虚しい「アルキメデスの大戦」

Archimedes great war

こんにちは!ひろさんかくです。

インド出張で見た映画のレビュー記事、第4段。「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」「5億円のじんせい」「アイ・アム・マザー」に続き「アルキメデスの大戦」をお送りする。ちなみに、ブルグ記事に投稿する順番は記事に書きやすい順であり、見た順番ではない。つまり、記事にしにくい=記事として読んでもつまならい≒映画としてもどうかな?と思ってもらって構わない。と書いておいて紹介するのも、つらいが、機内に搭乗する前に機内エンターテイメントサービスの情報を事前にチェックし、この映画のネットでのレビューはそこそこの評判だったので残念だ。

貴重な機内でのリラックス・タイムで、ブログ記事にしにくい映画を見るのは避けたいので、可能な限りの努力をして、面白そうな映画を選んで見ているつもりだが、なかなか、ヒット作に当たることは少ない。それは、きっと私の映画を見る姿勢にも問題があるのはわかっている。もっと、ウキウキ期待しながら見れば、印象も変わってくるのだろうが、ひねくれ者に、なかなか、そのような芸当を求められても難しい。

虚しい「アルキメデスの大戦」

あらすじ(ネタバレ含む)

冒頭、迫力ある戦闘シーンが続く。第二次世界大戦の後半、戦艦大和が米軍の攻撃を受けて沈むシーンだ。リアルティのある描写に、この映画は、このような最新の技術を屈指したドキュメンタリーのような映画かと思わされる。

その後、時代がさかのぼり、戦前へ。大戦中のような艦載機や大型爆撃など空からの攻撃が主流となる前。大きな戦艦を持っていることが海戦での勝敗を決すると思われていた。中国大陸への侵攻を進めている日本海軍は、老朽化した戦艦の後継に、超大型戦艦(戦艦大和)の提案を行う。一方、海軍の別の派閥であり、大戦中、海軍大将となる山本五十六率いるグループは、将来を見据え、航空母艦の強化を提案する。

そのような中、戦艦を提案するチームの建造費が異様に低いことから、不正を暴き、海軍の軍艦建設方針を変更させようと目論む山本五十六。たまたま、知り合った旧帝大の数学専攻の菅田将暉演じる学生が数学の天才と分かり、抜擢し、戦艦の建造費の不正を暴くべく、短期間での再見積もり作業を命じる。菅田将暉演じる若者は、山本から聞いた、超巨大戦艦を持つことで、軍の上層部が勘違いし、米英との戦争が避けられなくなる。戦争を避けるために、不正を暴いてほしいという大義名分に腹落ちし、軍人嫌いの菅田青年は日夜を徹して再見積もりを行う。

戦艦建造推進派の妨害にも会いながら、建造費算出の計算式を編み出した若き数学の天才は、ぎりぎり検討会での糾弾に成功する。

結果的には、戦艦大和の建造も始まり、真珠湾攻撃で太平洋戦争が勃発し、人口の一割も失い、国土の主要都市の多くが焼け野原となるような戦争に突入していく。映画では、ここまでは書かれていないが、戦艦大和建造に、最終的には菅田青年も協力をせざるを得なくなっていく。

感想

戦争の結末が分かっており、歴史として、超巨大戦艦は戦艦大和、武蔵が建造され、3隻目は、建造途中で方針が変更され、航空母艦の信濃になったことは子供の頃、軍艦マニア(プラモデル小僧)だった時に学んだ。劇中、菅田青年がどれだけ頑張ろうと、巨大戦艦は建造されたし、悲惨な戦争は避けられなかったので、見ていて虚しくなってしまった。むしろ、タイムスリップもので、現代とかから、あの戦争を避けるべく、ありとあらゆるデータで、勝ち目のない戦争であることを証明しようとするような物語だったら、まだ、感情移入できたような気がする。まったく、個人的な感想だが。そもそも、映画の感想に個人的ではない感想など、個人ブログでは存在しないと思うが。

なぞは、舘ひろし演じる山本五十六は、菅田青年を抜擢するものの、その後、別派閥の妨害等に苦しんでも、まったく、登場せず、協力らしい協力をするシーンもなく、後半の会議の場まで出てこない。

山本五十六語録「やってみせ 言って聞かせて、させてみて 褒めてやらねば 人は動かじ」という率先垂範型のリーダー、暴走ではなく合意形成型のリーダー、褒めて育てる型のリーダーと好印象だっただけに、この映画の主題から外れるのは承知だが、そのような片鱗のかけらも見えなかったのは微妙な感じだった。

Archimedes great war

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