こんにちは!
「ノマド・ライフ(Nomado Life)」では、プロデューサーの一人、かつ、主演女優として、2021年のアカデミー主演女優賞を獲得したのが、フランシス・マクドーマンド。この映画を見た時、思い出したのが「ファーゴ(Fargo)」だ。この映画でも彼女は主演女優賞を獲得している。監督、脚本、プロデュースもこなすコーエン兄弟の代表作としても有名な1996年の作品だ。
何年前に見たか記憶が定かでないが、10年以内であることは間違いない。雪、まぬけな男、とぼけた女性警察官が実は優秀だったと言う記憶だけは、ぼんやり残っている。その時、見た理由は、イギリス出身の英語の先生に、アメリカにもいろいろな英語の訛りがあり、その面白い見本として紹介されたからだ。
映画そのものは、いまひとつの印象だった。どこが楽しめるポイントなのか掴めなかった。その時と比べ、だいぶ、映画を見る目も肥えてきたので、今回はきっと、楽しめるはずと期待に胸を膨らませて見る。
アカデミー賞映画「ファーゴ(Fargo)」また見る
概要
1996年アメリカ映画。無計画な狂言誘拐が引き起こす悲劇をコミカルに描くサスペンス、ブラックコメディ。2014年から、コーエン兄弟も製作総指揮に加わりテレビドラマ化されている。私の嫌いなネバー・エンディング・ストーリーの様相で、
シーズン4、41話!もあるらしい。ちなみに映画は98分なので、ドラマ2話分にも満たないコンパクトさだ。
あらすじ
大雑把に書く。さえない男は、個人的にお金の問題を抱えている。この問題を解決するため、金持ちである妻の父親から金を引き出そうと企む。その義父からは、まったく信用されてないため、普通に頼んでも聞いて貰えそうにないからだ。彼の考えた案は、チンピラを雇い妻を誘拐し、義父より身代金を払わせることだ。成功報酬はチンピラと折半する。
この男は義父の自動車販売会社の営業だが、あきらかに仕事ができないタイプ。お客からの信頼もゼロに近い様子。この誘拐話とは別に、彼が立案した投資話もあり、義父達に提案する。彼にしては計画自体は良いものの、ここでも詰めが甘い。信頼されてない彼に投資(借金)してくれれば、後は、たっぷり利息を乗せて借金を返すというものだった。瞬殺される。
チンピラ二人組も冴えない。無計画に彼の妻を誘拐するが、途中警察に職質され焦って射殺、目撃した若者2人も射殺。後は、雪崩のように事件はカオスのような状況に陥っていく。
そんな中、地元の警察署長であり、身重の女性警官が現場に急行。見た目から想像できない敏腕で、てきぱきと現場検証や聞き込み情報から犯人に迫っていく。
感想
2回目も1回目同様に、すごく楽しめた感じはしない。なぜなら、映画に出てくる悪人達が、極めて短絡的で、見ていて嫌悪してしまうからだ。狂言誘拐を企てた男のバカさ加減にもイライラさせられる。私のもっとも嫌いなタイプの一人かもしれない。仕事っぷりもそうだが、身内からも信用されない。なぜなら、無計画で無配慮で、脊髄反射だけで行動しているように見える。そのどうしょうもなさが、この無計画な事件を計画する。
そして、その犯罪を請け負う2人のチンピラ。主導する変顔の男の間抜けっぷりと、無口で無表情で不気味な相方。結局はこの不気味な相方は、ほとんど人間のような知性を持ち合わせてなく、後先のことを考えず、目先の感情、状況だけで、何もかも暴力的に解決を企てる。どうして、これだけの凶悪犯が野放しになっていたのだろう。
男が身代金を騙し取ろうとする義父はビジネスでは成功者のようだ。自信もあり、人を見る目もあるが、自信満々過ぎた。当初から、警察に通報すべきと主張するが、偽装がバレることを恐れる義理の息子から反対され、最後は自分で事件の解決に乗り出すという失敗をおかす。やはり、その間抜けっぷりにイライラしてしまう。
これらのイライラ感を払拭するのが、田舎の警察署長で身重の女性警察官。淡々と捜査し、飄々を判断し、サクサクと事件の核心に近づくのは見ていて気持ちが良い。
この映画は、日本人が予備知識無しで見ると十分楽しめないかもしれない。そこで、これから見ようとする方へ「映画を楽しむためのポイント」を整理してみたので、次回、お楽しみに。




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