「ミラー・フィッシャー症候群」治療記録④

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こんにちは!ひろさんかくです。

数回に分けて「ミラー・フィッシャー症候群(以降、フィッシャー症候群)」の治療記録を紹介します。患者数が少ない為、私の一例ですが、発症から治療まで参考になればと思います。

2018/10/15(月)投稿「ミラー・フィッシャー症候群」治療記録③ に続き、4.「フィッシャー症候群」発症前の生活・防げたのか を下記にて記載します。

4.「フィッシャー症候群」発症前の生活・防げたのか

「フィッシャー症候群」発症前の生活

  • 2018年4〜5月:3月以前も同様だが、「引き受けた仕事は必ず成果を出す」と言うポリシーで、管理職として、チームを引っ張るため心を鬼にして働いていた。結果、責任範囲も増え、働いても働いても終わりがない状況。海外出張も多く、不規則な生活の中、発散のため飲酒量・回数増(飲み過ぎ回数18回/2ヶ月)。「そもそも、何のためにこんなに頑張っているのか、人生の目標も定まらない」などと悩み始め、カウンセリングを受ける。その後、自分探しの模索を始める、大学時代の友人と交流など。[飲み過ぎ=ビール中ジョッキ4杯以上/一晩、私の基準]
  • 2018年6月:仕事のペース下げず、飲酒回数減らず(飲み過ぎ7回/月)、自分探しの一環で情報発信や交流について勉強・活動開始(ブログもそのひとつ)
  • 2018年7月:複数の重要プロジェクトあり仕事でのストレス増。海外出張1回、飲み過ぎ減(4回/月)も、軽い一人飲み増。自分探しの活動で映画、本など大量に情報インプット(頭フル回転)。
    7/27(金)疲れあり休みたかったが(最初の身体休めサイン)、出席し2次会で吐くまで飲酒。7/31(月)会議中気持ち悪くなり、午後早退(2回目の休めサイン)、自分としてどうしたかったのか分からないが、とにかく心療内科医に会う。「鬱の兆候まったくなし」に嬉しいような複雑な気持ち(診断は適切と思うし、メンタルを理由に休みたくないが、少し身体を休めたい。3回目の休めサイン)。翌日より喉が痛くなる。
  • 2018年8月:8/1(月)8月最初の飲み過ぎ。8/3(金)喉が痛く、声が出ない。早退するように言われたが最後まで働く(4回目のサイン)、8/5(日)喘息のような咳が出る。8/6(月)朝一で内科で薬をもらい、その日は在宅勤務。8/8(水)まだ軽い咳が止まらないが、夜、ふたたび飲み過ぎ(会食は休むべきだった)。風邪薬と睡眠薬を飲んで飲酒。8/9(木)夏休み初日、朝起きたら、フィッシャー症候群発症(医師の診察ではこの咳風邪に免疫が過剰反応)。

2017年夏頃から、会社生活が忙しい中、人生、やりがい、いきがいなどで悩んでおり、その解決の糸口を見つけるため、仕事のペースは落とさず、自分探しの模索開始。のめり込むタイプのため、映画、本など大量インプットに注力。夏季休暇も休息ではなく、自分探しの活動と体力強化のジョギングを予定。
今、思えば、「何もしないと死んでしまう」と言うような強迫観念に駆られ、冷静な判断能力を失い、飲酒量も増え、自殺行為のような破綻へ向けまっしぐらの状態。もはや自分では止められない。結果的に、ブレーキが壊れた自転車に荷物を大量に積んで、急カーブを全力で走り抜けようとしているようだった。事故る目前だった。生き残った今、フィッシャー症候群で済んでよかったかもしれない。

「フィッシャー症候群」防げたか

  • そもそも、咳が出始めたら会社を休むべきだった
  • そもそも、7月末頃の休めのサインに耳を傾け、休む勇気を持つべきだった
  • そもそも、仕事のペースを見直し、飲酒量も減らし、自分探しの旅も、できる範囲で活動すべきだった
  • そもそも、もっと賢い生き方、働き方をすべきだった

→  発症前の数カ月は、脇目も触れず、仕事と自分探しに無我夢中、及び、思考能力ゼロのような状態だったので、休むというような、冷静、かつ、理性的な判断能力なく、フィッシャー症候群の発症は避けられなかったと思う。仮に、避けられていたとしても、同じような生活を続けていれば、いずれ、この病気か、もっと深刻な病気になったかもしれない

「フィッシャー症候群」再発防止

  1. 風邪、下痢にならないように注意 → インフルエンザのような重い症状だけでなく、喉が痛い、咳が出る、寒気がするなどの症状が出ないように気をつける。症状が出たら休む。下痢しそうなものは食べない。
  2. インフルエンザの予防接種は控えるべきと聞く →  事実関係不明により、次回、主治医に確認。追記:10/17(水)確認し「過去に、予防接種でギランバレー症候群を発症した稀なケースあり、私は現在、治療中であることを考慮し、今年の予防接種は避けるべき」とのコメント
  3. フィッシャー症候群に限らず、今回の反省踏まえ、無茶な生活は二度としない。自分の身体からのサインに耳を傾ける。自分の健康に過信しない。
  4. 症例少なく、統計データの精度が不明だが、再発率は低い → 統計データ信じず、1.や 3.を徹底

まとめ

結局、発症した2018年8月9日で、私が築き上げてきた、はかない人生は終わったのだと思う。この病気が回復し、普通の生活が始まった時が、残りの人生の始まりと考えている。

「今度は、1日1日を納得できるように大切にし、疲れない範囲で、全力に楽しんで過ごせるようにしたい」そのためにも、1日でも早く新しい人生を始められるよう回復したい。今は、先の見えないトンネルの中にいるようで不安と焦りで一杯だけど、貴重な充電期間ととらえ、ひとつひとつできることを積み上げていこうと思う。

(参考)2018/8/6(月)内科医処方薬一覧

家のエアコンがを5年も掃除しておらず、発熱がない中、エアコンを点けると必ず咳が出るため、エアコンの家ダニに感染して咳が出たのかもしれないと医者に伝えたら、下記の薬が処方された。下記以外にも入眠剤や睡眠薬のマイスリーとサイレースを飲み、飲酒!もしていた。めちゃくちゃだ。普段なら、副作用を恐れ、処方されても訳のわからない薬は飲まないことが多いが、夏季休暇も近く、早く治したいと言う思いもあり、冷静な判断力がなかった。今だったら、絶対に服用しなかったと思う。

  • フェキソフェナジン塩酸塩錠(アレルギー)
  • クラリス錠(細菌感染症治療)
  • フスコデ配合錠(咳止め)
  • トラネキサム酸錠(炎症おさえる)
  • テオフィリン徐放錠(呼吸をやわらげる)

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「ミラー・フィッシャー症候群」治療記録⑤に続きます。

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