こんにちは!ひろさんかくです。
この前、初めて「ファイト・クラブ」を見た時の感想記事を上げた。今回は2回目。最初から、結末のどんでん返しを意識して、登場人物の会話や顔の表情を注意深く見る。「シックス・センス」であの衝撃のオチを知った後、もう一度見直した時のようだ。
最初の感想記事が恥ずかしくなるくらい、この映画は面白い。
「ファイト・クラブ」2回目はぐ〜んと面白くなる
感想やら疑問やら(ネタバレだらけ)
マーラ(ヘレナ・ボナム=カーター)と主人公(エドワード・ノートン)
これは、相思相愛だった。マーラ目線で見ると、主人公は本当に二重人格に見えたはず。
主人公(エドワード・ノートン)とタイラー(ブラッド・ピット)
主人公は、大手自動車メーカー勤務。自社の車の事故現場に赴き、リコールが必要がどうかを査定するストレスが溜まる仕事だ。30歳だが、まだ、大人になったつもりはない。立派なマンションに、流行の家具やブロンドの服を揃え、何もかも完璧を目指し、疲れ切っている。
不眠症の理由は、いろいろあるだろうが、仕事で米国内の出張が多いのも一因のようだ。東海岸と西海岸では3時間も時差があるし、2時間くらいの時差でも意外と睡眠のリズムを狂わすだろう。
睡眠障害の診察で、医者に、目覚めた時に知らない場所で目覚めるとか、結構、衝撃的なことを言っているが、医者はむやみに、睡眠薬など処方したりしない。
アメリカの映画を見ると、特に末期がんの患者会などで、慰め合ったりする場面があるが、そこに紛れ込むのは楽しいのかな。心を開けると主人公は言う。
後半、タイラーから、お前がなりたい自分が俺だと言われる。ワイルドで格好良く、統率力もあり、女性関係も得意。
ファイト・クラブを作り上げるまでは良かった。出張で飛び回る各都市に、深夜集まり、1対1の喧嘩をするクラブをあちこちに作り上げる。軽い殴り合いだけなら、怪我はしても、ストレスが発散されるだけだった。なぜ、その集団が破壊行為やテロ行為まで行き着いてしまったのか分からない。
なぜ、マーラは戻ってきたのか?
最後のシーン。これはシンプルに恋愛関係にあったからか?ただ、どうやって、あのビルにいると分かったのだろう?
最後のシーン
10個もの高層ビルが次々と爆破され崩れ落ちていく。彼らがいたビルの地下にも爆薬はセットされていた。マーラと主人公は死んだのか?死ぬつもりだったが、主人公によって爆薬の起爆装置は解除されていたのだから生き延びた?
主人公は不死身?
主人公は、付きまとうタイラーを追い払うため、口に拳銃を加え撃ち抜く。普通なら、即死すると思うが、銃弾は口の中から、顎の下あたりを貫通。ものすごい出血と声が変わってしまうが生きている。生きていられるのかな?
一方で、この銃撃で分身であるタイラーは、銃弾が脳を貫通。
結局、何を求めた?
現状に嫌気が差し、何もかもめちゃくちゃにしたかった?始めの一歩が、ファイト・クラブで殴り合うこと。そこからのエスカレートは、もうひとつ、理解ができない。たぶん、自分と正反対の理想のタイラーを作り、そのタイラーになることで、次第に支配され、コントロールできなくなったと解釈。止めるには、あの銃撃。
こういう病気はあるのだろうか?
二重人格、もしくは、理想の自分が目の前に現れてきて、友人と一緒にいるように振る舞う。ひどい時は、殴り合いの喧嘩もする。外から見ると、ひとりの人間が転がりまわっているだけ。このような症状って、本当にあるのだろうか・・
サブリミナル
まるで「ウォーリーを探せ」状態だが、はじめから注意深く見る。結局、途中で、ブラビが端っこにいるのを一度見つけただけ。そんなに、サブリミナル効果が仕込まれているのだろうか
今後の予定
もう1回、見ても良いかもしれない。課題は、139分の長さ。確実に中だるみする。もう少し、短かったら良いのにと思う。
3回目は、主人公が、タイラーの暴走(テロ計画)から仲間外れにされ、タイラーが何をやっているのか探り始めるところから見ると良いかも。




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