こんにちは!
一緒に、アメリカ駐在している日本人同僚達も年末年始を日本で過ごすため、次々と日本に帰り始めている。第一陣として、帰国した同僚等から一報が届いた。
あいにく、カルフォルニアから日本への帰国者は、政府が確保した施設で3日間の強制隔離が待っている。サンフランシスコで一件、オミクロン感染者が発見されたためだ。この広大なカリフォルニアから出発する全ての渡航者は日本で14日間の隔離生活を求められている。その最初の3日間が施設での強制隔離となる。
私の場合、過去数ヶ月間の内、2回の帰国で、自宅での自主隔離の過ごし方は極めている。問題は、ホテルなどでの強制隔離は詳しくないことだ。禁酒禁煙、部屋から外には出られない、3食は揚げ物ばかりのコンビニ弁当と水だけ、部屋はスーツケースが開けないくらい狭い、窓が開けられない、東京圏の施設が一杯で、地方に移送されるとか、嫌な話ばかり耳に入ってくる。
最初に一報を入れてくれた部下は、仙台!にいるそうだ。仙台移送は聞いていなかったが、東京圏で確保しているホテルなどの施設が一杯で移送されたそうだ。移送先に、中部や福岡だけでなく、昨日から仙台も加わったそうだ。とても寒いので、暖かい服を持って帰国して下さいとリポートしてくれた。観光もできないのに、ただ寒い地域に送られるのは、可能なら避けたい。
もう1人、一緒に帰った別の部下からも連絡が届く。なんと彼は成田空港で8時間待たされたものの、新木場近くのホテルに運ばれたそうだ。8時間も空港で拘束・・これなら地方に移送された方が幸せかもしれない。
もう1人、普段、お世話になっている幹部も日本に戻った。この幹部、帰国のフライトを予約していなかったため、政府の新規フライト予約停止措置を受けて、一瞬、帰国難民になっていた。幸い、その措置は、翌日、撤回され、帰国できるようになっていた。初孫に会いに行くそうだ。
この幹部、普段、忙しいので、今回、隔離されるホテルでのテレビ三昧の生活をとても楽しみにしていた。禁酒については、スーツケースにこっそり持ち込むことで解決できるだろうと仲間内では話していた。
あろうことか、彼はホテルではなく、国立保健医療科学院の寄宿舎に搬送された。聞いただけでタフな所に送られたと分かる。昔のサナトリアム(結核患者療養所)の一種かもしれない。あれだけ楽しみにしていたテレビも、BS!しか見られないらしい。シャンプーもなければ、石鹸もコップもないそうだ。おまけにWi-Fiもない!テレビもない。ネットも繋がらない。まさに独房のような隔離に見える。
最終的には、ルーターは貸与され、Amazonで注文すれば、必要なものは取り次いでくれるらしい。それでも禁酒禁煙は厳格らしく、スーツケースに入れてあったお土産用のワイン3本も全て受付に預けることになった様子だ。
カリフォルニアからの帰国者に対する隔離施設での次の関門は、3日目の検査で陰性になることだ。さらに重要なのは、帰りのフライトの同乗者にオミクロン陽性者が出ないこと。たまたま、同じ飛行機に乗っているだけで、全員が濃厚接触者扱いとなり、3日ではなく14日間もの強制隔離になる。私の場合、年末年始をサナトリアムみたいなところや、極寒の地とかで、コンビニ弁当で年越しと正月を迎えることになる。
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「文句を言うなら帰ってくるな」など、海外からの帰国者に対し、水際対策の徹底で、鎖国を求める声があるのは知っている。未知の新株に対する初期動作としては正しい選択肢かもしれない。不自由な生活環境と言っても、日本では、これらの施設の宿泊費も地方移送のチャーター便も政府負担だ。オーストラリアなど、自己負担の国もある。文句は言ってはいけないし、冷静に協力的に対応しないといけないと思っている。
個人的には、この米国滞在中の1ヶ月半、忙し過ぎて、映画も本も読めていない。ブログの投稿もめっきり減ってしまったので、強制隔離期間中のやることは決まっている。
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