「湯を沸かすほどの熱い愛」は傑作 or 駄目?

hot love which can boil water

こんにちは!ひろさんかくです!

泣ける映画として教えて頂き、早速見たのが、この映画「湯を沸かすほどの熱い愛」宮沢りえ主演。俳優陣がよくて面白い映画だが、びっくりするくらいに評価が分かれている映画と知る。

口コミでは、感動した!泣いた!と言う人もいれば、ホラーとか、主人公の行動がありえないとか、激しい批判の多さにも驚く。

と言うことで、もう一度、じっくり見てみた。その感想をお届けする。

「湯を沸かすほどの熱い愛」は傑作 or 駄目?

概要

2016年公開、脚本・監督は中野量太、125分、第40回日本アカデミー賞6部門受賞

キャスト

  • 幸野双葉:宮沢りえ
  • 幸野安澄:杉咲花
  • 幸野一浩:オダギリジョー
  • 向井拓海:松坂桃李
  • 酒巻君江:篠原ゆき子

あらすじ(ネタバレほとんどなし)

銭湯を営む幸野家。旦那は一年前、蒸発。銭湯は休業で母と娘で生活。母の双葉が病気で余命数ヶ月と判明し、ものごとが大きく動き出す。

探偵に旦那を探させ、事情を伝え、呼び戻す。旦那には、確かではないが、隠し子がおり、4人で生活を進める。銭湯も再開。

母と娘の最後の旅行には、大切な秘密を伝える目的もあった。

口コミでの論点と感想(ネタバレ)

論点と言うと大袈裟だが、かなり、激しく叩かれており、主要なものを、ひとつひとつ見ていく。

いじめ問題

口コミ

娘のいじめ問題の解決の仕方が、精神論。頑張れない本人に、現状を自力で打開させようとするなんて駄目!いじめ問題解決の常識と違う!

感想

母には時間がない。この後、娘が生きていくためにも強くなって欲しい。だから、常識的ないじめ問題の解決手順ではなく、強引なやり方を求めたんだと思う。

それでも、間違っている!と言う意見はあると思う。あえて加えるなら、学校の先生の間抜けぶりの方が、なんとかならないのかと思う。

良かったと思ったのは、気の弱い娘は、いじめっ子に、直接、対峙できなくても、立ち向かう姿勢をみんなの前で示したこと。これも、反対派からは受け入れられないと思うが、映画の中では、この後、本人も自信を回復している.

服を脱ぐのは?

いらなかったと思う。ここは同感。

夫を受け入れる

口コミ

外に女と子供を作って出て行った夫を、受け入れるのはおかしい!

感想

娘の今後を思えば、夫に頼るしかいない。責めていてもしょうがない。時間がない。割り切り。そもそも、こう言う人間と知って結婚していたのでは?とも思う。

とにかく、夫には、子供の世話、責任を果たしてもらうしかない。

夫が、モテるのとフラついているのは、もともと100も承知と思う。お玉の痛い方で頭を思いっ切り叩いて、血を吹き出し、それで終了。

双葉が健康だったら、許さなかったと思う。

夫の隠し子受け入れる

口コミ

信じられない。

感想

受け入れない理由の方が見当たらない。隠し子の母は、小さい娘を置いて、新しい男の元へ。双葉も同じような境遇の人生。

夫の前妻を叩く

口コミ

突然、叩くなんてあり得ない。

感想

暴力は駄目だが、前妻の子供を小さい時から、ここまで苦労して育て、これから楽しみと言うところで、人生おしまい。悔しいが、生みの親に会わせて、何かあった時の支えになってもらうように託すしかないのでは?

ただ、もう一緒にいられない悔しさがそうさせたのでは?

今まで苦労して育てて、これからもそのつもりだったはず。

娘16歳は若すぎる。誰か支えが必要。託すしかない。でも、悔しい。が、怒りに繋がった、

生みの母に会いに行き、ガラスを割る

口コミ

いきなり、モノを投げてガラスを割るなんて非常識

感想

生みの親が見つかり、会いにいくが、会うことだけでなく、娘の存在も否定される。目の前には、今の家族との楽しそうな母の様子

双葉はずっと会いたいと思ってきた。自分はもう死ぬ。母親に捨てられ、苦労してきた人生、いつか会いたいとずっと思ってきたのに、この対応は悔しいと思う。

火葬シーン

口コミ

ホラー、犯罪、気持ち悪い。台無し

感想

違法。やり過ぎ。気持ち悪いは同感。もっと他の愛情表現はなかったのかと思う。

ホラーとまでは思わないが、このシーンで映画を台無しにしている部分はある。

ただ、映画のタイトルからしてそうなので、この結末ありきで作られたのではないか。こう言う過激な死んだ後を描きたいと。

感想

ファイナルアンサー?

泣けはしなかったが、面白い映画。口コミでの批判は、常識的な視点では、理解するが、双葉の生い立ち、現状(余命いくばく)を考えれば受け入れられることが多い。

オダギリジョー好きな俳優だが、この映画でも良い味を出している。ゆる〜いキャラ。頼りなさげ。急に消えそう。でもモテる。でも、何か考えている。

いろいろな映画やドラマでも、ほとんどオダギリジョーはオダギリジョーだが、そう言う役を引き受けていると思えば、それで良いんだと思ってしまう。

hot love which can boil water

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください