こんにちは!
7/1(木)にアメリカに向かう飛行機の中で、映画を見て以来、1ヶ月間、映画を1本も見ていない。そのフライトの前に、念入りに、見たい映画をチェックしたのはこの記事「7月の機内エンタテイメントサービスは?:映画」。
気が変わり、見ようと思っていたのとは違う作品を2本見た。当たりかハズレかは分からないが、不思議と今だに、この映画2本とも内容を覚えている。
記憶があるのは、その後、映画を見ていないからと、映画の感想的なメモを簡単に書いてあったからかもしれない。と言うことで、久々の「映画」カテゴリーで、記事を投稿する。その映画とは「アイ・ケア・ア・ロット(I Care A Lot)」だ。
「アイ・ケア・ア・ロット(I Care A Lot)」当然の報いにスカッとできるか?!
概要
2021年公開のイギリスのスリラー映画。主演のロザムンド・バイクはゴールデングローブの主演女優賞を受賞。
日本では映画館で公開しておらず、Amazon Primeで見れるそうだ。詐欺師 vs. ロシアのマフィア。「こんなことして許されると思うのか」と言う気持ちで見ると、結末はスカッとできるのかもしれない。
あらすじ
うろ覚えな部分もある。ネタバレを避けながら、簡単にまとめるとこうだ。
女性二人組の詐欺師は、同じく女医と組んでいる。ターゲットは、身寄りがないか、いても頼りなかったりする、痴呆の気のある老人だ。女医が検査データを改ざんし、裁判所で女性二人組をその老人の法的に認められた「成年後見人」になる。その後、老人は、これもこの二人組の手先である老人ホームで厳重に隔離される。
その間、二人組は徹底的に、その老人の財産を処分する。老人ホーム代や後見人としても経費が掛かると言う表向きの理由からだ。中には、数少ない親族が、身内を返せと訴えてくることもある。老人ホームは要塞のように厳重なので、一般人のアタックなどにはビクともしない。
そんな中、金持ちで身寄りのない女性ターゲットを女医が見つけてくる。まだまだ、頭もしっかりしているのに、女医の改ざんで要介護状態となり、詐欺師が後見人の座を獲得するまではいつもの通りだった。この女性、経歴を詐称しており、極悪なロシアマフィアと繋がりがあった!
ロシアマフィアによって、この詐欺集団の存在は、いとも簡単に暴かれ、その老人を救出しようとするマフィア。マフィアの執拗な暴力で絶体絶命になる詐欺集団。それでも、巻き返す女性グループ。戦いの後、決めた内容とは驚愕の悪のタッグの出来上がりだった。
感想
たぶん、飛行機の中だったから見た。テンポも良く、暴力シーンはあるが、コミカル。見ていて飽きさせない。
それでも、意図してのことなのか、前半は、この女性詐欺グループが許せない、憎く感じる。それでも、気持ちが悪いロシアマフィアが出てくると、どちらを応援して良いのかわからなくなる。最後は、両者が手を組んでしまうのだが、その後、起こる悲劇をどう捉えるかどうかがこの映画のポイントだ。
別の言い方をすると、この結末をハッピーエンドと思えるかどうかだ。
コミカルとは言え、老人を食い物にするような犯罪を格好良いとは思えないし、共感もできない。見ている途中で「地獄に落ちろ」と思いながら見ていた。それでも、その地獄の落ち方には、もう少し違うやり方があっても良いのではないかと思ってしまった。

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