面白い!「地獄の花園」は実際ありかもしれない

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アメリカへのフライト中に面白い映画を見た。その名も「地獄の花園」。主演は、永野芽郁、広瀬アリス、菜々緒、川栄李奈、大島美幸、遠藤憲一、小池栄子、室井滋。脚本はバカリズム。2021年5月公開だ。

どうみても現実離れしたお馬鹿映画に違いない。内容から言って、普段なら絶対に見ないだろう。それでも、広瀬アリスのヤンキー姿が見たくてみてしまった。これは映画と割り切って見れるかどうかが、この映画を楽しめるかどうかの境目となる。

面白い!「地獄の花園」は実際ありかもしれない

前置き

あらすじの前に前置き。いわゆるヤンキー映画だ。ヤンキーと言えば、普通、舞台は高校だろう。暴走族とか出てきたり、教室で暴れまくったりする。この映画が普通のヤンキー映画と大きく異なることは、舞台が何と!オフィスであることだ。しかも、普通のOLが派閥という名の抗争を食い広げトップを目指すようなストーリーだ。

オフィスで喧嘩とか抗争とかあり得ないとか思わない方が良い。もしも、こんな世界があったらと言う柔軟な発想で見ると意外と楽しめる。楽しいのは、登場人物がユニークだからかもしれないし、大真面目にこのOLヤンキー物語を描いているからかもしれない。

あらすじ

ある会社には、OLによる複数の派閥がある。それぞれ、抗争に明け暮れているが、この派閥争いに勝ちトップに立ったのが菜々緒演じる朱里。普通のOLである主人公の直子(永野芽郁)は、遠巻きにこの抗争を眺めている。

ある日、中途入社の蘭(広瀬アリス)が来てから、事態は大きく進展する。蘭は、あっと言う間に社内のトップに君臨する。その一方で、普通のOLとして、直子とも仲良くなる。そんな蘭の評判を聞きつけ、挑んで来る他社のグループも次々と制圧する蘭。

そんなある日、最強のグループに誘拐される直子。呼び出された蘭。最強グループの前で、なす術もなく破れてしまう蘭。どうなる主人公の直子と蘭!?

感想(多少、ネタバレあり)

この映画のポイントは永野芽郁の細さかもしれない。広瀬アリスがヤンキーとして喧嘩するシーンは違和感がない。元々、運動神経が良いのとスポーツをやっていたのでアスリートのようにも見える。

映画の前半、同僚の女子と比べても永野芽郁の細さが際立つ。腕が細すぎる。その彼女が抗争に巻き込まれた結果、本領?を発揮したり、思わぬ展開が待っている。ストーリーそのもので、感動とか涙するとかはないので、そこは期待しない方が良い。ただただ、ひたすらOLによるヤンキー映画なのだ。

面白いのは普段、喧嘩ばかりしているヤンキーも、普通にオフィスではOLとして働いている、お茶を入れたりする。

ヤンキーとしての演技が一番、ハマっていたのは菜々緒。「極道の女」的な世界で、何となく、今後の活躍の道が開けたように見えた。

バカリズム脚本で、歴代のヤンキー漫画のエッセンスが存分に含まれているところが面白い。古いが「湘南爆走族」とか「BE-BOP-HIGHSCHOOL」などの漫画が出てくる。

主人公の直子とアリスはヤンキー漫画が大好きで、ある局面では、いちいちヤンキー漫画の場面と比べるところが面白い。

とりあえず、オフィスで喧嘩とかありえないとか、決して、現実と比べないこと。ヤンキーではなくても、実際、会社の中の派閥争いもこんな感じかもしれないと思いながら見ると楽しめるかもしれない。

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