サンクスギビング(Thanksgiving)をどう乗り切るか?

こんにちは!

日本と仕事をしないといけない海外駐在者あるあるに、祝日の違いがある。カリフォルニアにいる私の場合、夕方から夜までは日本とのオンライン会議が連日入る。日本が祝日の夜は何も入らない。カレンダーを見ると、ふと、来週の日曜月曜の夜はスカスカだ。11/23(火)が秋分の日と言うことと、月曜も年休推奨日で、皆、休むらしい。

一方、こちらの祝日は日本から無視される。米国では、11/25(木)は感謝祭で祝日だ。英語ではThanksgiving(サンクスギビング)と言う。金曜も休みになるので4連休となる。

元は宗教的な意味合いもあったはずだが、今や、日本の正月のように、故郷に帰ったり、家族と過ごす一大イベントだ。米国中でありとあらゆる移動手段が混みまくる。しかも、その休みの間、よせばいいのにブラック・フライデーという深夜から始まる大安売りもあちこちで開催される。

正直、感謝祭は、詰め物をした七面鳥にクランベリー・ソースをかけて食べるイベントくらいの認識しかない。しかも、出不精なので、出掛けて行列や渋滞に巻き込まれるなんて、まっぴらご免だ。今年は、去年のコロナによる暗い自粛ムードと違い、みんな、ハジけまくるに違いない。嫌な予感しかしない。

案の定、11/25(木)の夜は、日本とのオンライン会議がいくつも入っている。やれやれと思いながら、金曜から日曜の予定はスカスカなことに最近、気がついた。毎週土曜日はゴルフのお誘いがあるのだが。ひょっとして、私が日本に戻っている間に、駐在員仲間も旅行とか予定を入れたのか?私は置いてけぼりか?

これは、米国生活で、もっとも静かで孤独な感謝祭のホリデー・ウイーク・エンドになるかもと急に心細くなり始めた。

そんな矢先、現地の多国籍企業の重要な会議の後のディナーにも参加する。ローカルの経営陣達から、次々に、感謝祭はどうやって過ごすんだい?と聞かれる。企業戦士(だったけ?)として、単身で現地で生活をしている我々(私だけ?)にとって、そんな家族のイベントは、そーっとしておいてくださいと言いたい!

ちなみに、ローカル経営陣の予定はと言うと、このカリフォルニアのベイエリアから4時間くらい車で行く、サンタ・バーバラ(Santa Barbara)と言う素晴らしい観光エリアで過ごすとか、スピードスキーを習っている子供達のために、コロラド州はロッキー山脈の麓、デンバー(Denver)に行くとか、興味はないのに、いろいろ教えてくれる。

急に、自分もどこかに行かないといけないかもしれないと思い始める。最低でも、カリフォルニアから他の州に行ってみるか?それとも、メキシカン料理が好きと言っておきながら、一度も行ったことがないメキシコに行ってみるか?などなど考え始めた。

そんな中、メキシコ在住の英語の先生から、少し前に、メキシコの人気観光エリアであるカンクン(Cancún)のビーチや、別のビーチで、麻薬組織同士の銃撃戦が2回あり、海外からの観光客が流れ弾で2人も死んだと聞いた。

つい最近、お隣のアリゾナ州でイベントがあり、戻ってきたばかりの日本人1人がコロナに感染したと聞いた。その同行者に話を聞くと、この地では、ワクチン接種率も低く、マスクをしている人も極端に少ないそうだ。

ちなみに、私がいるエリアのワクチン接種率は日本と同じレベルで、日本並に、皆、マスクをしている「意識が高い」エリアだ。もちろん、コロナの新規感染者数も、他の地域と比べると低い(比較対象が酷すぎると言う噂もある)。アメリカ国内を見渡すと、感謝祭とは関係なく、今は、国内線の飛行機は満席が多いらしい。

メキシコに行けば銃撃戦。他の州に行くのはリスキー。長い言い訳の結論になるが、この感謝祭のホリデー・ウイーク・エンドは、州にとどまり、大人しく過ごすのが安全かもしれない。コロナに関して、現時点、世界一安心な日本とは違うのだ。

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