こんにちは!ひろさんかくです。
脳科学者である中野信子さんの本を読むのは『脳科学から見た「祈り」』以来だ。この「祈り」で学んだことは、今も実勢したり、実践しようとしていることが多い。私自身の生き方に多少なりとも影響を与えている良著だ。
今回、『キレる!』の表紙にある「キレられっぱなしはダメ!都合のいい人にならないで!」に、非常に関心を持ち読むことにした。
背景には、自分自身、キレ方が下手だったり、キレる幹部に対して、逃げるだけでは、自分も仲間も守れないのではと考え始めているから。
『キレる!』脳科学から見た「メカニズム」「対処法」「活用術」脳科学者中野信子著 読んだ
第一章 損するキレ方、得するキレ方
気づきメモ
- 成功しているヒトは賢くキレる
- × 都合のいい人 vs. ○ 尊敬できるいい人 → 周囲が共感、同調できる怒りに基づいてキレることができるヒト。説得力あり、信頼される
- ○ 得するキレ方 vs. × 損するキレ方
- キレる人に対応する方法や自分が上手にキレる方法は、現代社会に生きる上で必要不可欠なコミュ二ケーションスキル
- キレなければ搾取される → よいキレる=正当な自分の怒りを表現
- キレなければ、マインドコントロールされる危険性もある
- 言い返さない人はいじめの対象になりやすい
- 「いい人は怒らない人」は誤り
第二章 キレる人の脳で起こっていること
6個のケース
- 自分を守り闘う機能としてキレる場合
- 抑制が利かずに怒り続ける場合
- 攻撃することが快楽になっている場合
- 思春期の場合
- 家族や仲間に攻撃的にな場合
- 不安や妬みからキレる場合
気づきメモ
- 闘うホルモン ノルアドレナリン分泌 → 脳が興奮、攻撃的。アドレナリンも出る。アドレナリン → 筋肉増強、身体への酸素の供給量を増やす。持久力アップ
- 前頭前野の機能低下 → 怒りっぽくなる。前頭前野:理性、思考、意欲など、意思で感情をコントロールして衝動的な行動を抑える。前頭前野は、睡眠不足、飲酒、体調不良、麻薬、脳の老化現象などで低下。特に、脳の老化は、記憶を司る海馬より先に前頭前野が萎縮 → キレる老人、頑固に
- 前頭前野の機能が強すぎる人 → 正義感から制裁行動、止めること困難。快楽物質であるドーパミン放出 → 前頭前野を興奮させる。快感で行動を止められなくなる。この状態の人からは逃げるが勝ち
- 家族間殺人の増加。愛情ホルモンであるオキシトシンが増えすぎると、憎しみ、妬みへ。オキシトシンは絆を強くするが、裏切り行為に対し、その裏切りをやめらせるように攻撃
第三章 キレる人との付き合い方
12個のケース
- 支配的で、立場を利用しパワハラをする会社の上司
- 侮辱的な言葉で相手を貶めようとする、会社の同僚や上司
- 言葉も行動も荒っぽくなってきた「反抗期の男子」
- イライラして、何を言っても反発する「思春期の女子」
- 執拗なまでの「あおり運転」「ロードレイジ」
- 家族だけに暴力的な人、児童虐待をしてしまう人
- 仕事で部下が間違いを指摘するとキレる会社の上司
- 被害者意識が強く、すぐに難癖をつけるクレーマー
- 他人の子供の才能を妬み、嫌がらせをするママ友
- 普段はおとなしいのに、突然攻撃的になる人
- 疑い深く、キレやすい「暴走老人」
- 店員に無理難題を強要し、要求が通らないとキレる客
気づきメモ
- 標的にならないように、踏み込まれたくない領域を示す。初動が大事。言い返し方学ぶ
- 愛情ホルモンであるオキシトシンによる過剰な制裁
- 攻撃的な人はテストステロン多い。身内と思わせることで、オキシトシンを出させる工夫が効果的
- 歳を取っても脳は鍛えられる。新しい人に会うなどして、脳細胞を使う。
- 精神を安定させるセロトニンを出すには、肉やナッツを食べる。軽い運動も。
第四章 キレる自分との付き合い方
6個のケース
- 最近キレやすくなったと感じる人
- 幼い頃からキレやすい性格が治らない人
- 知人には優しく、店員や道すがらに会った人にキレやすい人
- 売り言葉に買い言葉で、つい喧嘩になってしまう
- 女性をバカにする男性のセクハラ的発言にイラッとする
- 不安になったり、突然キレたり、プチうつ気味
気づきメモ
- 自分はキレやすくなったと思っても、周囲の人はそれほど感じていないこともある
- 自分のキレやすいポイントを記録
- 幼児期に愛着/情緒的な結びつきの形成不足→愛情ホルモンのオキシトシン不足→前頭前野発達不足→キレやすい:回避型、不安型、両価型、(逆のケースはキレにくい:安定型)
- 脳は育て直せる。安定型から学ぶ
- オキシトシンを増やすには:スキンシップ、マッサージ、肌触りの良い服、ライブコンサート(CDにない周波数が刺激)
- 売られた喧嘩ほど買ったら損。相手の言葉(尻)に反応しないこと
- 安心ホルモであるセロトニンを増やす:日光浴、お風呂にゆっくり入るも効果的
- 自分を大事にするためにも、上手に言い返す。我慢しない。
第五章 戦略的にキレる「言葉の運用術」
気づきメモ
- 怒らない人 は、いい人ではない
- 一目置かれている人は上手に言い返している。適切な場所で、適切な相手に、適切にキレる。気持ちはキレて、言葉ではキレない
- 論破は、相手ではなく、議論の対象物
- 言い返すことで、相手に面倒だと思わせる
- 「深夜のダメ恋図鑑」(小学館)で、ユーモアで本質を突く方法を学ぶ
- 出来ないことはやらない。引き受けない
- 自分に非があり劣勢でも、人格攻撃には反撃する
- 持ち上げておいて、人格は責めず、行動を責める
- ニコニコしながら主張を通す
- 上手にキレる為にも、対人コミュニケーションスキルとし日本語を学ぶ。誰も損をしないキレ方
感想
この本は190ページと、その気になれば数時間も掛からず読み切れるが、しっかり頭に入れるには、繰り返し読む必要があった。文章はとても分かりやすいのだが、オキシトシンとか脳内物質の説明が繰り返し出てくるからか、読んだ後に、ポイントをまとめる必要があると感じた。
オキシトシンやセロトニンの効果などには非常に興味があるが、本著で私が得たいと思っていたのは、キレ方などの科学的なメカニズムより、どうやったら賢いキレ方の方だった。
学んだことは、当たり前のことだが、非常に難しいこと「とにかく、我慢ばかりしないで、必要な時は、気持ちはキレながらも、言葉を選んで、適切に不快感を示すこと」
セロトニン生成のため、日光浴や散歩など意識しているが、お肉やナッツも効くとは知らなかった。
今後の予定
怒り方や、不快感や感情の示し方・伝え方を学ぶ
「深夜のダメ恋図鑑」(小学館)を読んでしまいそう。
追記:早速購入(紙の本は恥ずかしいから、もちろんkindle)




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