来ない。どう考えても、美川憲一のモノマネをするコロッケのような歪んだ唇になっているに違いない。

さらには、シャッターを押す瞬間、もう少し、目をぱっと開くように言われる。確かに目がトロンとしていたが、シャッターを切る瞬間が分からない。結果、10枚近く撮ってもらう。

さあ、この中から選べと言われるが、これが現実だ。どれもこれもひどい目の下のクマ。消したい。ただ、証明写真マシンや免許証ほど悪人感はない。怯えてはいるが猿にも見えない。やはり、店員さんの指導があったからだ。

私が選べなくて、ウンウン唸っている間(ほんの数秒だが)に、これとこれが良いですよと店員さんが推薦してくれる。たしかに、他よりはマシかも知れないということで、無事、パスポートを更新することができた。

今度、証明写真を撮る時は、迷わず、就活生向けにポーズやデータ加工もしてくれる写真屋さんに行こうと密かに誓う。

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