「ラブ・アゲイン(Crazy, Stupid, Love.)」は人間相関図が命

こんにちは!

好みは分かれるかもしれない。それでも、とても面白い映画を見た。あんまり、映画を見て、泣いたり笑ったりしない私でも、2回も噴き出すシーンのある楽しいロマンティック・コメディーだ。

ラブ・アゲイン(Crazy, Stupid, Love.)」は、2011年公開のアメリカ映画。あの2016年の「ラ・ラ・ランド」のふたりライアン・ゴズリングエマ・ストーンがカップル役と聞いて、それだけで見る価値があると思った。

この映画のクライマックスは、主人公(もう1人の主人公)の家での集まり、この映画に出てくる全ての恋愛、愛情、愛憎が絡む関係者が、サプライズ含めて全員集合する。まさに、しっちゃかめっちゃか状態になる。

問題はそこまでの道のりが少し長いこと。途中で中だるみするかもしれない。その時は、とりあえず、じっくり登場人物全員の関係を押さえることに集中したい。最後に楽しいサプライズが待っている。

それでは、あらすじの前に登場人物のおさらい。

キャスト

  • キャル(スティーブ・カレル):高校生の時に恋に落ちた奥さんと結婚。奥さん以外との交際経験なし。野心や向上心を失い、家族に張り付いている冴えない中年男性
  • エミリー(ジュリアン・ムーア):仕事も育児もバリバリこなしている。物足りない夫に対し、職場の同僚と一度浮気をしたことから、離婚を決意。本心についてはうかがい知れない。
  • ロビー:2人の息子。13歳だが、4歳上のベビーシッターのお姉さんに恋している
  • ハンナ(エマ・ストーン):法律事務所勤めで弁護士に合格。真面目で男性経験少ないが、結婚願望はある
  • ジェイコブ(ライアン・ゴズリング):色男。遊び人。父の遺産で悠々自適。夜な夜なナンパで浮名を流している
  • ジェシカ(アナリー・ティプトン):ベビーシッター。17歳の彼女は、シッター先の父親と同じ年代の中年男性(キャル)に恋している。奥手で、子供扱いを抜け出すきっかけを探している
  • 浮気相手(ケビン・ベーコン):エミリーの浮気相

あらすじ(ネタバレあり)

突然、最愛の妻から離婚を告げられたキャルは、毎晩、バーで荒れている。見かねた常連のジェイコブが、キャルをイカすちょいワル親父に変身させることを請け負う。

キャルの長男のロビーは、まるでストーカーのようにシッターに夢中。そのシッター(高校生)は、父親くらいの男性キャルに恋している。

弁護士試験に受かったハンナは、期待していた同僚からのプロポーズもなく自暴自棄になり、以前、ナンパしてきた男(ジェイコブ)の所に。ジェイコブは、キャルの指導も兼ねて、毎晩のようにナンパを繰り返す。そんな中、ハンナとは、いつものナンパの方程式が成り立たないことに新鮮な印象を受ける。

ナンパの経験も積み、垢抜けたキャルだが、元妻への気持ちは変わらない。そんなある日、元自宅で子供達を前に、元妻へ復縁を迫る。

ちょうど、その時、ハンナのご両親への挨拶に訪れたジェイコブ。なんとハンナはキャルと奥さんが17歳の時にできた長女。遊び人であるジェイコブとの交際を大反対するキャル。突然、シッターの父親が乱入し、娘を誘惑したとキャルに殴りかかる。喧嘩を止めるため、シッターはみんなの前でキャルに真剣であることを告げる。大ショックを受けるキャルの息子の中学生のロビー。そんな中、元妻の浮気相手まで訪問してしまい、男4人でもみ合いとなる。

感想

この映画は「愛を貫く」と「ライバル」がテーマだ。

  • キャルは垢抜けるが、遊び人にはなれず、ソウルメイトである元妻を諦められない。遊び人であるジェイコブはキャルに触発されたのか、恋愛を馬鹿にしていたが、ハンナに会い、遊び人を卒業すると決意。ジェイコブはキャルとその娘によって真人間になる。キャル vs.ジェイコブの遊び人か一途(愛を貫く)な人間かの戦いは、キャルの勝ち
  • キャル vs. ロビーの親子は、17歳の女子高校生と三角関係に。キャルの元妻への諦めない気持ちで、ロビーも諦めない(愛を貫く)ことを決意。ここでもキャルの勝ち
  • 元妻エミリー vs. シッターのジェシカは、ジェシカが一方的にキャルに恋する
  • 妻の浮気相手 vs. キャルは、ジェイコブがぶっ飛ばしてキャルの勝ち

と言う映画だ。

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