こんにちは!
東京で、新型コロナに対する「緊急事態宣言」の延長の延長の兆しが見える中、首都圏では「まん延防止措置」の対象エリア拡大にご注意と言うのが今日のお話であり、グルメ・レポートも兼ねる。
東京が4月25日(日)より緊急事態宣言の対象になった時、その目玉となる施策は、ゴールデンウィークに「酒類の提供禁止」をぶつけることだったと思う。バーのような、お酒を中心に提供するようなお店は軒並み休業となり、レストランも一斉にノンアルコールのビールやワインの提供に切り替わった。
そうなる前に思う存分飲もうとして、悲劇が起こったのは4月25日の日曜夜のことだった。「足の小指を骨折する」を参照。
ゴールデンウイーク中、仕事の延長でフレンチでのランチの会食(2名)を予定していたが、マスク会食、かつ、対面での着席禁止、かつ、ノンアルとなった。
この時、あらためてフレンチは、そもそも、最初から最後までワインやお酒のおつまみのような料理であると強く認識した。前菜を食べても、メインの魚やお肉を食べても、ワインがなければ味気ない。まるで、砂糖の入っていないおしるこを食べているようなものだった。そもそも、足を引きずって行くくらいならキャンセルすべきだった。
その時、「酒類の提供は禁止」でも「持ち込み」は、もしかしてOKかもしれないと期待し始めた。ビストロ系で、以前、頂きものの高価なワインを(持ち込み料は払って)持ち込んだことがある。さらなる緊急事態の延長を踏まえ、持込み可能店がないか探し始めた。
5月7日の緊急事態宣言延長で「酒類の持ち込み禁止」が追加になったとニュースで聞いた。やはり、それまではOKだったのかい!?と椅子からずっこけた。そもそも「酒類の提供を禁止」するなら、常識的に、その目的から言って「持ち込み」だって、言われなくても禁止だろう。お役所の要請は契約書のようなものだから、私のように、あら捜しや抜け道を探す人もいたのかもしれない。
その後、私がTABICAで提供している「3人で行く!ほっこり野毛はしご酒ツアー」の横浜野毛エリアで、ちらほら、酒類を提供しているお店の情報が入る。仕事柄?、念の為、遠巻きに視察に行く。ものすごく混雑していて、入る気も起きない。どう見ても、クラスターの場を提供しているようにしか見えない。
この時、「酒類提供の禁止」をきちんと守れば、結構、コロナまん延防止に効果があるかもしれないと、あらためて思う。
その後、野毛の隣の、よりワイルドなエリアである伊勢佐木モールでも酒類提供店の情報が入る。サワー1杯90円とか、まさに、B級グルメ系の居酒屋だ。しかも、24時間営業。24時間、絶え間なく、酒類を提供しているようだ。
実際、金曜の夜に、夕飯のついでに視察に行ってみる(カレーライス激戦区の関内でカレーを食べてから)。店の外に入店を待つ客や、退店して、行くあてがなく店の前にたむろする客で溢れている。コロナ前でも後でも、入る気が起きないB級系激安居酒屋の存在を知った。
そして、今日、お店でビールを飲みたい禁断症状がひどく発症する。お店で入れたての生のクラフトビールが飲みたくてしょうがない。それでも「酒類提供禁止」エリアのお店に行く訳にはいかない。万一の際、言い訳不能になる。
ならばと、提供可能エリアに行くことにする。電車に揺られること20数分、東海道線の藤沢駅に降り立つ。賑やかな駅前商店街を抜け、オープン・カフェスタイルの小奇麗なお店が今日のお目当てだ。その名も「モキチ・クラフト・ビア」。食べログの評価も高い。
天気の良い、日曜のランチタイム、私のようなビール難民で溢れかえっていると予測したが、閑古鳥に近い。何かがおかしい。アクリル板で区切られたカウンターでひとりマスク・ランチすべく着席する。
メニューにはランチメニューの下にアルコールメニューもある。クラフトビールのラインナップも豊富だ。藤沢や湘南産のクラフトビールと聞くだけで、気分が良くなる。店員に、ランチのついでに、ビールを注文する。店員から、あろうことか厳しい口調で却下される「まん延防止措置延長前から当店では酒類の提供は禁止している」とのこと。
失意の中、こっそりネットで確認すると以下の通り、対象地域が拡大している!泣く泣く、ハンバーガーのランチセットだけ頂く。ビールもあれば最高だったかもしれないが、揚げたてのフレンチフライが美味しかった(デブまっしぐら)。
この対象地域を見る限り、神奈川県民がお店でお酒を飲むなら、小田原や箱根に遠征が必要なようだ。人気店なら、混雑必至かもしれない。そもそも、小田原も箱根も飲める店が多いはずだ。まさかの遠征組が押し寄せてクラスター多発なんてことは・・・。
そもそもの「酒類提供禁止」の目的を踏まえ、日本全国、同じ基準で禁止にしたら、もっと、この要請の効果も早く出るんじゃないか!などと、珍しく憤る日曜の午後となった。今日も、また、自宅でひとり缶ビールをすする。
1 措置を実施する期間
令和3年4月20日~5月31日
2 措置区域
横浜市、川崎市、相模原市
4月28日から、鎌倉市、厚木市、大和市、海老名市、座間市、綾瀬市を追加
5月12日から、横須賀市、藤沢市、茅ヶ崎市、逗子市、三浦市、伊勢原市、葉山町、寒川町を追加
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