SF映画「カオス・ウォーキング(Chaos Walking)」は続編を期待するくらい面白い

こんにちは!

ANAの8月の国際線エンタテイメントサービスの冊子には「他人に心の声が聴こえてしまう近未来の惑星を舞台に、少年と少女の命懸けの冒険が展開します」とあり興味を持った。日本未公開であり、上映時間が2時間未満と言うことも選んだ理由だ。

もう少し、映画の概要を追加すると、

2021年公開のアメリカのSF映画(110分)で、原作は『心のナイフ』。近未来の惑星が舞台。ここに生き残る人類は、思考がノイズという形で他人に筒抜けになる現象(能力?)が起こっていた。そんな惑星に、この部落の住民の生活を脅かすかもしれない宇宙船からの生存者が発見された。

みたいな映画だ。

SF映画「カオス・ウォーキング(Chaos Walking)」続編を期待したくらい面白い

この惑星

劇中、あまり詳しい説明はないが、この惑星、地球から巨大な宇宙船で64年も掛かる。もともと、地球からの移民が、この惑星の原住民(エイリアンのような)を侵略したが、その後、事件あり、小さな集落に男だけで生存している。

この男たち、いつの間にか、思考が、音や映像と言う形で他人に筒抜けになる能力を持つようになっている。太陽が2つあり夜がない。基本はジャングルと西部劇のような荒野に、まるでカウボーイのような生活をしている男達。

登場人物(ネタバレのヒント含む)
  • 少女:ヴァイオラ(デイジー・リドリー)

地球から宇宙船でこの惑星に向かってきている人間は、この惑星を新天地として目指している。この惑星を探索する際、事故で生き残った少女は、この長期間の旅の中で生まれ育っている。船内でしっかりした訓練を受けているようで、メカニックの扱いも詳しく、戦闘能力も高い。

  • 少年:トッド(トム・ホランド)

この惑星の集落から少し外れて住む臆病な少年。父と叔父?との三人暮らし。母は物心つく前に失ってい(原住民に襲われたことになっている)。男だけのこの部落での人生により、女性を見たことがない。墜落した女性の第一発見者となり、直感的に彼女を助けることを決意する。

  • 少年の父

優しい父親。母親の死の真相を少年が知ると、この部落では生きにくくなるため少年に嘘をついて育てている。真相に迫らせないため読み書きも教えていない。少年の最大の理解者である。

  • 部落の長

思考を効果的に使うことで住民を支配している。本人の野心(保身?)から住民を欺き、大変な虐殺を引き起こした張本人。新たな宇宙船の到着は、彼の支配の終了を意味するため、少女を捉えることに躍起となる。

あらすじ

少年と少女が協力しながら、少年の父に教えられた地域に逃亡する。それ追う部落の人間。逃走しながら、宇宙船への連絡を試みる少年と少女。父親を人質に取られながら、少年の母親達に起きた不幸な事実にも迫る。

感想

この映画の特徴である思考がノイズになる現象は、男性特有のものとなっている。思考が見えない女性を男性は警戒する。これは、男性はすぐ顔に出るが、女性は逆でわかりにくいようなステレオタイプ的な分類かもしれない。この場合、ダイバーシティとか気にするアメリカ映画で、LGBTQは配慮しなくて良いのかなんて、見ながら脱線してしまう。

この映画、SFにしては、あまりテクノロジーの戦いではなく、人と人との戦いである。十分、開拓も、発展もしてない惑星が舞台と言うこともあり、広大な西部劇のような印象もある。

この映画は、あまり評判は良くないらしいが、この後、どんな悪者が出てくるのか、エピソードがあるのか、気になる作品だ。

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