ガソリンスタンドには気をつけろ!アメリカ生活編

こんにちは!

ご存知の通り、アメリカは車社会。ガソリンスタンドのガスの入れ方もユニークだ。車の空気圧もお金を払って自分でチェックする。そんなアメリカのガソリンスタンドで2つ面白いエピソードがある。

10年位前、前回の海外駐在でのことだ。当時もボケッとしていて、あろうことかガソリンスタンドのマシンの上に財布を忘れて家に帰ったことがある。アメリカで財布を忘れるなんて、絶体絶命のピンチだ。

帰り道だったので、その後、家で仕事を続けていたが、見知らぬ人からメールが届く、あなたの財布を預かっている。財布に入っていた名刺を見て、このメールを送った。今、息子が集中治療室にいるので、◯◯病院まで来れるか?と言うものだった。

何かの脅迫か?!とびびる。念の為、財布を確認するとない!記憶が定かでないが、たぶん、仕事のことで悩んでいて、うっかり忘れたに違いない。

新入社員の頃、千人を超える収容所のような寮に短期間居たことがある。その時も慣れない仕事や人間関係に悩みに悩んでいた。地下一階の食堂で朝飯を済ませ、普通は、そこで食器を片付けるのだが、無意識に、階段を歩いて6階分あがり、自分の部屋の目の前に来ていた。

両手には朝飯のトレーがあり、我に返った。悩みすぎていたんだ。

脱線した。結局、どんな目に会うか分からないが、聞いたことがない救急病院に、夜中、車を走らせた。すぐ、財布を拾った人に会うことが出来た。お礼に財布の中から紙幣を出そうとするが「やめてよ」と集中治療室があるであろう方向に向かっていった。

立派そうなビジネスマン風の人だった。きっと、この裕福なベイエリアで成功している人に違いない。親切すぎる。仕事でつらい日が続き、人の優しさに、何となく、泣きそうになりながら家に向かう。

その後も仕事が出来なくて、悩んでばかりの日が続いたことが影響したのか分からない。ガソリンスタンを出た後、ある車の追跡を受ける。

赤信号で横に並ばれ、何やら、私の車の方に向かって大声で叫んでいる。割り込みとか車線変更とかで怒っているのかもしれないので無視をする。しばらく車を走らせ、次の信号でも横に止まる。手を振ったり、必死の様子だ。

何か困っているのかもしれないと思い、窓を開けると「あんたの車、ガソリンタンクの蓋が開いてるぞ、危ないから閉めろ!」と言うことだった。間抜けだ。

それから10年近く過ぎた。今日、たまたま、車を走らせている時に、何と!2台も私と同じ間抜けな状態で走っている車を見かけた。たしかに、声を掛けて知らせたくなる気持ちが分かる。

特に、一台は、蓋そのものが紐で繋がりプラプラと揺れている。これ、何かのはずみにガソリンに引火したら、爆発するかもしれない。声を掛ける前に、その車は軽快に先の方に行ってしまった。

その帰り道、そろそろガソリンが無くなってきたので、今回、米国に来て初めてガスステーションに寄る。この地域の通りの名前や交通運転規則とかは見事に覚えているのに、ガソリンスタンドのガスの入れ方を忘れた。

もちろん、セルフだ。慌ててネットで調べる。こんなやり方だったっけ?と言うくらい妙なやり方だ。

車を止めたガススタンドの番号を、ガソリンスタンドにあるコンビニ(懐かしのam/pm)のレジで伝える。クレジットカード払いも出来るが、時々、身分証明の提示を求められるらしいから、現金$40を渡す。パスポートも運転面免許証も家に忘れたのだ。

レジの人が「終了」とのこと。レシートも何もくれない。とりあえず、車に戻りガスを入れ出すと、ぴったり$40になるまで給油できた。しかも、ちょうど満タン。ここでもマシンからレシートは出てこない。もし、$40になる前に満タンになったら、どうやってお釣をくれるのか、もやもやしながら、そのまま立ち去る。

もちろん、ガスタンクの蓋は全開のままだ(と言うことはなかった。今回は)。

今日、見かけた、私同様の間抜けな車。赤信号で写真を撮ってしまった。

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