こんにちは!
2年半前に入院した時(2018年8月頃)に、たまたま、ピーター・バラカンさんのFM番組(ザ・ライフスタイル・ミュージアム)のポッドキャストを聞きまくった。その際、この本を出版したばかりの著者である加藤医師がゲストだった。「脳は成長し続ける」と同時に「何もしないと衰える」と聞いて、早速、この本を買って貪るように読んだ。
問題は、内容が盛りだくさん過ぎてブログ記事に出来ない。何回かチャレンジした。ひとつのブロク記事への執筆時間はせいぜい1時間程度と目安を決めている。また、記事の文字量は一回1,000文字から1,500文字程度。この内容盛りだくさんな本を1時間で1,000文字くらいに要約するのは困難極まりないからだ。
それでも、私の日々の行動は、この本の影響を大きく受けていると、最近、改めて認識した。毎日、何か「新しいこと」を経験したかどうかチェックしている。新しいこと:人、場所、お店、経験など
やはり、この本のおさらいも兼ねて記事化しようと決意した。そして、今回、私が取った作戦は、本一冊丸ごとの記事化ではなく、切り売りだ。これは、河合隼雄先生の『心の処方箋』でも取った手だ。
50歳を超えても脳が若返る生き方』加藤俊徳著は脳が大刺激!その1
プロローグ
プロローグから刺激的。著者は30年間で1万人もの脳画像(MRI)を見ている。もはや、その画像から考え方や性格まで分かるそうだ。80歳でも新たに楽器演奏を初めて脳の成長を確認。
仕事人間の男性は、特に、50歳以降、定年を経て、人生を楽しめず、脳も不健康(最悪、認知症)になる傾向がある。人は50歳以降は、意図的に脳を刺激し成長させ続けないと、衰えるばかり。
女性は、一般的に、仕事だけでなく、育児や家事をこなしながらも、趣味やおしゃれにも関心がある。おしゃべりも好む。男性も、コミュニケーションを中心に女性のライフスタイルを取り入れるべき。
<このまえがきの要約だけで、十分、刺激的と思いませんか?>
第一章 脳は筋肉と同じー死ぬまで成長するー
以下、第一章の重要なポイント
①脳には個性がある②脳の形は日々変化する③脳は使えば使うほど成長する
実行力や判断力を司る「超前頭野」は40代以降、旬を迎える。この部分が発達すると、人生の経験を元に深く理解して考える力や、人と接することで培ってきたコミュニケーション力を活かすことができる。
この「超前頭野」は100歳でも成長続ける。発達するほど、思考が柔軟になり、人格を磨くことに繋がる。
脳を成長させるには、「父力」(人と人をつなぐ調整力)と「母力」(他者を理解し受け止める包容力)を発揮することで脳全体を刺激し、「超前頭野」だけでなく、五感で得た情報を分析・理解する「超頭頂野」も成長させる。例えば、同窓会の幹事のような「父力」や「母力」を必要とする面倒臭いことに挑戦すべき
脳は情報を取り込むことで成長。日々、様々な経験で脳は成長する
脳は、夢や希望を抱き、目標に向かって努力することで、脳は変化していく
日々の過ごし方や環境、意識の持ち方が脳の活動に大きく影響:好奇心旺盛やチャレンジ。日々の生活(運動、栄養ある食事、睡眠、健康)が脳の健康に影響。新しいことに挑戦し、脳を活発化させる習慣が、脳の成長を促す
「孤立した時に感じる寂しさ」「自分がやりたいこと思うことがなくなった時に感じる空虚な寂しさ」に注意。これらの寂しさ解消には、人がたくさんいるところに行く(≒未知なる世界を探検、ワクワクする)→脳が刺激される
女性の方が平均寿命が長い理由:「家事」「欲求」の差。男性の場合、仕事人間で出世すると会社でも家でも人が世話してくれるケースが多い。頭も身体も使わなくなる。
欲求があるから、好奇心を持って行動し、脳に刺激。欲しいものや、やりたいことをリストアップせよ。3つ以下なら危険な兆候、欲求の欠如。没頭できる趣味や欲求を持ち続けること。
危険な「会社脳」。定年で脳のエネルギー消費量が大きく落ちる→ボケる
脳をいつまでも成長させ、その機能を最大限に使うためには、「前向きな気持ちで生きること」「無関心、ネガティブ」は脳の成長を抑制。「初めてだから挑戦したい」
「毎日を楽しく生きること」そのためには「知らないことを知ろうという明日への意欲」「未知の世界への好奇心を持つこと」脳は筋肉と同じ、前向きに、新しいことに挑戦することで脳は成長する
感想
若い人は別にして、ここまで読まれて、何かやらないととか焦りませんか?
要約するつもりが、金言ばかりでまったく要約できない。しかも、すでに1時間半経過。
無理やりポイントを整理すると以下の通り。
脳を刺激し続け成長させるには「好奇心」「前向き」「ワクワク」「コミュニケーション」「人との交流」「新しいこと」「挑戦」が大切。
そのためには「心身の健康」が大前提。結局は、いつまでも(カラ)元気で、気持ちは若く、いろいろなことに挑戦し続けよと言うことだと認識している。
いよいよ、次回(第二章)以降は脳の健康マニアでもある著者の新境地に入っていく。
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