こんにちは!
1週間前くらいに、サンクス・ギビング難民についてお届けした。正確には「サンクス・ギビングをどう乗り切るか」と言う記事だ。
サンクス・ギビングは、日本の正月のように実家に帰って家族で過ごしたり、観光地でゆっくり過ごすのが一般的な過ごし方のようだ。実際、私が住むアパートの駐車場もガラガラだし、街の車も人の数も通常より、大きく減っている感覚がある。
さらには、ブラック・フライデーと言うセールもあるが、お目当ての買い物がある人は、気合を入れて早めにお店に行く必要があるかもしれない。
単身赴任の私は、何の予定もない。私の周りには単身赴任の日本人ばかりだが、日本との行ったり来たりで予定を立てる余裕もない私と違い、それぞれ、この機会にいろいろ予定を入れているそうだ。正直、今、住んでいるサンタクララ以外は、ワクチン接種率も低かったり、マスクもしてない人も多いと聞く、とても満席の国内線で旅行する気にはなれない。
それでも、仕事がうまくいってないので、むしゃくしゃすることも多く、このまま静かで孤独なホリデー・ウイーク・エンド(11/25(木)-11/28(日))を過ごすのも残念と思っていた矢先、私のようなサンクスギビング難民を救済すべく、サンクス・ギビング・ディナーがにわかに企画されていると秘書さんから聞く。
途中の過程は省くが、結果的にと言うか、いつの間にか、このディナー、私と秘書さんが幹事で9名もの難民を収容する大きなイベントを仕切ることになった。
この手の会を仕切ることを苦にしない私は、参加者に次々と指令を出す。幹事側は、サンクス・ギビング特有の料理を用意すると伝えた。日本の正月のお節料理みたいなものだ。ターキーやターキーを食べる時につけるクランベリーソースやグレービーソース、マッシュポテト、パンプキンパイなどだ。参加者は飲み物とおつまみを用意せよとした!いわゆる、ポットラックパーティのような形だ。
ターキー
本来は、スタッフィングと言って、中に詰め物をするのだが、今回は省略

タロ芋?

なぜかケーキ
実は私の誕生日が近いので、サプライズで、私自身の差し入れとして、この地域で人気の日本人パティシエがいるケーキ屋で巨大ケーキを極秘裏に調達した。どう言うわけか、秘書さんも気を利かし、私の誕生祝い用のサプライズ・ケーキが出てくる。しかも同じお店の同じケーキ!大きさは違うけれど。。。

コーン?
甘くて美味しかった

結局どうなった?!
実は、当日、日本が平日と言うことで仕事が入っていた。パーティーのギリギリまで会議に出ていた私は、会場準備を手伝いながら、オンライン会議に右耳だけは参加し、片手で、練習と称し、同僚が調達してきてくれた極上のIPAビールを3缶連続で飲み続けた。空腹にも関わらず。
これが致命傷になるとは何も知らない呑気な私は、その後も、みんなで6本もの差し入れされた赤白ワインの飲み比べを続ける。そのうち、一本は私の30ドルワインだが、高級だと持てはやされる。他のワインは10ドル程度だったようだ。。こう言う時に、気前の良さが出るなと思ったりする。
気がつくと、翌日の朝になっている。会場となった会社の会議室をどう片付けたか、さらには、どのように家に帰ったか記憶がない。冷蔵庫を開けると、被ってしまい大量に余った私のケーキが、コロッセオの崩壊した闘技場のように箱の中に入っていた。
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