こんにちは!ひろさんかくです。
「話す力」と「聞く力」の改善について、いくつか学んでみて、話す側であろうと聞く側であろうと、大切な場面では「会話をリードする意識」を持つことは必須と思います。さらに会話の質を高めたり、痛いミスを避けるには「気配り」がもっとも重要なスキルなのでは?と言う、当たり前の結論にたどり着きました。
参考にした本は、いとうせいこう氏と星野概念氏の『ラブという名の薬』、伊藤羊一氏の『1分で話せ』、阿川佐和子氏の『聞く力 心を開く35のヒント』今回、下記に感想等)、樺沢紫苑氏の『OUTPUT大全』などです。
「気配り」不足の私の失敗例
- 会話を盛り上げようと一人しゃべり続け、参加者の話したいサインを見逃す気配りミス ← 積極的に話せない人にも機会を与え、みんな会話できるようにする
- 「今度、一緒に食事に行きましょう」と話ながら、相手はそれほど乗り気でない気持ちが読めない気配りミス。後日、「いつ行きましょう?」なんて痛いメールを送ってしまう ← 一方的に誘っているだけかもしれない。冷静さと客観的に見る
- あまり信頼してない人からの相談で、最初から聞く耳を待たず、こちらの信頼も失う気配りミス ← 条件反射的に人で判断せず、まず、話を聞く
- 深刻で複雑な話を伝えようとしたけど、相手がその話を聞く気分でなかった気配りミス ← 聞いて欲しいややこしい話があるなら、あらかじめ予告しておく、聞いてもらえる環境作り
- 旅行のお土産をもらう際、「そんな甘いの食べないよ」と言ってしまった気配りミス。後日謝罪 ← お土産を買ってくれた人の気持ちになれば、どれだけ心無い発言かよく分かるはず
相手に対し、もう少し「気配り」できていたら、いずれも防げたミスばかりでした。
アクションアイテム
- 「気配りミス」が減るまで、どのような会話の場面でも、相手の表情や様子、言葉に注意
- 会話をリードしたいと言う気持ちが強すぎて、自分の事ばかり考え、重要なサインを見落としがちなので、相手の立場や気持ちを考える。第三者的に会話全体を俯瞰することも意識
話がそれますが、話を聞く能力が高い友人は、相談を受ける時、その問題そのものを、当事者としてどっぷり聞くそうです。結果、その問題そのものにどっぷり巻き込まれてしまったり、話を聞いた後、当事者同様に落ち込んでしまったりする。
私の場合、日常で、そこまでできる、人としての余裕がとてもない。話したり、聞いたりと言う会話スキル以前に、信頼関係を構築するための基礎となる「人間力」そのものを上げていかないと。そのためには、仕事以外の世界でも、いろいろな人と交流していく必要があると思う。それがこのブログを始めた理由だった思い出した。
阿川佐和子氏の『聞く力 心を開く35のヒント』
参考にしたいポイント
- 面白そうに話を聞く。表情や態度でも伝わるようにする
- 事前に準備した質問にとらわれない。質問をたくさん準備しない。3つ程度
- 一対一の言葉のやりとりは繊細。眼の動きや呼吸の仕方でも影響受ける。会話に集中。「あなたの話をしっかり聞いてます」と言う態度、誠意示す
- 相手がどういう状況・気持ちかを様子を見て推し図る。旅館の女将のおもてなしと同じ姿勢
- 自分ならどう思うか考え、相手との違いを認識し、そこから話を広げてみる
- 相手の話だけでなく、光景として受け入れて、乗り移ったような感覚になり、新たに見えてくることもある
- トークは生もの。予定通り行かないが、事前の準備は必要
- 相手の息継ぎや呼吸に注意を払うと、会話を楽しんでいるのかなど、相手の気持ちも見えてくる
- 人は、それぞれの人に向き合う顔がある。一人に対し自分のすべてを出しているわけではない。先入観にとらわれない
- 河合隼雄氏:「ただ聞くこと、それが相手の心を開く鍵」
- オウム返し質問や、「具体的には?」「例えば?」は有効
- 初対面の人に自分のペースを押し付けない
- なぐさめの言葉は2秒後。「わたし老けたわ」2秒後「そんなことありません」。0秒では嘘くさい
- 他人の気持ちは簡単には分からない。安易に「わかる、わかる」と言わない
感想とアクションアイテム
阿川さんは、育ちの良さも含め、天性の明るい人柄がインタビュアーとして成功している要因と勝手に誤解してました。これほどまで、真剣勝負のように注意力を高め、気配りをしているとは。読み物としても、肩に力入れる必要なく、読めてとても楽しかったです。
- 話を聞く側として、目線や呼吸や仕草なども相手(の会話)に影響することを認識しながら、相手の目線や呼吸や仕草から、相手の状況や気持ちを把握
- 面白そうに話を聞く
つまらない話を面白そうに聞く自信があまりないですが、頑張ってみようと思います!

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